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まぶたが重い原因は?二重手術で解消される場合もあるの?埋没法や切開法についても解説!

二重 まぶた重い

二重のまぶたが垂れてきたり、目が開きにくくなったり、目の疲れや頭痛を感じたりしていませんか?二重のまぶたが重いという症状は、年齢や体調、生活習慣などによって引き起こされることがあります。 本記事では、二重まぶたが重いことについて以下の点を中心にご紹介します!

  • 二重まぶたが重い原因
  • 二重手術について
  • まぶたを軽くするためのセルフケア

二重まぶたが重いことについて理解するためにもご参考いただけると幸いです。 ぜひ最後までお読みください。

まぶたが重い原因

まぶたが重い原因

二重まぶたが重くなる原因について解説します。

眼瞼下垂

眼瞼下垂は、上まぶたが正常な位置よりも下がってしまう状態を指します。これには先天性と後天性の二つのタイプがあり、先天性は生まれつきまぶたを持ち上げる筋肉が正常に機能していないことが原因で、後天性は加齢やコンタクトレンズの長期使用、外傷、神経麻痺などによって発生します。
眼瞼下垂は、視野が狭くなる、目が疲れやすい、外見上の問題など、日常生活にさまざまな影響を及ぼす可能性があります。

まぶたの皮膚のたるみ

まぶたが重く感じる原因の一つに、まぶたの皮膚のたるみがあります。加齢による目元の筋力低下やコラーゲンの減少、長時間のスマートフォンやパソコンの使用による眼精疲労、強く目元をこする行為などが、皮膚の伸びやたるみを引き起こす主な要因です。
このたるみによって、まぶたが重く見えたり、目の開きが悪くなったりすることがあります。クレンジングやスキンケアの際に目元を強く擦ること、アイテープやアイプチの使用による皮膚への強い刺激は、目元の皮膚を伸ばし、たるませる原因となるため注意が必要です。

まぶたの脂肪が厚い

まぶたが重く感じる原因の一つに、まぶたの脂肪が厚いことがあります。この状態は、一重の方や、顔に脂肪が多い方に見られることが多いようです。まぶたの脂肪は大きく分けて、眼窩脂肪と隔膜前脂肪(ROOF)の2種類があります。
まぶたの脂肪が厚いと、二重ラインがはっきりしなかったり、まぶたが腫れぼったく見えたりすることがあります。このような状態は、見た目の印象に大きく影響し、目元の疲れやすさにも繋がることがあります。

ものもらい(麦粒腫)

ものもらい(麦粒腫)は、まぶたが重く感じる原因の一つです。これは、まぶたの腺(主にマイボーム腺)に細菌が感染して起こる急性の化膿性炎症で、俗に「めばちこ」とも呼ばれます。
感染した部位によって外麦粒腫と内麦粒腫に分類され、まぶたの一部が赤く腫れ、痛みやかゆみを伴うことが特徴です。炎症が進行すると、腫れた部分が自然に破れて膿が出ることがあり、その後は症状が改善に向かいます。

睡眠の質が悪い

睡眠の質が悪いことも、まぶたが重く感じる原因の一つです。質の良い睡眠は、心身の健康を維持するために不可欠ですが、ストレスや生活習慣の乱れが睡眠の質を低下させることがあります。睡眠不足や質の悪い睡眠は、自律神経のバランスを崩し、体内の水分バランスや血行に悪影響を及ぼします。
これが、まぶたのむくみや重さの原因となることがあります。また、睡眠不足は目の疲れやドライアイを悪化させることもあり、これらの症状がまぶたの重さを感じさせる要因となることもあります。

一重まぶた

一重まぶたが原因でまぶたが重く感じる場合、その構造的な特徴に理由があります。一重の方では、まぶたの皮膚が目の上部に重なり合い、その結果、まぶたが厚く重たく見えることがあります。
一重のまぶたは、まつ毛の生え際から眉毛までの距離が長く、その部分の皮膚がのっぺりと見えることで、まぶたが厚ぼったく見える原因となります。
また、一重の人は、視界を確保するために無意識のうちに眉毛を上げてしまうことがあり、これがさらにまぶたの重さを感じさせる要因になることもあります。 このような一重まぶたの特徴は、まつ毛の生え際が見えにくく、まぶたの皮膚が目にかぶさる形になるため、視界が狭くなりがちです。
そのため、一重の方は目をより大きく開けようとする癖がつき、結果的にまぶたが重く感じられるのです。一重まぶたの重さを感じる原因は、まぶたの構造的な特徴に加え、日常的な表情のクセによるものも含まれます。

