新着記事

注目のトピック

ヒアルロン酸

ヒアルロン酸注入の失敗とは?よくある失敗例や後悔しないためのポイントを解説!

ヒアルロン酸 失敗

ヒアルロン酸注入を受ける時、そのリスクについても理解しておきたいですよね。
本記事ではヒアルロン酸注入の失敗について以下の点を中心にご紹介します。

  • ヒアルロン酸注入のデメリットとは
  • ヒアルロン酸注入の失敗例について
  • ヒアルロン酸注入以外の方法とは

ヒアルロン酸注入の失敗について理解するためにもご参考いただけますと幸いです。
ぜひ最後までお読みください。

ヒアルロン酸注入とは

ヒアルロン酸注入とは

ヒアルロン酸注射とは、自然に体内に存在するヒアルロン酸を使用した美容施術の一つです。
ヒアルロン酸は、肌の水分保持や柔軟性の維持に重要な役割を果たし、これにより肌のハリや弾力が保たれます。しかし、年齢とともに体内のヒアルロン酸の量は減少し、シワやほうれい線の原因となります。
そういった悩みを解決するために、ヒアルロン酸を直接肌に注入することで、肌の内側からボリュームを出し、シワやくぼみへアプローチします。
ヒアルロン酸の注入は、切開を必要とせず、施術時間も5〜10分と短時間で終わります。そのため、手術に抵抗感がある方にもおすすめです。
持続期間には個人差がありますが、一般的には半年~1年半程度とされています。

ヒアルロン酸注入のメリット

ヒアルロン酸注入のメリット

まずは、ヒアルロン酸注入のメリットについて解説します。

ダウンタイムが少ない

ヒアルロン酸注射は、切開を必要とせずに行われるため、回復期間が短いという利点があります。非常に細い針を使用してヒアルロン酸を皮膚に注入するため、手術後の傷が残ることはありません。
多くの場合、施術後には腫れや内出血が殆ど見られず、もし発生しても通常は1週間以内に自然に解消されるとされています。
さらに、施術翌日からは通常のメイクアップを行えるため、日常生活への影響は殆どありません。ヒアルロン酸は体内で自然に存在する成分であり、時間が経つにつれて徐々に吸収されていきます。
施術に伴う軽微な痛みについては、麻酔を使用することで軽減できるため、痛みに敏感な方は医師と相談することをおすすめします。

シワの改善が期待できる

ヒアルロン酸の注射は、肌のシワやハリ不足にアプローチできる可能性があります。ヒアルロン酸は肌の内部からシワを押し上げ、肌の表面が滑らかになるため、施術後すぐに若々しい外見を取り戻せる可能性があります。
施術には、さまざまな種類のヒアルロン酸製剤が使用され、それぞれが特定の目的に合わせて選ばれます。

肌のハリやボリュームアップ効果が期待できる

ヒアルロン酸注射は、肌に潤いを与え、若々しいハリと弾力をもたらす可能性があります。保湿ケアだけでは解決しない目の周りや口元も、ヒアルロン酸の力で肌の質感が改善され、メイクの仕上がりもより美しくなるでしょう。
また、唇や涙袋などの特定の部位にボリュームを加えることで、顔の印象をより豊かにする施術もあります。

ヒアルロン酸注入のデメリット

ヒアルロン酸注入のデメリット

ここからは、ヒアルロン酸注入のデメリットについても解説します。

永久に効果は持続しない

ヒアルロン酸は体内で自然に分解されるため、永続的な結果を期待することはできません。数ヶ月のものから、約2年間持続するものまであります。
ヒアルロン酸は施術から約2週間後には安定し、その後は徐々に減少していきます。

持続期間は、使用されるヒアルロン酸の種類や注入される量によって異なります。
保水力が高い柔らかいヒアルロン酸は約6ヶ月~1年、保水力が低い硬いヒアルロン酸は約1年半~2年の保持が見込まれます。
望ましい結果を維持するためには、定期的な注射が必要になることがあります。

内出血や腫れが起こる

ヒアルロン酸の注入施術は、肌の内部に微細な針を用いて行われるため、時には軽度の内出血や腫れが生じることがあります。これは、顔の皮膚には多くの毛細血管が存在するためで、特に目元やほうれい線のような皮膚が薄い部位では内出血が発生しやすいといわれています。
内出血は通常、数日~2週間程度で自然に薄れていくとされています。
また、腫れやむくみもヒアルロン酸の保水性によるもので、これも通常は1週間程度で落ち着きます。

施術を受ける際は、これらの副作用が起こる可能性があることを理解し、許容できるかどうかを考慮することが大切です。
また、クリニックによっては、内出血を減らすためにマイクロカニューレを使用することもあります。

ヒアルロン酸注入の失敗例

ヒアルロン酸注入の失敗例

次に、ヒアルロン酸注入による失敗例について、症状別に紹介します。

ボコボコやしこりができる

ヒアルロン酸注入における問題点として、注入した部分がボコボコと不均一になる場合が挙げられます。
注入されたヒアルロン酸が皮膚の中で均等に分布しなかったり、注入量が多すぎたり、施術者の技術不足や適切でない種類のヒアルロン酸が使用されたりすることによって起こります。
特に皮膚が薄い部位では、ヒアルロン酸が表面に現れやすく、凹凸が目立つことがあります。
また、施術後に強く触れることでヒアルロン酸が移動し、凹凸が生じることもあるため、注意が必要です。
施術直後に凹凸が見られる場合でも、しばらくすると自然になじむことが多いですが、数週間経っても改善が見られない場合は、ヒアルロン酸溶解剤を用いて修正ができますので、医師に相談しましょう。

