顔の印象を大きく左右する目ですが、昨今では目の整形が普及してきており、身近なものになってきています。
切れ長な目や優しい印象の目元など、自身が憧れる目に近づきたいと思う方も多いのではないでしょうか。目の印象を変えるために目尻を切開し、幅を広げる「目尻切開」という手術方法があります。
美容整形は手術となるため、効果が得られるメリットだけではなく、切開をすることにより傷跡が残ったり化膿したりするなどのデメリットもあります。
目尻切開法の効果や手術方法・傷跡・美容外科の選び方を確認して安全な方法を選びましょう。
目尻切開の効果・おすすめの人
- 目尻切開とはどのような手術ですか？
- 目尻切開はその名の通り、左右の目尻を切開して目の大きさを大きくする手術のことをさします。目尻を切開して縫合することにより、横に広がって目の面積を大きくできる効果が期待でき、顔のバランスを整えることも可能です。
美容外科クリニックによって実施する手術方法や値段も違いますのでしっかり調べて受診しましょう。また手術前にカウンセリングをしっかりと行ってもらえるクリニックを選ぶことが大切です。
- 目尻切開の効果を教えてください。
- 目尻を切開することにより、さまざまな効果を得ることが可能です。目尻切開には以下のような効果が期待できます。
- 目を大きく見せる
- 顔のバランスを整える
- 切れ長の目にできる
- 優しい印象の目元、切れ長な目などの改善ができる
- 大きくすることで柔らかい優しい印象になる
顔の形や他のパーツによりますが、医師とのカウンセリングで理想のバランスや希望を話し合うことにより、顔の印象を変化させることが可能です。目を大きく見せたり顔のバランスを整えたりすることで、理想の顔のバランスに近づけることができます。
また顔が柔らかい印象になることで、接する相手に好印象を抱いてもらいやすくなることができます。人間関係にも影響を与えることもあるでしょう。
- 目尻切開はどのような人におすすめですか？
- 切れ長な目でクールな印象の方や優しい印象の目元でもっとはっきりさせたいと思っている方などは、目尻切開をすることにより明るく活気がある印象の顔立ちにできます。明るい印象を与えることにより、話しかけやすくなり、人間関係が良好になることも考えられます。
また目と目のあいだの距離が気になる方や顔のバランスを整えたい方は、目頭切開などと合わせて目尻切開を行うとさらに効果的です。
目尻切開の手術方法・ダウンタイム
- 目尻切開の手術方法を教えてください。
- 目尻切開の手術方法には、下記の方法が主に行われます。
- 目尻に切れ込みを入れて目の面積を広げる手術方法（単純切開法）
- アルファベットのYに切開し、アルファベットのVになるように整形する方法（V-Yflap法）
- 縦にも拡張したい場合には目尻の切開に加え余分な皮膚の除去を行う方法（W法）
単純切開法とV-Yflap法では皮膚と粘膜を横に切開するため横幅は大きくなりますが、縦幅の拡大はあまり期待できず、将来的には戻ってしまう可能性もある手術方法です。
横の比率は目の幅の5倍がバランス良く見える比率といわれています。左右の目のバランスを整えて調整することで、理想のバランスに近づけます。
- 目尻切開の手術にかかる時間はどのくらいですか？
- 手術自体は簡単な手法のためおよそ30～60分程度で可能です。どの程度の幅を切開するのかなどを手術前のカウンセリング段階で相談するため、手術自体は切開して縫合するのみです。単純切開法であれば短時間で終了します。V-Yflap法やW法など回りの皮膚も切開して縫合する手術であれば60分程度かかる場合もあります。
手術の前後に麻酔クリームを塗布したり、術後にアイシングをしたりと手術前後にもケアが入るため、余裕を持って予定を組んでおきましょう。
- ダウンタイムについて教えてください。
- 目尻切開法のダウンタイムは術後2～3日かかります。手術の後はどうしても傷を回復しようと体が反応するため、腫れや内出血が出てきてしまうのは避けられません。少しでも早く腫れを軽減するには術後のアイシングが効果的です。
