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胸の形の種類|豊胸術(バストアップ)のメリットや費用相場を徹底解説

胸 形 種類

立体的な胸は女性にとって象徴的な部位です。大きさが重視されがちですが、胸の形も体型のシルエットに大きな影響を与えます。

理想的で美しい胸の形であれば、女性としての自信につながるものです。しかし、実際には胸の形に悩んでいる女性が多いでしょう。

そこで、この記事では知っておきたい胸の形の種類を解説します。理想の胸を手に入れるための豊胸術(バストアップ)に関する情報も、ぜひ参考にしてください。

胸の形の主な種類

上を見る女性

胸が大きくても、形が整っていないとシルエットは悪く見えます。一方で、胸の形が整っていれば小ぶりでも美しく魅力的に見えるため、特に形が重要です。

胸がきれいに見える条件は、バストトップが上腕の中間に位置していることと、正面から見たときに下部の曲線(バージスライン)があることが挙げられます。

また乳房にハリがあり、高さの左右差が小さい点も美しく見えるポイントです。とはいえ、条件を満たしていても胸全体の形によって受ける印象は異なります。

胸の形は女性ごとに多種多様ですが、主に6種類に分けられます。それぞれどのような特徴がある形なのかを知って、自分の胸の形をチェックしてみてください。

お椀型

木のお椀

胸の形でよく耳にするのはお椀型でしょう。胸にお椀をかぶせたようなふっくらとした丸みがあり、上下が均等に膨らんでいるバランスがよい形状を指します。

ハリがあるお椀型は、バストトップ位置・バージスラインの条件を満たしたベストな形です。特に筋肉量が少ない日本人女性には、お椀型が理想とされています。

ボリュームはやや控えめですが、下着を着けていなくても形状が立体的なのが特徴です。とはいえ、下着を着けないでいると形が崩れる恐れがあります。

乳腺を発達させ胸周りの筋肉量を増やすと、ハリのあるお椀型になりやすいです。やわらかなシルエットが女性らしく若々しい雰囲気をかもし出します。

釣鐘型

鐘

カップ数が大きな女性によく見られる釣鐘型は、胸の重みでバストトップが下がりやすく、上部のふくらみは少ないのに対し下部のボリュームが目立ちます。

高さ・横幅はしっかりとあるものの上部が細く胸全体がやや低いため、正面から見ると釣鐘のような形状をしているのが特徴です。ベル型とも呼ばれています。

なお、加齢または合わない下着の着用などによって形が崩れると下垂型に移行する可能性もあります。元々のカップ数が大きく形が変化しやすいためです。

バスト全体を覆う下着を着用すれば、胸の重みをサポートでき下垂を防げます。運動の際も胸が揺れるのをなるべく抑えて形をキープしましょう。

円錐型

木の円錐

