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涙袋がない人は要チェック!トレーニングやメイクなどで涙袋を手に入れる方法を解説

涙袋がない人は要チェック!トレーニングやメイクなどで涙袋を手に入れる方法を解説

可愛らしい印象になる涙袋ですが、元々涙袋がないという方も多くいます。涙袋とはどのようなもので、どうして涙袋がある人とない人がいるのでしょうか。また、涙袋がないという場合は、どうしたら涙袋を作ることができるのでしょうか。本記事では、涙袋の構造や、トレーニングやメイクなどで涙袋を手に入れる方法などについて解説します。それぞれの特徴や内容を知って、自分に合った涙袋作りの方法をチェックしましょう。

涙袋とは

涙袋とは 涙袋があると、目を大きく見せたり可愛らしい印象を与えたりするため、涙袋が欲しい!大きく目立つ涙袋を作りたい!と思う方は多くいます。このように、憧れる方が多い涙袋とはどのようなものなのでしょうか。

涙袋の構造

涙袋とは、下まぶたのまつげの下にできる袋状の膨らみのことです。涙堂(るいどう)とも呼ばれます。名称に「涙」と入っているのは、涙袋に涙腺が通っているからです。ただしこの部分が、涙を溜めていたり、涙を出す器官であったりするわけではありません。目の周囲には目を閉じるための眼輪筋という筋肉があります。下まぶたの眼輪筋が発達しているとこぶ状にポッコリと盛り上がり、涙袋になるのです。 なお、加齢などにより目の周囲の筋力が衰えると、眼球の下にある眼窩脂肪という脂肪が眼球の重さによって押し出され、目袋という目の下のたるみができやすくなります。同じ目の下の膨らみではありますが、目袋は涙袋とは異なるものです。

涙袋があるとどう見える?

涙袋があると、目が大きく見えたり、かわいらしい印象になったりします。下まぶたのまつげの下に涙袋の膨らみがあると、そこに陰影ができるので、目全体がより大きく見えるようになります。また、下まぶたが持ち上がったように見えるため、表情が優しく柔らかく見え、明るくかわいらしい印象の目元を演出できます。

涙袋がないのはなぜ?

涙袋がないのはなぜ? 涙袋は元からある人もいればない人もいます。また、元々あったのにいつの間にかなくなってしまったというケースもあります。涙袋がない・涙袋がなくなってしまうのは、なぜなのでしょうか。

眼輪筋が未発達

前述したように、涙袋は目の下にある眼輪筋が発達して膨らんだ状態のものです。下まぶたの眼輪筋が発達している人ほど、涙袋が目立ちます。つまり、眼輪筋の発達の度合いによって、涙袋がある人とない人がいるのです。涙袋がない原因は、眼輪筋が未発達であることといえるでしょう。なお、眼輪筋は何もしなくても元から発達している人もいますし、笑った時にだけ眼輪筋が収縮して涙袋ができる人もいます。表情筋の動かし方や眼輪筋の働きによって後天的に涙袋ができるなど、変化していく可能性があります。

整形の施術でなくなる場合も

涙袋を作る眼輪筋は筋肉であるため、加齢などの原因で筋力が落ちると、次第になくなってしまうこともあります。パソコンやスマートフォンなどを長時間使用し、眼輪筋を使う機会が少なくなると、筋力が落ちて涙袋がなくなってしまうので注意しましょう。 また、目尻のしわをなくすボトックス注射も涙袋がなくなってしまう原因のひとつです

これは、ボトックス注射が筋肉の働きを弱めることでしわを改善する治療法であることが理由です。ボトックス注射によって目元の眼輪筋が弱まり、結果的に涙袋がなくなってしまうのです。なおボトックスは一定期間が経過すると効果が弱まるので、ボトックスの効果が切れて筋力が戻ると涙袋が復活することもあります。 タレ目形成手術であるグラマラスラインも涙袋がなくなる原因です。特に切開法を行った場合、眼輪筋の機能が低下することがまれにあります。また、ヒアルロン酸を注入して涙袋を形成した方がグラマラスラインの施術を受けた場合、下まぶたを下げた時に涙袋を形成するヒアルロン酸が流れて涙袋がなくなってしまうこともあります。

トレーニングによる涙袋の作り方

トレーニングによる涙袋の作り方 涙袋はトレーニングによって自分で作ることもできます。トレーニングでは、目の周りの筋肉を鍛えて、少しずつ涙袋のふくらみを目立たせていく方法が基本です。自分で簡単にできる2つのトレーニング方法を紹介します。