左右非対称になる

施術を行う際には、これらの自然な非対称性を考慮し、顔のバランスを見極めながら、適切な量のヒアルロン酸を注入することが重要です。
しかし、医師の経験不足やデザイン力の不足により、左右のバランスを取り違えてしまうことがあります。その結果、顔の一方が他方よりも膨らんで見えたり、ほうれい線の深さに差が出たりすることがあります。
施術後に左右非対称が明らかになった場合は、注入量が多すぎた側はヒアルロン酸溶解剤を用いて調整し、不足している側には追加でヒアルロン酸を注入することで、より自然なバランスを取り戻せる可能性があります。
左右のバランスが気になる場合、速やかに医師に相談し、適切な対応を求めることが大切です。

チンダル現象

美容施術におけるヒアルロン酸の注入は、目の下の暗い影や顔の肌のハリ低下を改善するために行われますが、ヒアルロン酸が肌を通して青白く透けて見える「チンダル現象」が発生することがあります。特に、目元や涙袋、唇などの皮膚が薄い部位で発生しやすいとされています。
チンダル現象は、ダウンタイムとは異なり、一度発生すると自然には改善しません。
メイクアップでカバーできる場合もありますが、ヒアルロン酸を分解する専用の注射を施すことで解消されます。

膨らみすぎる

ヒアルロン酸注入は、顔の特定の部位にボリュームを加えたり、しわを滑らかにしたりするために行われますが、注入量が多すぎると、過剰な膨張を引き起こすことがあります。特に、涙袋やほうれい線などのデリケートなエリアでは、微量のヒアルロン酸でも大きな変化をもたらすため、注入量のコントロールが重要です。
適切な量のヒアルロン酸を用いることで、自然で満足のいく結果を得られるでしょう。
また、施術を受ける前に医師の経験や技術について十分に調査し、信頼できる医師に相談することが重要です。
医師とのコミュニケーションを介して、期待する結果について明確なイメージを共有することも大切です。

ヒアルロン酸注入で後悔しないためのポイント

ヒアルロン酸注入で後悔しないためのポイント

ここまで、ヒアルロン酸注入についてのデメリットや失敗例を紹介しました。続いて、ヒアルロン酸注入で後悔しないためのポイントについても解説します。

クリニックや医師の選び方

ヒアルロン酸注入の成功のためには、クリニックや医師の選び方が重要です。
以下は、後悔のないヒアルロン酸注入を受けるために考慮すべきポイントです。

  1. 解剖学の知識を持つ医師:顔には複雑な血管や神経が走っており、これらを正確に理解している医師であることが重要です。また、筋肉の動きを把握している医師は、自然な表情を保ちながら施術を行ってくれることでしょう。
  2. 豊富な経験を持つクリニック:施術例が多く、豊富な経験を持つ医師は、様々なケースに対応できる可能性があります。経験のあるクリニックでは、個々の顔の特徴や皮膚の状態を考慮した上で、適切な施術プランを提供してくれる可能性が高いです。
  3. 適切なヒアルロン酸製剤の選択:施術する部位によって適切なヒアルロン酸製剤は異なります。医師と事前に相談し、使用する製剤についての知識を持つことで、納得のいく施術を受けられるでしょう。
  4. 医師の技術力と評判:ヒアルロン酸注射は技術が求められる施術です。医師の評判や症例写真を事前にチェックし、信頼できる医師に施術を依頼することが重要です。
  5. 費用と相場の確認:施術費用が相場から大きく外れていないかを確認し、コストパフォーマンスの良いクリニックを選ぶことも大切です。

これらのポイントを踏まえ、慎重にクリニックや医師を選ぶことで、ヒアルロン酸注入に関する後悔を避けられる可能性があります。

事前にカウンセリングを受ける

ヒアルロン酸注入を検討する際、事前のカウンセリングはとても重要です。
施術前のカウンセリングでは、医師との間で共通のビジョンを持つことが肝心です。カウンセリングを元に、医師が適切なヒアルロン酸の種類や量を選定することで、理想に近い仕上がりを目指します。
また、医師が施術のメリットだけでなく、潜在的なリスクについても説明してくれることは、情報に基づいた意思決定を行う上で不可欠です。

施術後のアフターケア

ヒアルロン酸注入後に適切なアフターケアが提供されるクリニックを選ぶことで、施術後の心配事を減らし、万が一の副作用や不具合が生じた場合にも迅速に対応してもらえます。
無料のアフターケアサービスを提供するクリニックや施術に満足できなかった場合や予期せぬ結果が出た場合に保証や再施術オプションを提供しているクリニックは、信頼性が高く、良い選択肢となります。
アフターケアの内容には、定期的なフォローアップ診察、必要に応じた追加施術、そして緊急時の対応が含まれることが理想的です。
クリニック選びでは、アフターケアの詳細や提供期間について、カウンセリング時にしっかりと確認し、自分のニーズに合ったサポートを受けられるかどうかを検討することが重要です。

アフターケアの充実度は、クリニックが患者さんの健康と仕上がりをどれだけ大切にしているかのバロメーターともいえます。
そのため、施術を受ける前には、クリニックのアフターフォロー体制について十分にリサーチし、納得して施術を受けられる環境を選ぶことが、後悔しないためのポイントです。

ヒアルロン酸の種類を知る

ヒアルロン酸注入において、しこりが発生する原因の一つとして、ヒアルロン酸の種類が挙げられます。
ヒアルロン酸は、粒子の大きさや硬さが異なる多様な種類があり、それぞれの用途や注入部位に応じて選ばれます。
例えば、形をしっかり保持する必要があるバストや鼻には大きな粒子を持つ硬めのヒアルロン酸が適していますが、顔の細かいしわを埋める場合には、より柔らかく細かい粒子のