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脂肪注入豊胸のデメリットとは?デメリットの対策について徹底解説!

豊胸 脂肪注入 デメリット

脂肪注入豊胸術は見た目や感触が自然な仕上がりが期待できる方法ですが、もちろんデメリットも存在します。脂肪注入豊胸術のデメリットを理解し、対策法を理解することで、満足のいく仕上がりになるでしょう。
本記事では脂肪注入豊胸のデメリットについて以下の点を中心にご紹介します。

  • 脂肪注入豊胸のデメリット
  • 脂肪注入豊胸のメリット
  • 脂肪注入豊胸のデメリットへの対策

脂肪注入豊胸のデメリットについて理解するためにもご参考いただけますと幸いです。
ぜひ最後までお読みください。

脂肪注入豊胸とは?

脂肪注入豊胸とは?

脂肪注入豊胸は、自分の体から採取した脂肪をバストに注入する美容手術です。この方法では、お腹や太ももなどから余分な脂肪を採取し、純化してバストに注入します。自身の脂肪を利用するため、アレルギーや拒否反応のリスクが低く、自然な感触と見た目が手に入ります。そのため、自然なバストを求める方に適した方法として注目されています。

このように脂肪注入豊胸は余分な脂肪を減らしながらバストアップが期待できます。また、効果が半永久的に続くことが期待できるため、多くの女性に選ばれています。しかし、結果には個人差があり、脂肪の定着率や効果の持続期間は異なるため、手術前には担当医と十分に相談を行いましょう。

脂肪注入豊胸の種類

脂肪注入豊胸の種類

脂肪注入豊胸には、さまざまな種類があり、それぞれの特徴が異なります。主な方法は、自身の脂肪を採取し、バストに注入するというものですが、採取から処理、注入の方法によって結果に差が出ることがあります。以下では、脂肪注入豊胸の種類について詳しく解説します。

セリューション

セリューションは、特に脂肪の生着率に焦点を当てた施術であり、一度の施術で半永久的にバストのボリュームアップが期待できます。脂肪吸引によって得られた脂肪から脂肪幹細胞を抽出し、脂肪と共にバストへ注入します。

しかし、セリューションには高額な費用が伴います。セリューションの相場は約150〜200万円程度とされており、ほかの脂肪注入豊胸法よりも高額になる傾向があります。

各クリニックによって使用する技術にはバリエーションがありますが、ピュアグラフトやベイザーを用いた脂肪吸引と組み合わせるケースもあります。

ピュアグラフト

ピュアグラフトは、脂肪注入豊胸の中でも比較的安価な治療法とされています。この方法では、まず患者さん自身の身体から脂肪を採取し、その後、特殊なフィルターを用いて不純物を取り除きます。この流れにより、不純物を含まない脂肪細胞のみがバストに注入されます。

ピュアグラフトは、脂肪の定着率を高めるとともに、しこりのリスクを軽減します。しこりは、脂肪吸引時の麻酔成分や老化した脂肪細胞が原因で生じることがありますが、ピュアグラフトではしこりを取り除きます。

ピュアグラフトの費用相場は約40〜60万円程度になります。ピュアグラフトは、自然な仕上がりを求め、手術に伴うリスクを抑えたいと考える方に特に適しています。また、費用が安く、脂肪生着率も期待できるため、多くの方に選ばれているそうです。

コンデンスリッチ

コンデンスリッチは、脂肪注入豊胸の中でも特に高度な技術を要する方法です。コンデンスリッチは、採取した脂肪を遠心分離機で精製し、濃縮された脂肪と脂肪幹細胞をバストに注入します。この流れにより、脂肪の生着率が大幅に向上し、しこりや石灰化のリスクも低下します。また、脂肪を圧縮することで、痩せ型の方にも効果が期待できるのが特徴です。

コンデンスリッチの費用相場は約90〜140万円程度となっており、ピュアグラフトより高額ですが、効果が期待できることからコンデンスリッチを選ぶ方も多くいらっしゃいます。生着率の高さやしこりのリスク低減のメリットを考慮すれば、コンデンスリッチ法は費用に見合う価値があるといえるでしょう。

脂肪注入豊胸のデメリット

脂肪注入豊胸のデメリット

脂肪注入豊胸手術は、注入した脂肪が体に吸収されるため、期待したほどのバストサイズが得られない場合があります。また、脂肪が均一に定着しないことでバストの形が不自然になったり、しこりが生じたりするリスクもあります。以下で詳しくデメリットを見ていきましょう。

定着しないこともある

脂肪注入豊胸のデメリットとして、注入した脂肪が必ずしも定着するわけではない点が挙げられます。多くの場合、手術直後のバストサイズから時間が経過するにつれて、注入された脂肪の一部が体に吸収され、サイズが縮小する傾向があります。また、注入した脂肪の量を増やしても、適切な方法で注入されなければ、時間と共に脂肪はほとんど吸収されてしまうそうです。

脂肪の定着率は施術を行う医師の技術に関係しているため、医師選びが重要です。注入された脂肪が定着しない場合、しこりのリスクもあり、自然な見た目や感触が失われることもあります。このように、脂肪豊胸の成功は、どれだけ脂肪を定着させられるかにかかっており、個人差が大きい点が懸念されています。

費用が高額

脂肪注入豊胸術は、皮下脂肪の吸引、バストへ脂肪を注入するなどの工程が必要となるため、ほかの豊胸手術より費用が高額になります。また、新しい機器や技術を用いた場合、費用はさらに高くなるとされています。

費用は施術方法やクリニックによって異なりますが、約40万円程度から始まり、新しい技術を利用する場合には100万円以上になることもあります。ただし、この手術は自分自身の脂肪を使用するため、自然な感触や見た目が得られるというメリットもあります。 そのため高額な費用も納得のいく投資といえるでしょう。それでも、手術を検討する際には、症例を見て検討することが大切です。

しこりができる可能性がある

脂肪注入豊胸手術には、しこりが形成されるリスクがあります。しこりが形成される原因としては、注入された脂肪の中に含まれる死活細胞や水分、麻酔液などの不純物が、脂肪への酸素や栄養素の供給を妨げるためです。特に一度に多量の脂肪を注入する場合は、しこりができやすいとされています。

しかし、コンデンスリッチなどの高度な技術を使用する場合、不純物を徹底的に除去した脂肪を使用するため、しこりや石灰化のリスクが減少する傾向にあります。

痩せている人には注意が必要

脂肪注入豊胸手術は、患者さん自身の皮下脂肪を使用するため、脂肪の多い方に適しています。そのため、痩せ型の方にはいくつかの注意点があります。特に脂肪の少ない方では、豊胸のための十分な脂肪の採取が難しく、施術が実施できない場合もあります。また、仮に脂肪を採取できたとしても、限られた皮膚のスペースに脂肪を注入することは、脂肪の壊死や皮膚の凹凸のリスクを高める可能性があります。

さらに、脂肪注入後の定着率が低下することも考えられ、期待した効果が得られない可能性も否定できません。

痩せ型の方が脂肪注入豊胸を検討する際には、リスクを理解しカウンセリングを受けることが重要です。

ダウンタイムがある

脂肪注入豊胸手術は、脂肪吸引を伴うため、ダウンタイムに注意が必要です。ダウンタイム期間中は、脂肪吸引箇所に痛み、腫れ、内出血、むくみなどの症状が生じる可能性があります。また、バストと脂肪吸引部位の両方で症状が見られることも多いとされています。

術後の症状は、約1〜2週間程度でピークを迎え、その後徐々に収まっていきます。特に脂肪吸引部位は、回復までに約3ヶ月から半年程度かかることがあります。バストにも軽い痛みが生じる場合がありますが、これは大抵1〜2週間程度で改善します。

ダウンタイム中には、適切な休息、保冷剤の使用、圧迫衣の着用が推奨されています。また、ダウンタイム期間や症状に関しては、手術を行うクリニックで事前に詳しく説明を受け、十分に準備しておくことが重要です。

脂肪注入豊胸のメリット

脂肪注入豊胸のメリット

脂肪注入豊胸術は、自身の体から採取した脂肪を利用することで、自然な触感と見た目が期待できます。また、余分な脂肪を吸引することで、バストアップと同時に体のラインを整えられます。具体的なメリットについて以下で解説します。

見た目や感触が自然

脂肪注入豊胸手術は、自身の脂肪を使用するため、仕上がりが自然で、天然のバストとほとんど変わりません。また、新しいシリコンバッグも質感が向上していますが、自然な触り心地という点では脂肪注入豊胸の方が優れています。さらにシリコンバッグ豊胸手術と異なり、乳がん検診の際に問題になることが少なく、健康面でのリスクを回避しやすいというメリットもあります。

また、脂肪注入は医師が目視で調整するため、患者さんの左右差やバストの形状の問題などを細かく調整できます。結果として、形、触感、温もりの面で自然なバストを再現できます。

定着すれば効果が長続きする

脂肪注入豊胸手術は、注入された脂肪が生着した後は、自己の組織として機能し、半永久的な効果が期待できます。人工物を使用しないため、経年劣化の心配がなく、定期的なメンテナンスも不要です。これにより、長期的に自然な豊胸ができるとともに、体への負担も少ないのが大きなメリットといえます。

部分痩せも叶えられる

脂肪注入豊胸術は、バストを豊かにするために必要な脂肪を、お腹や太ももなど、体のほかの部分から採取します。そのため、バストアップと同時に部分的な痩身効果も期待できます。

