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豊胸手術で理想のバストサイズになるには?手術の種類・バレやすさについて解説

豊胸 サイズ

豊胸手術にはさまざまな種類があり、どの手術が自分に合っているのか、どのような注意点があるのかを知っておくことが大切です。

この記事では豊胸手術の3つの種類について解説し、それぞれの特徴・効果・費用相場などを詳しく紹介します。

また「豊胸手術はサイズアップが大きすぎるとバレやすいのか?」「美容目的の豊胸手術は自由診療なのか?」など、よくある質問にもお答えします。

豊胸手術で理想のバストサイズを手に入れるために、ぜひお役立てください。

豊胸手術で理想のバストサイズになるには?

バスト計測

一般的には、CカップからDカップが理想的なバストサイズ といわれています。CカップからDカップは、より自然でバランスが良く、洋服の選択肢も増えるからです。

大きすぎるとたるみが生じたり、日常生活に不便をきたしたり、というデメリットもあります。しかし、E~Fカップも人気があり、大きな胸に魅力を感じる人や胸が小さいことがコンプレックスの人に選ばれているサイズです。

E~Fカップは豊胸手術で可能な範囲内ですが、自分の体型やライフスタイルに合っているかどうか注意が必要です。

豊胸手術の種類

看護師

豊胸手術にはいくつか種類があります。ここでは以下の3つの種類について紹介します。

  • シリコンバッグ豊胸術
  • ヒアルロン酸注入豊胸術
  • 脂肪注入豊胸術

併せてそれぞれの豊胸手術の手順も紹介するので、参考にしてみてください。

シリコンバッグ豊胸術

シリコンバッグ豊胸術は、シリコンバッグをバストの下に入れ、バストのボリュームと形を変える美容整形手術です。注入式の豊胸バッグよりも大きく、自然な感触を得られる傾向があります。

シリコンバッグ豊胸術の主なタイプは以下の3つです。

  • 乳腺下:すでにある程度のバストサイズがある患者さんにおすすめ。腫れや痛みが少なく、より自然な仕上がりになる。ただし、体がシリコンバッグに反応するため、胸が硬くなることがある。
  • 大胸筋下法:大胸筋の下にシリコンバッグを挿入。バストが小さい方におすすめ。乳房が硬くなるリスクは低く、仕上がりも安定。ただし、シリコンバッグのひだが目立つことがある。
  • 大胸筋膜下法:シリコンバッグを大胸筋膜の下に挿入。すべての患者さんに適した術式。仕上がりは自然で美しく、形が崩れにくい。術後は非常に痛みをともなうことがある。

シリコンバッグ豊胸術の手順は以下のとおりです。

  1. カウンセリングを行い、希望のバストサイズ・形・シリコンバッグの種類・大きさ・挿入方法などを決定。
  2. 麻酔をかけ、脇の下か乳首を小さく切開。その切開部からシリコンバッグを乳房の下に挿入する。
  3. 切開部を縫合し、絆創膏で保護。シリコンバッグの位置と形をチェックし、調整。

シリコンバッグによる豊胸手術の所要時間は約1時間です。入院の必要はなく、その日のうちに帰宅可能です。

術後は腫れと痛みがありますが、約1週間で落ち着きます。傷跡は時間とともに目立たなくなります。

ヒアルロン酸注入豊胸術

注射器と薬剤

ヒアルロン酸注入豊胸術は、ヒアルロン酸という自然界に存在する物質をバストに注入し、大きさや形を変える美容整形の一種です。

メスを使わないため、傷跡や感染のリスクが低く、回復も早いのが特徴です。また、自分の好みに合わせてバストの大きさや形を調整できます。

ヒアルロン酸豊胸の流れは以下のとおりです。

  1. 医師とカウンセリングを行い、希望のバストの大きさ・形・注入するヒアルロン酸の種類・量・注入する部位などを決定。
  2. 次にバストに麻酔をかけ、注射器でヒアルロン酸を注入。注入する部位によっては、ヒアルロン酸の分布を調整するために超音波やレーザーを使用することもある。
  3. 最後にバストの形や感触を確認し、必要に応じて微調整を行う。注入後は、腫れや内出血を抑えるために圧迫帯でバストを包む。