眼輪筋のトレーニング

涙袋を構成する眼輪筋を動かすことは、涙袋を作るために有効です。眼輪筋トレーニングは、眼精疲労などにも効果的です。長時間スマホやパソコンの画面を見た後に行うことをおすすめします。眼輪筋トレーニングの方法は、目を大きく見開いた状態で、少しずつ目を細めていきます。目を細めたまま目頭に力を入れ、この状態を30秒ほどキープした後はゆっくりと元に戻しましょう。

これを毎日3セットほど行います。 ウインクも目の下の眼輪筋が収縮されるので、トレーニングとして有効です。左右各5回を1セットとして、1日2~3回を目安に、下まぶたを上に押し上げるイメージで行いましょう。 また、指を使ったマッサージもおすすめです。手でピースサインを作って、ひとさし指を目尻、中指を目頭に当てながら目線を上にします。この状態で軽く指に力を入れながら持ち上げてそのまま3秒間キープし、下まぶたを上に上げるように目を細めます。目の動きと指の両方で眼輪筋をトレーニングすることができます。1日10回を目安に行いましょう。

表情筋のトレーニング

顔全体の筋肉である表情筋を鍛えていくのも効果的です。表情筋のトレーニングでは、涙袋ができるだけではなく、顔全体の筋肉を使うことで顔の血流やリンパの流れが改善され、顔色が良くなるなどのメリットもあります。 表情筋のトレーニングは、まずは頬の筋肉を顔の中心から外側へ向けてマッサージしてコリをほぐします。その後、鏡の前でゆっくり笑顔を作って30秒~1分笑顔をキープします。これを4~5回繰り返します。笑顔を作る時におでこや目尻などにしわが寄らないように気をつけましょう。

メイクによる涙袋の作り方

メイクによる涙袋の作り方 涙袋はメイクによっても作ることができます。近年では涙袋用のメイク道具もたくさん販売されています。涙袋を作れるメイクの代表的なものをご紹介しましょう。

メイクで涙袋の陰影を見せる

涙袋の膨らみを作るには、クマをカバーする、涙袋に明るい色を乗せる、目の下に薄く影を入れるのがポイントです。まずはベースをしっかりと作っていきましょう。クマがある場合はきちんとカバーします。ベースができたら、白または薄いベージュのアイシャドウを細めのチップに取って、涙袋に沿ってアイシャドウを塗っていきます。アイシャドウは目頭から目尻に流すように塗るのがコツです。あまり濃く塗ると不自然に見えてしまうので注意しましょう。 涙袋の影になる位置には、薄めのブラウンのアイブロウか涙袋の影用ライナーで影を入れていきます。濃すぎるとクマのように見えてしまうので、できるだけ薄めに影を入れるようにしましょう。 涙袋の下に乗せるチークの色を工夫することで、涙袋の影を目立たせやすくなります。

テープで涙袋を作る

専用のテープによって目の下に物理的な膨らみを持たせて涙袋を作るメイク方法もあります。テープを涙袋の影になる部分に食い込ませて膨らみを作ることで、自然な涙袋に近くなります。ただし、テープが外れてしまったり、上手く貼り付かずにテープが見えてしまったりすることもあります。また、粘着性のあるテープを付けたり外したりすることになるため、継続して使い続けると肌に負担がかかってしまうリスクがあります。

目元のケアをする

目元のケアをしっかり行うのも、涙袋を作るには大切なこと。目元ケアを怠ると、たるみが生じてしまいやすくなり、そのたるみによって元々あった涙袋がなくなってしまうことがあります。目元をこすることはたるみの原因のひとつです。かゆみがある際や寝起きにはつい強く目元をこすってしまいがちですが、たるみを作らないためにもできるだけ目元はこすらないようにしましょう。また、肌の乾燥もたるみにつながります。アイクリームを塗ってしっかりと保湿するのが大切です。

美容整形による涙袋の作り方

美容整形による涙袋の作り方 美容整形によって、物理的に涙袋を作ることができます。涙袋形成術としては、ヒアルロン酸注入、脂肪注入、外科手術などが挙げられます。それぞれどのような手術なのか見ていきましょう。

ヒアルロン酸注入による涙袋形成

簡単に涙袋を作れるプチ整形として人気が高いのがヒアルロン酸注入です。ヒアルロン酸製剤を注射して膨らみを作り、涙袋を形成します。メスを使用せず、注射のみで涙袋を作れる手軽な方法です。ヒアルロン酸は天然の多糖類で、人間の皮膚や皮下組織などの重要な構成成分です。注入するヒアルロン酸製剤は多くの種類があり、それぞれ特徴が異なるため、自分に合った種類を選ぶことが重要です。ヒアルロン酸製剤の内容や種類について、しっかり説明してくれるクリニックを選ぶようにしましょう。 涙袋に注入するヒアルロン酸の量は片方につき0.1~0.2ml程度と少量です。片側につき3,4箇所針を刺して注入していきます。施術時間は5~10分と短く、ダウンタイムでの腫れや痛みはほとんどありません。腫れた場合でも1週間程度で治まります。また、まれに少量の内出血が出ることがありますが、メイクでカバーできる程度の軽微なものです。 また、ヒアルロン酸は時間の経過とともに少しずつ体内へ吸収されていく特徴があります。個人差やヒアルロン酸の種類にもよりますが、持続期間は半年~1年半程度です。吸収されてしまった場合は、再注入する必要があります。

脂肪注入による涙袋形成

脂肪注入とは、体のほかの部位から脂肪細胞を採取して、涙袋を作りたい場所に再注入する治療法です。涙袋のほかにも、豊胸や目元のクマ治療などでも行われます。注入した脂肪は一定の割合で注入箇所に生着して残り続けるため、長期に渡って涙袋の膨らみを維持することが可能です。 また、自分の体の脂肪を使うので自然な色味を作ることができます。ヒアルロン酸注射の場合、皮膚の血管や筋肉が透けて青く見えやすくなるチンダル現象が起きることがありますが、脂肪注入の場合にはその心配はありません。 一方で脂肪注入の場合は費用が高額になる点、ダウンタイムが比較的長く続く点がデメリットです。また、施術を行う医師によって仕上がりに差が生まれやすい点にも注意が必要です。脂肪注入は高い技術力が求められる施術です。価格だけでクリニックや医師を選んでしまうと、思った通りの仕上がりにならない場合も考えられます。脂肪注入を検討されている場合は、涙袋の脂肪注入の豊富な経験があり、高い技術を持つ医師に施術してもらうことをおすすめします。

外科手術による涙袋形成

下まぶたの眼輪筋を縫い縮めて丘状に膨らみを作り、外科的に涙袋の形状を作る外科的な涙袋形成手術もあります。手術によって自然な涙袋と同じ構造を作れるので、目を開いたり閉じたりした時の動きなども含め、自然な涙袋に仕上げることが可能です。涙袋の形成術は患者さん一人ひとりのまぶたの状態や顔全体のバランスによってアプローチ方法が異なるため、高い技術が要求される手術です。

まとめ

まとめ 可愛らしい印象を与えてくれる涙袋を作りたいと考える方は多くいます。涙袋は眼輪筋の発達によってできるものなので、元々涙袋がないという方もいるでしょう。自然な涙袋を作るには、眼輪筋や表情筋のトレーニングが有効です。そのほかにも、メイクによって涙袋を作ることもできます。美容整形手術によって涙袋を作る場合は、ヒアルロン酸注入や脂肪注入、外科手術などの方法があります。それぞれの特徴や内容をよく確認して、自分に合った方法で涙袋を作りましょう。

参考文献

この記事の監修歯科医師
甲斐沼 孟医師(上場企業産業医)

甲斐沼 孟医師(上場企業産業医)

平成19年(2007年) 大阪市立大学(現:大阪公立大学)医学部医学科 卒業 平成21年(2009年) 大阪急性期総合医療センター 外科後期臨床研修医 平成22年(2010年) 大阪労災病院 心臓血管外科後期臨床研修医 平成24年(2012年) 国立病院機構大阪医療センター 心臓血管外科医員 平成25年(2013年) 大阪大学医学部附属病院 心臓血管外科非常勤医師 平成26年(2014年) 国家公務員共済組合連合会大手前病院 救急科医員 令和3年(2021年) 国家公務員共済組合連合会大手前病院 救急科医長 令和5年(2023年) 上場企業産業医

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平成19年(2007年) 大阪市立大学(現:大阪公立大学)医学部医学科 卒業 平成21年(2009年) 大阪急性期総合医療センター 外科後期臨床研修医 平成22年(2010年) 大阪労災病院 心臓血管外科後期臨床研修医 平成24年(2012年) 国立病院機構大阪医療センター 心臓血管外科医員 平成25年(2013年) 大阪大学医学部附属病院 心臓血管外科非常勤医師 平成26年(2014年) 国家公務員共済組合連合会大手前病院 救急科医員 令和3年(2021年) 国家公務員共済組合連合会大手前病院 救急科医長 令和5年(2023年) 上場企業産業医

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