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ヒアルロン酸注射は跡が残る?ダウンタイム・トラブルの対処法についても解説

ヒアルロン酸注射 跡

ヒアルロン酸注射は、しわやたるみなどを始めとする顔の悩みに対処する方法として、美容医療でよく取り入れられる治療です。

ヒアルロン酸注射はシンプルな治療内容なため、初めて美容医療を受ける人にとっても抵抗が少ないかもしれません。

受けやすい治療とはいえ、どのような効果が期待できるのか、悩みの解消につながるのかなどの疑問点が数多く出てくるでしょう。

また、ヒアルロン酸注射はに行う人も少なくないため、跡が残らないかも気になるところです。

そこで本記事では、ヒアルロン酸注射に関する疑問点にお答えします。施術内容や治療の効果とあわせて、起こりえるトラブルについても解説します。

ヒアルロン酸注射の効果や跡が残るかどうかについて

悩む女性

ヒアルロン注射とはどのような施術ですか?
ヒアルロン酸注射は悩みを解消したい部位に直接ヒアルロン酸を注入することで、悩みや症状の改善をはかる治療です。
ヒアルロン酸注射はしわやたるみへの治療として知られていますが、鼻筋を高くしたりフェイスラインを整えたりする施術にも使われます。また顔の悩みだけでなく、豊胸にもヒアルロン酸注射の施術があります。
ヒアルロン酸注射はメスを使わず注射のみの治療となるため、外科的手術に対して不安を覚える人にも受けやすい治療の1つです。
ヒアルロン酸注射でどのような美容効果が得られますか?
しわやたるみのように、肌の弾力が失われることで起こる症状に対して、ヒアルロン酸注射の効果は期待されます。これはヒアルロン酸が保湿性や保水性に優れているためです。
ヒアルロン酸の特質を活かし、しわやたるみなど肌の弾力がなくなった部分に直接注入すると、肌のへこみがふっくらとしてしわやたるみが目立ちにくくなります。また、ボリュームが失われた部位に注入すると、若々しい印象が蘇ります。
ヒアルロン酸注射は、しわ・たるみ・ボリュームの減少などのエイジングサインに対して効果が得られやすいです。
ヒアルロン酸注射の効果はどのくらい続くのですか?
ヒアルロン酸注射の効果は、使用するヒアルロン酸の種類によって若干の違いがあるものの、一般的に半年程度続くケースが少なくないようです。
ヒアルロン酸は時間の経過とともに、体内に吸収される特質があります。そのため、治療の効果を持続させたい場合は、医師と相談のうえ継続して施術を受ける必要が出てきます。
ヒアルロン酸注射の施術がよく行われる部位はどこですか?
ヒアルロン酸注射の施術は次の部位でよく行われます。
  • 目尻
  • まぶた
  • 眉間
  • フェイスライン

しわ対策は、目尻・眉間・額などの部位で施術が行われます。また、顎やフェイスラインのたるみにもヒアルロン酸注射は有効です。
加齢とともにボリュームが失われ顔の印象を左右しやすい、まぶたや頬もヒアルロン酸注射が行われやすい部位になります。

ヒアルロン酸注射の施術後は跡が残るのですか?
ヒアルロン酸注射の施術後に跡が残るかどうかは、個人差によるところがあります。
体質によっては注射針の挿入箇所が一時的に腫れる場合があるでしょう。しかし、その場合も数時間から数日程度で消えることがほとんどで、メイクで隠せます。

ヒアルロン酸注射のダウンタイムやトラブルについて

美容施術

ヒアルロン酸注射のダウンタイムはどのくらいですか?
ヒアルロン酸注射はダウンタイムが少ない施術です。ダウンタイムとは、施術後の腫れ・赤み・内出血などが現れ、日常生活にも影響を及ぼすことを指します。
メスを使う治療の場合はダウンタイムが長引く可能性が高くなりますが、注射でヒアルロン酸を注入する施術は外科的治療よりもダウンタイムが起こりにくいです。また、ダウンタイムの有無は個人差によりますが、発生しても数日程度で治まります。
施術の当日に仕事をしても大丈夫ですか?
先にお答えしたように、ヒアルロン酸注射はダウンタイムが少なく、発生したとしても短期間で治まります。また、切開や切除を伴う外科的治療とは異なり麻酔の使用がなく手術による身体負担が少ないため、行動制限も発生しません。
ダウンタイムの短さは、ヒアルロン酸注射のメリットの1つにも挙げられます。そのため、仕事が忙しくダウンタイムのための時間を確保できない人にも、ヒアルロン酸注射はおすすめの施術です。
ヒアルロン酸注射に慣れている人や激しい動きをともなわない仕事であれば、施術当日の仕事も可能です。しかし、ダウンタイムが起こりにくいとはいえ万が一を想定して、施術当日はゆっくりと過ごすとよいでしょう。
ヒアルロン酸注射で起こりうるトラブルについて教えてください。
トラブルが起こりにくいヒアルロン酸注射ですが、まれに次のようなトラブルが発生する可能性があります。
  • 腫れ
  • 赤み
  • 内出血
  • 血流障害
  • アレルギー反応
  • 感染症
  • ヒアルロン酸の不適切な注入