また自宅に帰っても2～3日は1日に数回、アイシングをすることをおすすめします。アイシングは市販のアイスノンなど柔らかくて冷たいものをタオルでくるんで数分抑えておきましょう。1日に数回行うと効果が得られやすくなります。
ダウンタイムは個人差があるため、3日以上になることもあります。腫脹や疼痛がひどい場合にはすぐに手術したクリニックに相談しましょう。
- 手術後の経過について教えてください。
- 手術当日よりシャワーや洗髪を行うことは可能です。当日は傷跡は避ければ、洗顔も行うことができます。24時間後（翌日）からは傷跡も軽く洗うことで細菌の感染予防に努めます。
強くこすったり熱いお湯で流したりは避けましょう。術後は縫合をしているため、抜糸が必要です。1週間後に再度受診し抜糸を行います。抜糸した翌月からはアイメイクやコンタクトレンズの使用も問題ありません。軽い運動であれば術後7日程度で可能となります。
まつ毛エクステやアイプチなど目に施術を施すものについては1カ月程度開けることをおすすめします。
目尻切開の傷跡・美容外科の選び方
- 目尻切開で傷跡が残ることがありますか？
- なるべく縫合時に傷跡が目立たないように縫合をしますが、どうしても抜糸するまでは縫合糸でわかりやすくなってしまう可能性があります。抜糸して1カ月程度は赤みが残ってしまうため、個人差はあるもののどうしても目立ってしまいます。
正常であれば手術して日を増すごとに赤みも薄くなっていくため、わかりにくくなるでしょう。しかし傷口が感染したり縫合が充分でなかったりした場合には傷跡が目立ってしまう可能性もあります。
- 目尻切開の手術後はいつからメイクができますか？
- 目尻切開の手術後、メイクは当日より患部（切開した部分）を除いて行うことは可能です。しかし気を付けていても、患部に化粧品がついてしまうことがあります。メイクをするときには細心の注意が必要です。
アイメイクは抜糸した翌日から行えます。患部がしっかりと治癒するまでは注意してシャワーや洗顔に気をつけましょう。またコンタクトレンズも患部が開いてしまう危険性があるため、術後1週間は使用を控えます。
- 目尻切開の手術を受ける美容外科の選び方を教えてください。
- 目尻切開の手術ができる美容外科は多々あります。しかし保険適用外での手術になるため、高額な料金となるクリニックがほとんどです。せっかく高額の出費をするのであればクリニック選びで失敗したくない気持ちでしょう。以下の項目が美容外科を選ぶポイントです。
- 費用相場が適当か
- カウンセリングが丁寧で自分の求める目の大きさが実現できるか
- 場所が通院可能な距離なのか
費用が相場よりも高すぎる場合には利益を多く取るための可能性があります。目尻切開の両目をした場合の費用相場は、18～30万円（税込）程度と幅があります。相場が高いクリニックがなぜ相場よりも高いのか、安いクリニックはなぜ安いのかをきちんと確認してみましょう。納得ができる料金であることがポイントの1つです。
次にカウンセリングが丁寧かどうかも大切なポイントです。自身がなりたい姿になれるように、しっかりと時間を取ってカウンセリングをしてくれるところを選びましょう。
最後にクリニックの場所が通院できる場所かも大切なポイントです。抜糸やトラブルが起きたとき、予定が合わず受診できないと傷口が悪化する場合もあります。駅の近くや自宅の近所など通いやすく、美容外科を行っているクリニックから探しましょう。
編集部まとめ
目尻切開を行うと、顔の印象を良くしてバランスを整えることができます。また時間も30～60分と短く、ダウンタイムもアイシングをすれば数日で腫れや内出血が引いて抜糸も1週間程度で可能です。
目尻切開の失敗を防ぐためにも、きちんとしたカウンセリングや相場から適度な値段設定をしている近場のクリニックを探すことが大切になります。しかし全てが成功する手術はありません。
傷跡が残ったりダウンタイムが長引いたりすることもあります。アフターフォローをしっかりしてもらえるクリニックを見つけましょう。
顔のバランスを整えたい方や目を大きくして優しい印象にしたい方は、一度美容外科を受診して相談してみてはいかがでしょうか。
参考文献
電話コンシェルジュで地域の名医を紹介します。