円錐型はロケット型とも呼ばれ、前方に突き出すような細長く高さのある形状をしています。欧米の女性によくみられる大きなサイズの胸です。

乳腺が発達していて脂肪が少なく、やわらかさよりもハリ・弾力を感じます。下着を着けると谷間がくっきりと出るため、セクシーな印象を与えます。

一方で、胸のハリを失うと崩れ・下垂が生じやすいです。就寝時もナイトブラを着用して形をキープするのがよいでしょう。

半球型

朝露

半球型はお椀型とよく似ていますが、お椀型よりもカップ数が大きくボリュームがある胸です。バストトップが上向きで、ハリを感じさせます。

デコルテからふくらみがあるため、どの角度から見てもバスト全体が均等な丸みを帯びています。バージスラインがはっきりと出る美しい形状です。

また均一な形状およびしっかりとしたボリューム感が、幅広いファッションスタイルにマッチしやすいです。タイトな服装がより胸の美しさを際立たせます。

ただし胸にやや重みがあるため、形が崩れてしまう可能性があります。適した下着を着用し、マッサージで血行をよくするバストケアを心がけましょう。

三角型

三角形のハンドポーズ

三角型の胸は、デコルテにはふくらみがなく下部にかけてふくらみがあります。バストトップは上向きで、ふんわりとしたバージスラインが認められます。

しかし上部がやや平らで高さが感じられず、実際のカップ数より小さく見えやすいです。三角型の胸は、サイドに流れた胸を寄せられる下着がよいでしょう。

また以前はお椀型・半球型だったものの、下垂して三角型になるケースもあります。主な原因は加齢・授乳によるボリュームダウンが考えられます。

皿型

積み重ねたお皿

皿型の胸は平らな皿のような形状をしています。ボリュームが控えめでカップ数が小さく、サイド・下部にふくらみが広がりやすいのが特徴です。

痩せ型の女性に多く、横から見るとトップ・アンダーの差がほぼありません。運動の際には揺れが起こりにくく、下垂しにくい形状です。

ナチュラルさが感じられ、胸がファッションに響きにくい点が魅力です。すっきりとしたシルエットのシャツ・ワンピースなどが着こなしやすいでしょう。

豊胸術(バストアップ)の種類

胸に手を当てる女性

胸の形を理想に近付けるにはバストアップが重要です。形を大きく変化させたいと思っているなら、豊胸術を検討してみてはいかがでしょうか。

ここからはシリコンバッグおよび脂肪注入の豊胸術を取り上げます。それぞれの特徴に注目し、施術にどのような違いがあるのか確認していきましょう。

シリコンバッグによる豊胸

シリコンバッグは1960年代に確立された豊胸術です。半球型またはしずく型のシリコンバッグ型インプラントを乳房に挿入し、カップ数を上げます。

シリコンパックを挿入するポケットは、乳腺・大胸筋・筋膜下の3箇所に作るのが一般的です。本来の胸のサイズが大きい方は乳腺下、小さい方は大胸筋下・筋膜下に挿入するのが一般的です。

