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ヒアルロン酸の美容効果で肌を若返らせよう!ヒアルロン酸注入のメリットとデメリットについて解説します

ヒアルロン酸 効果 肌

ヒアルロン酸は肌の水分量を保ち、ハリと艶のある綺麗な肌を持続させる役割を担っています。

美と健康のために欠かせない大切な成分ですが、体内のヒアルロン酸生成量は加齢とともに減少してしまい60代にもなれば20代の半分程度になってしまうといわれています。

若々しい肌をいつまでも保ち続けるためには、生成量の減少を補うため外部から積極的にヒアルロン酸を摂取することが望ましいでしょう。

食事でヒアルロン酸を摂取する方法もありますが、ヒアルロン酸を多く含むのはうなぎ・豚足・鶏のとさかなど日常的に取り入れるのは難しい食品が多いと感じる方もいると思います。

そこで今回は、手軽にヒアルロン酸を摂取できるヒアルロン酸注入について解説します。

そもそもヒアルロン酸とは?

ほっぺたを押す女性

ヒアルロン酸はとても保水力が高く、1gでおよそ6Lもの水分を保持できるとされています。

肌のハリと艶はコラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸の3つによって生まれるのですが、このうちヒアルロン酸は肌の潤いを保つという重要な役割を担っているのです。

コラーゲンとエラスチンでできた骨組みに対し、それを埋めるようにヒアルロン酸が分布している状態をイメージすると分かりやすいのではないでしょうか。

しかし、ヒアルロン酸は年齢を重ねるとともに徐々に生成量が減ってしまうことがこれまでの研究でわかっています。

20代をピークに減少し始め、40代からは減少スピードがさらに加速してしまうのです。

このところ肌のカサつき・たるみ・しわが気になる…という方は、ヒアルロン酸の生成量が減っているサインかもしれません。

ヒアルロン酸が肌にもたらす美容効果

話す女性

圧倒的な保水力を発揮するヒアルロン酸は、肌にさまざまな美容効果をもたらします。ここではヒアルロン酸の機能面について確認していきましょう。

肌のバリア機能の補助

ヒアルロン酸は肌がもっているバリア機能を補助する役割を担っています。

肌は常に紫外線・乾燥などの外的刺激に晒されているわけですが、これらの刺激が肌に伝わるのを防いでいるのがヒアルロン酸です。

肌にヒアルロン酸が多く含まれていれば、潤いがバリアとなって刺激を弾き返してくれます。

加齢とともにしわ・くすみが気になったり、紫外線の影響を受けやすくなったりするのは、ヒアルロン酸が不足しているからです。

肌のバリア機能を回復させるために、ヒアルロン酸の摂取は欠かせないものだといえるでしょう。

肌の乾燥予防

1gで6Lもの保水力を持つヒアルロン酸は、肌の乾燥予防に大きく貢献します。

肌の乾燥を防ぐことは前述のバリア機能を保持することに繋がりますし、他にも肌のしわ・たるみを予防するために欠かせません。

赤ちゃんの肌がしっとりプルプルと弾力があるのは、ヒアルロン酸が多く含まれていてしっかり乾燥が予防されているからです。

肌を若返らせるためには、ヒアルロン酸によってしっかり乾燥を予防する必要があります。

ヒアルロン酸を注入するメリット

注射

肌を若返らせるためには、積極的にヒアルロン酸を取り入れるよう意識することが大切です。

冒頭にて食事でヒアルロン酸を摂取する方法をお伝えしましたが、なかなか食卓に並ばない食材ばかりだと感じている方が多いのではないでしょうか。

さらにヒアルロン酸は食品から摂取できても分子が大きくて体内で吸収されにくいともいわれています。

また熱に弱く加熱調理すると効能がほとんど失われてしまうのも難点といえるでしょう。

そこで食事に代わり手軽にヒアルロン酸を取り入れられる方法がヒアルロン酸注入です。

ヒアルロン酸注入は肌に直接注射するという方法により行われます。内側から若々しい肌を取り戻せる効果を期待できるので、肌の悩みが多い方に適しています。

ここからはヒアルロン酸注入を利用するメリットについて確認していきましょう。

ダウンタイムが少ない

美容医療と聞くとダウンタイムが多くあるイメージですが、ヒアルロン酸注入はダウンタイムがほとんどありません

まれに内出血や腫れが生じることがあるものの、2〜3週間程度で引いていくのが一般的です。

なぜならヒアルロン酸注入では極めて細い注射を使用するからです。外科手術のようにメスを入れるわけではないため、術後の傷跡を心配する必要もありません。

もちろん注射を打つので多少の痛みはあります

しかし注射前に麻酔クリームを塗布するなど、クリニックによって痛みへの対策を行っていますので、気になる方は事前に相談するようにしましょう。

短時間で施術が終わる

砂時計

ヒアルロン酸注入にかかる時間は、基本的に注射を打つだけなので非常に短時間で終わります

麻酔クリームを使用する場合は塗布後10〜15分程度そのままで待ちますが、ヒアルロン酸注入自体は10~20分ほどで終わります。

術後の説明などを踏まえても1時間から1時間半程度で終わる場合が大半です。

このようにヒアルロン酸注入は短時間で終わる施術ですが、時間に余裕を持って来院するようにしましょう。

注射による注入だけで済む

ヒアルロン酸注入は、注射によって注入するだけで手軽にヒアルロン酸が摂取できます。

メスや糸など外科的な手法を使いませんので、施術後の状態を気にしなくていいのが大きなメリットといえるでしょう。

またヒアルロン酸はもともと身体の中に存在する成分であるため、注射によって注入しても安全性が高いこともメリットとして挙げられます。

ヒアルロン酸により改善できる肌の状態

笑顔の女性

ヒアルロン酸を注入を受けることにより、肌にまつわるさまざまな悩みを改善する効果が期待できます。

ここでは、施術によって改善を期待できる肌の状態をご紹介します。現在お持ちの悩みと照らし合わせて、ヒアルロン酸注入がご自身に合っているかを確認してみてください。

ほうれい線

マッサージしている女性

ほうれい線は鼻の両側から口元にかけて伸びる線のことで、実はしわではありません。医学用語では鼻唇溝と呼ばれるように、頬と口元の溝というのが正しい表現です。

ほうれい線は頬を支えている筋力が衰えたり重力によって脂肪が集まったりするとより濃く刻まれるようになってしまいます。

ほうれい線の目立ちやすさには個人差がありますが、30代ごろから気にされる方が増える傾向にあります。

深く刻まれたほうれい線は老けた印象をつくる要因となっていると、多くの方が考えているのではないでしょうか。

ほうれい線を目立たなくするには、肌にハリを取り戻させることが有効です。

ヒアルロン酸注入では内側からヒアルロン酸を増やして肌に潤いをもたらすため、ハリが生まれほうれい線が目立たなくなる効果が期待できます。

額や目元のしわ

目元も、しわが濃く刻まれていると老けた印象を抱きやすい部分です。

表情によってできるしわの場合には、ヒアルロン酸注入ではなくボトックスが向いているケースもあります。

しかし、しわが肌のダメージや乾燥によって起きている場合にはヒアルロン酸注入が向いています。ご自身にどちらが適しているか、クリニックと相談して決めると良いでしょう。

マリオネットライン

歯を見せている女性

マリオネットラインとは口の両端から顎に向かって縦に刻まれるしわのことを指します。

人形劇で使われるような操り人形の口元にこのようなラインが入っていることからマリオネットラインと呼ばれているのです。

マリオネットラインが形成される最大の原因は加齢などによる頬の皮膚のたるみであり、口元に脂肪がたまることで目立つようになります。

こちらもほうれい線と同様老けた印象を抱きやすい部分であるため、改善を希望される方も多いのではないでしょうか。

マリオネットラインについても、肌を内側から持ち上げるヒアルロン酸注入の効果により改善できる見込みがあります。

ヒアルロン酸注入にはデメリットもある

注射

若々しい肌を取り戻す効果を期待できるヒアルロン酸注入ですが、もちろん良いところばかりではありません。

ここではヒアルロン酸注入のデメリットについて確認していきましょう。

効果がずっと続くわけではない

ヒアルロン酸はもともと体内に存在する成分です。そのためヒアルロン酸を注入しても、代謝とともに体内のヒアルロン酸と融合しそのまま吸収されていきます

安全性が高いというメリットの裏返しではありますが、効果が続きにくいというのはデメリットだといえるでしょう。

ヒアルロン酸注入を検討するにあたっては、一度注入したからといって効果が長く持続するわけではないことを覚えておいてください。

一般的には3~6カ月程度の頻度で繰り返しヒアルロン酸注入を受けることにより効果を維持できるでしょう。

場合によっては施術を受けられないこともある

ばつしている女性

ヒアルロン酸注入は比較的気軽に受けやすい美容医療だといえますが、場合によっては施術を受けられないことがあります。

例えば、以下のような方は施術を希望されてもクリニックから断られる可能性があります。

  • ヒアルロン酸注入でアレルギーを起こしたことのある方
  • ステロイド・抗凝固薬を服用中の方
  • 糖尿病疾患
  • 自己免疫疾患

この他にも、医薬品を服用中であったり疾患をお持ちであったりという場合は必ずカウンセリングの段階で伝えることが大切です。

副作用が起こるリスクがある

ヒアルロン酸注入は前述したとおり安全度の高い施術ですが、以下のような副作用が起こるリスクがあります。
治療直後にしこり違和感がでる場合がある
内出血が起こる場合がある
まれにアレルギー・細菌感染・皮膚壊死・肉芽腫が生じることがある
多くは徐々に回復するものですが、万が一気になる症状がでた場合は直ちにクリニックに相談しましょう。

またカウンセリング段階で副作用のリスクについてしっかりと確認し、納得いくまで説明を受けてください。

まとめ

綺麗な女性

ヒアルロン酸は潤いを保つことによって刺激から守ったり乾燥を防いだりと、肌にさまざまな美容効果をもたらします。

しかし加齢とともにヒアルロン酸の生成量が減少すると肌のハリがなくなり、しわ・たるみ・乾燥といったような悩みを引き起こします。

しかしヒアルロン酸を多く含む食材を日常的に摂取するのは難しいため、肌の若々しさを保つには食事以外の方法で外部から積極的にヒアルロン酸を取り入れることが望ましいといえるのです。

ヒアルロン酸注入は年齢問わず効果が期待できる治療ですので、肌の悩みが気になったそのタイミングで検討することをおすすめします。

すでに深いしわが刻まれていたとしても、ヒアルロン酸注入により改善できるかもしれません。

より高い効果を期待するために他の施術と併用するというケースもあります。

まずはインターネットで自分に合っていそうなクリニックをピックアップし、どのようなことで悩んでいるのか気軽に相談してみましょう。

参考文献

この記事の監修歯科医師
甲斐沼 孟医師(上場企業産業医)

甲斐沼 孟医師(上場企業産業医)

平成19年(2007年) 大阪市立大学(現:大阪公立大学)医学部医学科 卒業 平成21年(2009年) 大阪急性期総合医療センター 外科後期臨床研修医 平成22年(2010年) 大阪労災病院 心臓血管外科後期臨床研修医 平成24年(2012年) 国立病院機構大阪医療センター 心臓血管外科医員 平成25年(2013年) 大阪大学医学部附属病院 心臓血管外科非常勤医師 平成26年(2014年) 国家公務員共済組合連合会大手前病院 救急科医員 令和3年(2021年) 国家公務員共済組合連合会大手前病院 救急科医長 令和5年(2023年) 上場企業産業医

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平成19年(2007年) 大阪市立大学(現:大阪公立大学)医学部医学科 卒業 平成21年(2009年) 大阪急性期総合医療センター 外科後期臨床研修医 平成22年(2010年) 大阪労災病院 心臓血管外科後期臨床研修医 平成24年(2012年) 国立病院機構大阪医療センター 心臓血管外科医員 平成25年(2013年) 大阪大学医学部附属病院 心臓血管外科非常勤医師 平成26年(2014年) 国家公務員共済組合連合会大手前病院 救急科医員 令和3年(2021年) 国家公務員共済組合連合会大手前病院 救急科医長 令和5年(2023年) 上場企業産業医

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