ヒアルロン酸注入豊胸術の所要時間は約15分から30分です。注入後はすぐに日常生活に戻ることができますが、運動や入浴は控えるように指示されます。

また、バストの状態を観察するために定期的な検診が必要です。ヒアルロン酸注入豊胸術の効果は、個人差や使用するヒアルロン酸の種類によって異なりますが、一般的に約1年持続します。

ヒアルロン酸は時間の経過とともに体内で分解され、自然に排出されます。そのため、効果を維持するためには定期的に注入を繰り返す必要があるでしょう。

脂肪注入豊胸術

説明中

脂肪注入豊胸術は、自分の体から余分な脂肪を採取し、それをバストに移植することで、バストの大きさや形を改善する美容整形です。

この方法は、部分痩せと豊胸の両方に使用できます。自分自身の脂肪を使用するため、アレルギーや拒絶反応のリスクが少ないです。手術は以下の手順で行われます。

  1. カウンセリング後、脂肪を採取・注入する部位を決定。
  2. 麻酔をした後、細い管(カニューレ)を使って脂肪を吸引する。吸引した脂肪は塩水で洗浄し、純度の高い脂肪細胞のみを選別する。
  3. 注射器で脂肪細胞をバストの筋肉と脂肪層に注入。注入する量や場所によって、バストの大きさや形が調整される。

脂肪注入豊胸の施術時間は約2時間です。入院の必要はなく、その日のうちに帰宅できます。術後は腫れや痛みがありますが、約1週間で落ち着きます。傷跡はほとんど目立ちません。

脂肪注入による豊胸の仕上がりは、個人差や脂肪の定着率によって異なりますが、一般的には約半分の脂肪が残ります。

残った脂肪は血管とつながり、乳房組織の一部となります。効果は半永久的ですが、体重の変化や加齢によって変化する可能性もあることを覚えておきましょう。

それぞれの豊胸手術でどのくらいサイズアップできる?

女性

どの豊胸術を選択するかによって、サイズアップの幅が異なります。ここでは、それぞれの豊胸術で期待できるサイズアップの幅について解説します。

シリコンバッグ豊胸術の場合

シリコンバッグ豊胸術では、2カップ以上のサイズアップが可能です。バッグの大きさは体型に合わせて、自然に見えるように選びます。

シリコンバッグ豊胸の目安は、片胸に100ccのシリコンバッグを入れるとカップサイズが1カップ大きくなります。つまり、Bカップの方が200ccのシリコンバッグでDカップになるということです。

より大きなサイズを希望する場合は、バッグの形状を変更することも可能ですが、自然な仕上がりが多少損なわれる可能性があることを理解しておきましょう。

バッグの大きさは片胸400ccから500ccの範囲で調整できますが、個人差があります。シリコンバッグ豊胸のメリットは、1回の手術で大きなバストアップが可能なことです。

シリコンバッグが破裂しない限り半永久的に効果が持続します。また、手触りや見た目が自然で、自分の胸と同じように見えるように改良されています。

ヒアルロン酸注入豊胸術の場合

胸を確認する女性

ヒアルロン酸注入豊胸術では、1カップ程度のサイズアップが可能です。ヒアルロン酸によるバストアップの特徴は、バストデザインの自由度が高くなります。

患者さんの希望によりオーダーメイドの注入が可能で、バストの左右バランスを整えたり、谷間を強調したりするのにぴったりです。 注入量は10ccからスタートし、見た目で1カップ大きくなるには70cc〜80ccが必要です。100ccが1カップアップの目安とされています。

バストの下垂や薄さに悩んでいる方には、ヒアルロン酸で若々しいハリを取り戻せます。

全体的なボリュームアップが望まれる場合は、ヒアルロン酸をまんべんなく注入することで、バスト全体に自然なボリュームが生まれるでしょう。

谷間を作りたい場合は、バストの内側に集中的にヒアルロン酸を注入して谷間を作ります。

加齢・出産・授乳などでバストがくぼんだり下垂したりしてしまった場合は、バスト上部を中心にヒアルロン酸を注入し、バストを持ち上げる方法が有効です。

左右の形や大きさに差がある場合は、乳腺と大胸筋の間にヒアルロン酸を注入します。注入部位は、乳房全体・乳房上部・乳房内側など、患者さんの希望に応じて調整が可能です。