腫れ・赤み・内出血は注射後の反応でよく見られるものです。たいてい数日で症状は治まり、気になる場合はメイクで隠せます。
注意が必要なのが、血流障害やアレルギー反応です。血流障害はヒアルロン酸が血管内に入り詰まってしまうことで、栄養血管の流れが滞り、動脈や静脈の塞栓だけでなく皮膚の壊死を引き起こす恐れがあります。
ヒアルロン酸は人間の体内にある成分のため、アレルギー反応を起こすことはほとんど見られませんが、まれに発生します。感染症は施術時にメイクなどが十分に落とせていなかったり、注射部位の消毒が不完全だったりした場合に起こりえるトラブルです。
さらに、ヒアルロン酸の不適切な注入も起こりえるトラブルとして挙げられるでしょう。ヒアルロン酸の注入は、施術部位によって適切な製剤と注入量の見極めが必要です。注入量は多ければよいというわけではありません。輪郭・顔立ち・左右対称・むくみなどを考慮しないと、審美的な仕上がりに支障が出てしまいます。
このようなトラブルが起こりえることも、事前に知っておくとよいでしょう。

ヒアルロン酸注射のダウンタイム・トラブルへの対処法

カウンセリング

ダウンタイムを長引かせないための対処法を教えてください。
ヒアルロン酸注射はダウンタイムが生じたとしても、短期間で治まります。また、腫れや赤みといった症状は軽度なものであれば、メイクでも隠せます。しかし、ダウンタイムが起きてしまった場合に短くさせる対処法は次のとおりです。
  • 洗顔時は力を入れない
  • 入浴は避けシャワーにする
  • 注射部位に触れない

ヒアルロン酸注射は一般的に施術当日から洗顔・入浴が可能です。しかし、腫れなどが出ている場合は当日の入浴は避けるとよいでしょう。また、注射部位に触れたり強く擦ったりすることは避けてください。ダウンタイムの長期化だけでなく、トラブル発生につながりやすいです。
ヒアルロン酸注射のダウンタイムは施術翌日から数日で治ることがほとんどです。患部に必要以上に触れないことが悪化を防ぐ一歩になりますが、あまりにも症状が長引く場合はすぐに施術を受けた医療機関を受診してください。

ヒアルロン酸注射後に起こるトラブルの対処法を教えてください。
ヒアルロン酸注射の施術でトラブルが発生した場合は、自分で対処するのではなく、すぐに施術を受けた病院を受診してください。
ヒアルロン酸注射後に起こるトラブルは血流障害などの合併症が挙げられます。皮膚の壊死や場合によっては失明につながるような重篤な症状を引き起こす恐れがあります。少しでも異変を感じたら、すぐに医師に相談してください。
アレルギー症状も同様です。軽症の場合は抗ヒスタミン剤やステロイド剤を処方してもらい対処できますが、重症の場合は薬での処置では対応できない可能性があります。
また、施術後のトラブルは、ヒアルロン酸の注入が適切でないことも挙げられます。適切でない注入によって、顔の輪郭の変形・顔面がでこぼこする・左右非対称・むくみなどが生じている場合は、施術を受けた病院に相談するとよいでしょう。

編集部まとめ

鏡を見る女性

ヒアルロン酸注射は美容医療において、手軽に悩みを解消できる施術として定着しています。

気になる部位の切開や切除をともなわないため、心身ともに負担のかからない施術ともいえるでしょう。

施術後の跡も残りにくく、安全性の高いヒアルロン酸注射は手軽に悩みを解消できる施術です。

しかし、トラブルが起こりにくいとはいえ、万が一に備えてどのようなリスクが生じるかを把握しておくことは重要です。

ヒアルロン酸注射を検討している人は、本記事を参考にしてみてください。

参考文献

この記事の監修歯科医師
甲斐沼 孟医師(上場企業産業医)

甲斐沼 孟医師(上場企業産業医)

平成19年(2007年) 大阪市立大学(現:大阪公立大学)医学部医学科 卒業 平成21年(2009年) 大阪急性期総合医療センター 外科後期臨床研修医 平成22年(2010年) 大阪労災病院 心臓血管外科後期臨床研修医 平成24年(2012年) 国立病院機構大阪医療センター 心臓血管外科医員 平成25年(2013年) 大阪大学医学部附属病院 心臓血管外科非常勤医師 平成26年(2014年) 国家公務員共済組合連合会大手前病院 救急科医員 令和3年(2021年) 国家公務員共済組合連合会大手前病院 救急科医長 令和5年(2023年) 上場企業産業医

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平成19年(2007年) 大阪市立大学(現:大阪公立大学)医学部医学科 卒業 平成21年(2009年) 大阪急性期総合医療センター 外科後期臨床研修医 平成22年(2010年) 大阪労災病院 心臓血管外科後期臨床研修医 平成24年(2012年) 国立病院機構大阪医療センター 心臓血管外科医員 平成25年(2013年) 大阪大学医学部附属病院 心臓血管外科非常勤医師 平成26年(2014年) 国家公務員共済組合連合会大手前病院 救急科医員 令和3年(2021年) 国家公務員共済組合連合会大手前病院 救急科医長 令和5年(2023年) 上場企業産業医

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