まぶたの重みを軽くすることが期待できる施術

まぶたの重みを軽くすることが期待できる施術

まぶたの重みを解消するための施術方法を、以下に2つご紹介します。

眼瞼下垂手術

眼瞼下垂手術は、まぶたが正常に持ち上がらず、視界が狭くなったり、目が重く感じたりする状態を改善するための治療法です。この状態は、まぶたを持ち上げる筋肉の機能低下や、まぶたの皮膚のたるみ、筋肉や神経の異常など、さまざまな原因によって引き起こされます。
眼瞼下垂は、見た目の問題だけでなく、視野の狭窄による日常生活への支障や、目の疲れ、頭痛などの原因ともなり得ます。 眼瞼下垂手術には、主に「挙筋前転術」や「前頭筋吊り上げ術」などの方法があります。
挙筋前転術は、まぶたを持ち上げる主要な筋肉である眼瞼挙筋を短縮し、再配置することで、まぶたの開きを改善します。
一方、前頭筋吊り上げ術は、まぶたを持ち上げる筋肉がほとんど機能していない重度の眼瞼下垂に対して行われ、おでこの筋肉を利用してまぶたを持ち上げます。
これらの手術は、視野を広げ、目の重さを軽減することで、患者さんの生活の質を大きく向上させることが期待できます。手術は局所麻酔下で行われることが多く、手術後はまぶたの腫れや内出血が一時的に発生することがありますが、これらは通常、数週間で改善します。

二重手術

二重手術は、まぶたの重みを軽減し、目元の印象を変えることが期待できる施術です。二重まぶたを手に入れるために選択する方法として、埋没法と切開法があります。二重手術については後述で詳しく説明します。

二重手術について

二重手術について

二重手術には埋没法と切開法があります。それぞれの施術の特徴やメリット・デメリットについて解説します。

埋没法とは

二重手術の一つである埋没法は、切らずに二重のラインを作る手術方法です。この方法は、まぶたの皮膚を糸で留めて二重の折り目を形成することで、目元をぱっちりとした印象にします。
埋没法の大きな特徴は、手術にメスを使用しないため、施術時間が短く、ダウンタイムも少ないことです。また、糸を取り除けば元の状態に戻すこともできる点がメリットとされています。
埋没法は、まぶたの脂肪が少なく、シンプルな二重を希望する方に適しています。施術後は自然な仕上がりが期待でき、まぶたの厚みや形状によっては、より深い二重のラインを形成できます。

切開法とは

二重手術の一つである切開法は、まぶたの皮膚を直接切開して二重のラインを作る手術方法です。この手術は、一重まぶたが厚い方や、まぶたに脂肪が多い方、または以前に埋没法で二重の形成を試みたが持続しなかった方に適しています。
切開法による二重手術では、まぶたの余分な皮膚や脂肪を取り除き、必要に応じて眼瞼挙筋(まぶたを持ち上げる筋肉)を短縮または修正することで、はっきりとした二重のラインを形成します。
この手術法の大きな利点は、一度形成された二重が基本的には半永久的に持続する点にあります。また、二重のラインの形状や幅を患者さんの希望に応じて細かく調整できるため、自然で理想的な目元を実現することが可能といわれています。
しかし、切開法は手術によるものであるため、回復期間が長くなることや、手術痕が残る可能性がある点は考慮する必要があります。

埋没法のメリット・デメリット

二重手術の一つである埋没法は、メスを使わずに医療用の糸でまぶたを留めることによって二重を形成する方法です。
この手術は簡単に行え、回復期間も短いため、多くの人に選ばれています。埋没法のメリットには、手術時間が短く、腫れが少ないこと、また費用が安価であることが挙げられます。これにより、日常生活への影響を抑えつつ、目元の印象を変えることが可能です。
しかし、埋没法にはデメリットも存在します。その一つが、固定力が弱いため、一重まぶたに戻ってしまう可能性があることです。まぶたが分厚い人や眼瞼に脂肪が多い人は、二重が取れやすい傾向にあります。また、埋没法は半永久的な解決策ではなく、時間が経つと元の状態に戻る可能性があるため、長期的な視点で見ると再手術が必要になる場合があります。

切開法のメリット・デメリット

切開法の二重手術は、まぶたの皮膚を直接切開して余分な脂肪や皮膚を取り除き、二重のラインを形成する方法です。この手術のメリットは、一度形成された二重が基本的には半永久的に持続する点にあります。また、二重のラインの形状や幅を患者さんの希望に応じて細かく調整できるため、より自然で理想的な目元を実現することが可能です。
しかし、切開法にはデメリットも存在します。手術によるものであるため、回復期間が長くなることや、手術痕が残る可能性がある点は考慮する必要があります。また、手術後には多少の腫れや内出血が生じることがあり、回復するまでには数週間を要する場合があります。

まぶたの脂肪取りの施術について

まぶたの脂肪取りの施術について

まぶたの脂肪は二重まぶたが重くなる原因として挙げられていますが、脂肪取りとはどのような施術なのでしょうか。

脂肪取りとは

まぶたの脂肪取り施術は、上まぶたに余分な脂肪があることで二重ラインがうまく出ない、または厚ぼったい印象になるなどの問題を解決するための方法です。この施術は、目の上の余分な脂肪を除去し、すっきりとやさしい印象に変えることを目的としています。
アイプチやアイテープを使っても二重になりにくい方や、腫れぼったい上まぶたを改善したい方におすすめされます。 施術方法としては、二重ラインに沿って数ミリの切開を行い、そこから余分な脂肪を除去します。
この手法は、将来的に目の上にくぼみができることを避けるため、細心の注意を払いながら施術が行われます。また、まぶたの脂肪取りは埋没法との同時施術が可能であり、これにより目元がすっきりし、二重のラインを形成しやすくなります。