脂肪注入豊胸術の場合

胸に手を当てる

脂肪注入豊胸術では、一度の施術で1.5〜2カップ程度のサイズアップが目安となります。脂肪注入豊胸術は、腹部や太ももから脂肪を吸引し、バストに移植する術式です。

一度に注入できる脂肪の量は安全のために制限されています。また、注入した脂肪のすべてが残るわけではなく、吸収されるものもあります。

より大幅なサイズアップを希望する場合は、複数回の施術が必要となるでしょう。施術を行うクリニックや医師によってもサイズアップ効果は異なります。

サイズアップの幅が大きいと豊胸手術がバレやすい?

頭を抱える女性

豊胸手術がバレないようにするには、バストサイズの急激な変化・触ったときの違和感・傷跡が目立ちにくいように注意する必要があります。

シリコンバッグ豊胸はサイズアップが大きすぎると不自然になりやすく、バレやすくなります。

そのため、より深い層へのバッグの挿入や体型に合ったサイズの選択、傷跡が目立ちにくい切開法などが有効です。

脂肪注入豊胸は自分の脂肪を使用するため、仕上がりが自然でバレにくい仕上がりになります。また、高い技術を持った医師と新しい機器を使用することも重要です。

ヒアルロン酸注入法は、自然なサイズアップを望む方に適しています。バレるリスクは豊胸の種類や方法によって異なります。カウンセリングで希望やバレる可能性を確認しておきましょう。

それぞれの豊胸手術の注意点

看護師

豊胸術を受ける際には、注意すべき点もあります。ここでは、それぞれの術式にともなう注意点を解説します。

シリコンバッグ豊胸術の場合

シリコンバッグは経年劣化し、数年後に破損するリスクが高まります。また、バッグを体内に挿入する際に膜が形成されて硬くなり、被膜拘縮と呼ばれる問題を引き起こす可能性も心に留めましょう。

触った感じや見た目に違和感が出たり、乳がん検診を受けることが難しくなる場合もあります。事前に対処してくれるクリニックを探すなどして、備えておくことが大切です。

ヒアルロン酸注入豊胸術の場合

ヒアルロン酸豊胸はメスを使わない手軽なバストアップ法ですが、デメリットもあります。触った感じが硬かったり、短期間で効果がなくなったり、しこりができたりすることがあります。

ヒアルロン酸は体内に吸収されるため、半永久的なバストアップを望む方には不向きです。 注入量や注入部位については医師とよくご相談のうえ、適切な治療を行ってください。

脂肪注入豊胸術の場合

脂肪注入豊胸は、ご自身の脂肪を使ってバストを大きくする方法です。しかし脂肪の定着率が低いため、理想のバストサイズが得られたとしても、時間の経過とともにサイズダウンする可能性があります。

また、大胆なバストアップは難しく、1カップ~1.5カップアップが限界です。さらに、費用が高額なので、痩せている人は施術を受けられない可能性もあります。

豊胸手術の費用相場は?

電卓

ここでは、豊胸手術で気になる費用相場について解説します。それぞれの術式によって費用に差がありますので、術式を決める際の参考にしてください。

美容目的の豊胸手術は自由診療となる

豊胸手術が健康保険の適用外なのは、美容目的の医療行為であり、病気の治療ではないからです。

健康保険とは、国が定めた病気の治療を目的とした医療行為に対して保険給付を行う制度です。そのため、病気の治療を目的としない豊胸手術は健康保険の対象外となります。

また、美容整形は患者さんの自由意志に基づいて行われるものであり、その内容や費用は医療機関と患者さんの契約によって自由に決められます。

そのため、豊胸手術の費用はクリニックによって大きく異なる場合があります。

シリコンバッグ豊胸術の費用相場

シリコンバッグ豊胸は、バストにシリコン製のバッグを挿入する手術です。シリコンバッグには、スムースタイプとテクスチャードタイプがあります。

後者の方が被膜拘縮のリスクが低いため、高価です。シリコンバッグの種類や形状によって、手術料金は異なりますが、一般的にはバッグの大きさによって料金が上がることはありません。