内容物は安全性に配慮したシリコンジェル・生理食塩水などが中心で、近年では形状・素材・大きさなどによってさまざまな種類があります。

一般的に、全身麻酔下あるいは硬膜外麻酔下で腋の下を小さく切開して挿入します。腋の下なら切開痕がしわに紛れて目立ちにくいです。

その他に、乳房下縁・乳輪周囲が切開箇所となるケースもあります。患者さんの身体的特徴・シリコンバッグのタイプに応じて切開箇所が決定されます。

脂肪注入による豊胸

脂肪注入は患者さん自身の脂肪を胸に注入し移植する豊胸術です。使用する脂肪は、余分な脂肪が多い太腿もしくはお腹から細い器具で採取されます。

通常、1.5〜2カップ上げるのに片側の乳房に200〜300ml程度の脂肪を注入しますが、そのためには両乳房で約1,000mlの脂肪が必要です。

なぜなら採取した脂肪は注入前に遠心分離され、余分な油分・水分・血液成分などを除去して体積を小さくする工程が必要なためです。

吸引した脂肪は血管・前駆細胞が少なく、そのままでは組織再生に不利に作用します。一方、濃縮した脂肪を移植すると互いの細胞が結びつき生着しやすいです。

また、脂肪から採取した脂肪由来幹細胞を遠心分離させた脂肪に接着させるCAL法もあります。CAL法では約80%の生着率を実現した症例も報告されています。

豊胸術(バストアップ)のメリット

微笑む女性

シリコンバッグおよび脂肪注入による豊胸術のどちらが自分に合っているかを考慮するうえで、両方のメリットを知るのは重要です。

自分の願いにマッチした豊胸術を選択すれば、より理想の胸に近づけるでしょう。以下にそれぞれのメリットをご紹介します。

シリコンバッグによる豊胸のメリット

シリコンバッグ豊胸では患者さんの希望に合わせた形のシリコンバッグを挿入するため、一度の施術で効果を実感しやすい点が大きなメリットです。

弾力感がありつつやわらかさも併せ持っているシリコンバッグは形ならびに質感の安定性が高く、ナチュラルなバストラインを表現しやすいです。

胸の感触・揺れは、挿入するシリコンバッグの種類によって自由に演出できます。医師とよく相談し、好みに合うものを選択するとよいでしょう。

特にカップ数を2カップ以上大きくしたい方、または美しく立体的な丸みを実現したい方はシリコンバッグ豊胸術を選択するのがおすすめです。

瘦せ型の方もしっかりとバストアップが叶い、体型・体質に関わらずこれまでの体型をキープしながらハリのある理想の胸が手に入ります。

脂肪注入による豊胸のメリット

自分自身の脂肪を注入するため、アレルギー・副作用などのトラブルが起こりにくいメリットがあります。吸引・注入による傷跡もほとんど気になりません。

また、人工物では得難いふっくらとやわらかな触り心地が得られ、動きに合わせて自然に揺れる点も魅力です。温かみもあり、パートナーに気付かれにくいでしょう。

注入箇所・量を調整すれば、より理想の形に近付けます。加齢による形状の変化も自然に表れ、歳を重ねても不自然な印象を与えません。

さらに異物を入れないため、レントゲン検査・乳がん検診が問題なく行えます。身体への負担が少なく、授乳にも影響がない点も助かるでしょう。

部分痩せおよび豊胸が一度に叶い、効果が半永久的に持続するとともにメンテナンスが不要なのも脂肪注入ならではのメリットです。

豊胸術(バストアップ)のリスク

落ち込む女性

豊胸術は、胸の形が気になっている方にメリットをもたらしてくれます。とはいえ、手術を行うことによるリスクがあるのも事実です。

シリコンバッグ・脂肪注入の豊胸術にはどのようなリスクがあるのでしょうか。施術してから後悔しないために、考えられるリスクを確認しておきましょう。

シリコンバッグによる豊胸のリスク

身体にとってシリコンバッグは異物です。そのため、異物から身を守ろうとシリコンバッグの周囲に膜を張る被膜拘縮(ひまくこうしゅく)を引き起こす可能性があります。

被膜拘縮が生じると触り心地が硬くなり、痛みを感じる場合もあります。脂肪が少ない方は、シリコンバッグの輪郭がくっきりと出るリスクもあるでしょう。

さらに、圧迫・劣化によりシリコンバッグが破損して胸内部を傷つけたり、内容物が漏れ出て炎症を起こしたりするケースも報告されています。

胸の形を持続させるには、定期的なメンテナンスならびにシリコンバッグの交換が必須です。劣化・破損を放置しないよう注意しなければなりません。

脂肪注入による豊胸のリスク

脂肪注入豊胸術では、患者さんによって生着率が大きく異なる可能性が高いです。注入した脂肪がどの程度生着するかは、実際に施術を受けるまでわかりません。

また、自分自身の脂肪でも合併症が起こるリスクは十分に考えられます。起こりやすいのは、不生着の脂肪壊死によるしこり・嚢胞(のうほう)です。

しこり・嚢胞から炎症が生じると、血液中のカルシウムが沈着して石灰化しより硬いしこりになったり、感染症を引き起こしたりする危険性があります。

メリットのところでレントゲン検査や乳がん検診は問題なく行えると伝えましたが、この場合、マンモグラフィの診断結果に影響を及ぼすこともあるでしょう。

加えて、注入する前の脂肪が適切に保管されていなければ、空気中の菌・ほこりが混入し注入後に繁殖して拒否反応を示す恐れもあります。

さらに脂肪吸引によるリスクも無視できません。脂肪採取部の凹凸・知覚麻痺などの症状が表れた症例もあり、吸引・注入どちらの施術にも注意が必要です。

豊胸術(バストアップ)のダウンタイムは?