まぶたの脂肪取りはおすすめできない

まぶたの脂肪取りをおすすめできない理由にはいくつかの要因があります。 一つの理由は、まぶたの重さや腫れぼったさが脂肪だけでなく、皮膚そのものの厚さや眼瞼下垂(まぶたの筋力の低下)など、他の要因による場合があるためです。
これらの状態では、脂肪取りだけでは根本的な解決にはならず、期待した効果が得られない可能性があります。 また、一部の悪質なクリニックでは、脂肪を取ったと偽って実際には取っていない、あるいは必要以上に脂肪を取りすぎて将来的にまぶたがくぼむ原因となることも指摘されています。
このようなリスクを避けるためには、施術を受ける前にクリニック選びを慎重に行い、信頼できる医師に相談することが重要です。 まぶたの脂肪取り施術は、適切に行われれば目元をすっきりさせる可能性がありますが、施術を受ける前にはデメリットやリスクを十分に理解し、自分に合った施術方法を選択することが大切です。

まぶたを軽くするためのセルフケア

まぶたを軽くするためのセルフケア

まぶたを軽くさせるために日々の生活からはどのような工夫ができるのでしょうか。

蒸しタオルで温める

蒸しタオルでまぶたを温めるセルフケアは、まぶたの重さや疲れを軽減します。この方法は、目の周りの血流を改善し、筋肉をリラックスさせることで、目の疲れやむくみを和らげます。蒸しタオルを使用することで血管が拡張し、血行が促進されるため、目の周りの代謝が活発になり、疲労物質が排出されやすくなります。
蒸しタオルの作り方は簡単で、清潔なタオルを水で濡らし、軽く絞った後に電子レンジで約30秒から1分間温めます。適温になったタオルを目の上に置き、5分程度そのままにしておくことで、目元をリラックスさせられるでしょう。この時、タオルが熱すぎないように注意し、肌にやけどをしないようにしてください。

質の良い睡眠を取る

質の良い睡眠を取ることは、まぶたの重さや疲れを軽減するために重要です。睡眠中には体がリラックスし、細胞の修復や再生が行われるため、十分な睡眠を確保することで、目の疲れやむくみが解消されます。
また、質の良い睡眠は、ストレスの軽減や免疫力の向上にもつながり、全体的な健康状態を改善します。 睡眠の質を高めるためには、就寝前のリラックスタイムの確保、寝室の環境整備(適切な温度や湿度の維持、暗闇の確保)、カフェインやアルコールの摂取を控えることが推奨されます。
また、規則正しい生活リズムを心がけ、毎日同じ時間に就寝・起床することで、体内時計を整えることも大切です。

まとめ

まとめ

ここまで二重まぶたが重いことについてお伝えしてきました。 二重まぶたが重いことの要点をまとめると以下の通りです。

  • 二重まぶたが重い原因には、眼瞼下垂やまぶたの皮膚のたるみ、まぶたの脂肪などがある
  • 二重手術には、切らずに二重のラインを作る埋没法と、まぶたの皮膚を直接切開して余分な脂肪や皮膚を取り除き、二重のラインを形成する切開法がある
  • まぶたを軽くするために、蒸しタオルで目を温める、質の良い睡眠を取るなどの工夫ができる

これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。 最後までお読みいただき、ありがとうございました。

この記事の監修歯科医師
甲斐沼 孟医師(上場企業産業医)

甲斐沼 孟医師(上場企業産業医)

平成19年(2007年) 大阪市立大学(現:大阪公立大学)医学部医学科 卒業 平成21年(2009年) 大阪急性期総合医療センター 外科後期臨床研修医 平成22年(2010年) 大阪労災病院 心臓血管外科後期臨床研修医 平成24年(2012年) 国立病院機構大阪医療センター 心臓血管外科医員 平成25年(2013年) 大阪大学医学部附属病院 心臓血管外科非常勤医師 平成26年(2014年) 国家公務員共済組合連合会大手前病院 救急科医員 令和3年(2021年) 国家公務員共済組合連合会大手前病院 救急科医長 令和5年(2023年) 上場企業産業医

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平成19年(2007年) 大阪市立大学(現:大阪公立大学)医学部医学科 卒業 平成21年(2009年) 大阪急性期総合医療センター 外科後期臨床研修医 平成22年(2010年) 大阪労災病院 心臓血管外科後期臨床研修医 平成24年(2012年) 国立病院機構大阪医療センター 心臓血管外科医員 平成25年(2013年) 大阪大学医学部附属病院 心臓血管外科非常勤医師 平成26年(2014年) 国家公務員共済組合連合会大手前病院 救急科医員 令和3年(2021年) 国家公務員共済組合連合会大手前病院 救急科医長 令和5年(2023年) 上場企業産業医

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