シリコンバッグ豊胸の平均価格は50万円から100万円(税込)程度です。 クリニックによっては、患者さんの体型・体質・希望するイメージに合わせてぴったりなバッグを提案し、触り心地や形状などから独自の基準で選択することができます。

この場合、料金はさらに高くなる可能性があるでしょう。なお、シリコンバッグ豊胸の費用には、血液検査や麻酔などの費用も含まれます。

ヒアルロン酸注入豊胸術の費用相場

ヒアルロン酸注入豊胸の平均価格は、20万円から80万円(税込)程度ですが、これはヒアルロン酸の量や種類によって異なります。

ヒアルロン酸には、分子量や粘度などの違いによって、さまざまな種類があります。一般的に高品質なヒアルロン酸ほど、値段も高くなるでしょう。

また、クリニックによって治療技術やサービスの質などに差があります。

ヒアルロン酸の値段のほかに豊胸手術料が10万円くらいかかり、手術に必要な麻酔や血液検査代金も発生しますので、総額の費用相場は50万円から100万円(税込)程度です。

ヒアルロン酸注入豊胸の効果は、半永久的ではありません。ヒアルロン酸は、体内で徐々に分解されてしまうため、バストのボリュームや形は時間とともに変化してしまいます。

そのため、術後のボリュームやバストの形をずっとキープするには、3ヶ月から半年ごとに再注入することになるでしょう。

再注入するたびに、ヒアルロン酸の値段や手術料などが発生しますので、長い目で見ると総額が高くなる可能性があります。

脂肪注入豊胸術の費用相場

脂肪注入豊胸の平均価格は50万円から150万円(税込)程度ですが、一般的に脂肪の量ではなく、クリニックの脂肪加工・注入技術料に基づきます。

新しい技術や手術法を提供するクリニックでは料金が高くなりますが、これは脂肪の定着率が高く、持続的な効果が期待できるためです。

脂肪注入豊胸の費用には、血液検査や麻酔などの費用も別途必要となることを考慮に入れておきましょう。

まとめ

男性医師

この記事では、豊胸手術の種類と注意点について解説しました。豊胸手術にはシリコンバッグ・ヒアルロン酸・脂肪注入の3つの方法があり、それぞれにメリットとデメリットがあります。

自分に合った方法を選ぶためには、カウンセリングで医師とよく相談することが大切です。

また、サイズアップの幅やバレるリスクにも注意が必要です。豊胸手術で理想のバストを手に入れるために、ぜひ参考にしてください。

参考文献

この記事の監修歯科医師
松澤 宗範医師(青山メディカルクリニック院長 慶応義塾大学病院形成外科)

松澤 宗範医師(青山メディカルクリニック院長 慶応義塾大学病院形成外科)

2014年3月 近畿大学医学部医学科卒業 2014年4月 慶應義塾大学病院初期臨床研修医 2016年4月 慶應義塾大学病院形成外科入局 2016年10月 佐野厚生総合病院形成外科 2017年4月 横浜市立市民病院形成外科 2018年4月 埼玉医科総合医療センター形成外科・美容外科 2018年10月 慶應義塾大学病院形成外科助教休職 2019年2月 銀座美容外科クリニック 分院長 2020年5月 青山メディカルクリニック 開業

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松澤 宗範医師(青山メディカルクリニック院長 慶応義塾大学病院形成外科)

2014年3月 近畿大学医学部医学科卒業 2014年4月 慶應義塾大学病院初期臨床研修医 2016年4月 慶應義塾大学病院形成外科入局 2016年10月 佐野厚生総合病院形成外科 2017年4月 横浜市立市民病院形成外科 2018年4月 埼玉医科総合医療センター形成外科・美容外科 2018年10月 慶應義塾大学病院形成外科助教休職 2019年2月 銀座美容外科クリニック 分院長 2020年5月 青山メディカルクリニック 開業

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