胸に手を当てる女性

手術を受けた後には、ダウンタイムと呼ばれる身体の回復期間が必要です。特に美容医療では、ダウンタイムを考慮しないと仕上がりに影響を与えます。

豊胸術を含め、美容医療を受けた際のダウンタイム中に起こる症状は施術の種類によって異なりますが、主に以下のような症状がみられます。

  • 痛み
  • 浮腫
  • 腫脹
  • 内出血

シリコンバッグ・脂肪注入のどちらの場合も痛みは2〜3日、長くても1週間程で収まるでしょう。クリニックで処方される痛み止めを服用しながら過ごします。

浮腫・腫脹・内出血は、収まるまでに約1〜2週間かかる見込みです。症状が重い患者さんでは、1〜3ヵ月程かかるケースもみられます。

なお脂肪注入豊胸術では、注入部位よりも吸引部位にみられるダウンタイムの方が重い傾向にあります。特に下半身の吸引は症状が長引きやすいです。

ダウンタイムが終了するまでは、施術の効果が思うように得られません。しかし焦らずに医師の指示に従い、ダウンタイム中の生活を適切に送ってください。

豊胸術(バストアップ)の費用相場は?

カウンセリングをする女性スタッフ

豊胸術を受けるにあたり、費用も気になる点です。基本的に施術の種類および施術を受けるクリニックによって費用は異なります。

なるべく安く抑えたいですが、身体への影響を考えると安ければいいとはいえません。施術を選ぶ際には、以下に紹介する費用相場を参考にしてみてください。

シリコンバッグによる豊胸の費用相場

シリコンバッグ豊胸術では、使用するシリコンバッグの大きさ・手術方法で費用が変動します。全体の相場では平均50万〜70万円(税込)程度です。

目指すカップ数が小さければ30万円(税込)程に抑えられる可能性があり、反対にカップ数を大きくするために100万円(税込)以上かかるケースもあります。

シリコンバッグは定期的に交換するため、費用がかさみ続けます。とはいえ、劣化・破損によるリスクを抑えるにはメンテナンスが不可欠です。

安価な製品を選択してしまうと、身体への負担からかえって余計な治療費が発生しかねません。高価でも耐久性・安全性が高いシリコンバッグを選びましょう。

脂肪注入による豊胸の費用相場

脂肪収入豊胸術の場合は吸引・注入の施術を合わせて行わなければならず、シリコンバッグ豊胸術以上に費用が高額になりやすいです。

費用相場は、両胸への施術で80万〜120万(税込)程度です。注入できる量は限られていますが、施術方法によって価格が変動しさらに高額になるケースもあります。

なかには脂肪吸引・注入の料金が個別に設定されているクリニックもあります。思わぬ出費とならないよう、料金設定は事前に確認しておきましょう。

一度の施術では満足する結果が得られずさらにカップ数を増やしたい方は、期間を空けて2回目の施術を行えます。費用負担が大きいためよく検討してください。

まとめ

笑顔の女性

この記事では意外と知らない胸の形の種類を解説しました。種類ごとの名称・特徴を知っておくと、自分自身の胸のタイプを理解するのに役立ちます。

理想の胸を手に入れたくても、カップ数を上げたり胸の形を変化させたりするのは自分の力では難しいものです。そこで豊胸術が強い味方になってくれます。

自分に合う豊胸術を受けるなら、思い描いている胸の形を実現しやすくなります。もちろん手術にはリスクがあるため、医師と十分に相談して決定してください。

美しい胸は女性に自信を与え、より自分らしく輝かせてくれます。今よりも前向きに日常を楽しむために、ぜひ理想の胸を手に入れましょう。

参考文献

この記事の監修歯科医師
山下 真理子医師(くみこクリニック京都駅前院)

山下 真理子医師(くみこクリニック京都駅前院)

京都府立医科大学医学部医学科 卒業 / のべ10年以上の美容皮膚科勤務を経て、現在はくみこクリニック北山院に勤務している。コロナ以前は、大阪医専にて、医療従事者の教育にも関わった経験がある。

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京都府立医科大学医学部医学科 卒業 / のべ10年以上の美容皮膚科勤務を経て、現在はくみこクリニック北山院に勤務している。コロナ以前は、大阪医専にて、医療従事者の教育にも関わった経験がある。

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