脂肪吸引は、カニューレと呼ばれる特殊な吸引棒を使って行われ、小さな切開口から脂肪細胞を物理的に除去します。この方法で吸引された脂肪細胞は再生しづらく、部位によってはリバウンドしにくいというメリットもあります。

また、脂肪吸引は痩せ型の方にも適用できます。BMIが18.5以下であっても、脂肪注入豊胸術が行えるケースは多く、不安な方は医師とのカウンセリングを通じて相談することをおすすめします。

脂肪注入豊胸のデメリットへの対策

脂肪注入豊胸のデメリットへの対策

脂肪注入豊胸術にはいくつかのデメリットがありますが、適切な対策を取ることで軽減できます。

痩せ型の場合の脂肪確保

まず痩せ型の方で脂肪注入豊胸術を検討する場合、脂肪を確保することが一つの課題ですが、太ももの外側や腰部など、痩せ型の方でも脂肪が蓄積しやすい部位から複数部位から脂肪を採取することで、必要な脂肪量を確保できます。ただし、広範囲の脂肪吸引はダウンタイムの増加や技術上の困難を伴うこともあるため、医師に相談することが重要です。

乳房拡張器の使用

脂肪注入スペースを広げるためには、陰圧式乳房拡張器の使用がおすすめです。この陰圧式の装置は、おわん型の形状をしており、バストに装着し陰圧をかけることで皮膚を拡張します。この方法により、注入できる脂肪量を増やし、理想的なバストサイズを目指せます。また、乳房拡張器を用いることで、皮膚下のスペースが広がるだけでなく、血流も促進され、注入された脂肪をより定着させることが期待できます。

リゴトミー技術の活用

バージスライン(乳房下縁)と乳頭の距離が短い場合、リゴトミーという技術を用いることがおすすめです。バージスラインと乳頭の距離が短いと、皮膚の伸びが限られ、脂肪注入の際のスペースが狭くなるため、理想的なバスト形成が難しくなります。そこで、リゴトミー技術を用いて、この距離を広げ、注入できる脂肪量を増やすことで、より美しいバストを形成できるようになります。

ヌードルインジェクション技術の適用

脂肪の注入方法として、外径2mmのカニューレを使用したヌードルインジェクション技術があります。この方法では、脂肪を均一かつ細かく分散させて注入することで、脂肪の壊死やしこりを防ぎ、定着率を高めます。

カウンセリングとアフターフォロー

カウンセリングを通じて、施術の詳細や自身の悩みを共有し、納得のいく治療計画を立てることが重要です。また、施術後のアフターフォローが整っているクリニックを選ぶことで、ダウンタイム中の不安や不快感を軽減できるでしょう。

このような対策を講じることで、脂肪注入豊胸のデメリットを抑え、理想としているバストを実現できるでしょう。

まとめ

まとめ

ここまで脂肪注入豊胸のデメリットについてお伝えしてきました。脂肪注入豊胸のデメリットの要点をまとめると以下の通りです。

  • 脂肪注入豊胸のデメリットには、「定着しないこともある」「費用が高額」「しこりができる可能性がある」「痩せている人には注意が必要」「ダウンタイムがある」などが挙げられる
  • 脂肪注入豊胸のメリットは、見た目や感触が自然で、定着すれば効果が長続きしやすく、部分痩せも叶えられる点
  • 脂肪注入豊胸のデメリットは、脂肪確保、拡張器使用、リゴトミー・ヌードルインジェクション技術の活用、適切なカウンセリングとアフターフォローにより軽減できる

これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

この記事の監修歯科医師
甲斐沼 孟医師(上場企業産業医)

甲斐沼 孟医師(上場企業産業医)

平成19年(2007年) 大阪市立大学(現:大阪公立大学)医学部医学科 卒業 平成21年(2009年) 大阪急性期総合医療センター 外科後期臨床研修医 平成22年(2010年) 大阪労災病院 心臓血管外科後期臨床研修医 平成24年(2012年) 国立病院機構大阪医療センター 心臓血管外科医員 平成25年(2013年) 大阪大学医学部附属病院 心臓血管外科非常勤医師 平成26年(2014年) 国家公務員共済組合連合会大手前病院 救急科医員 令和3年(2021年) 国家公務員共済組合連合会大手前病院 救急科医長 令和5年(2023年) 上場企業産業医

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平成19年(2007年) 大阪市立大学(現:大阪公立大学)医学部医学科 卒業 平成21年(2009年) 大阪急性期総合医療センター 外科後期臨床研修医 平成22年(2010年) 大阪労災病院 心臓血管外科後期臨床研修医 平成24年(2012年) 国立病院機構大阪医療センター 心臓血管外科医員 平成25年(2013年) 大阪大学医学部附属病院 心臓血管外科非常勤医師 平成26年(2014年) 国家公務員共済組合連合会大手前病院 救急科医員 令和3年(2021年) 国家公務員共済組合連合会大手前病院 救急科医長 令和5年(2023年) 上場企業産業医

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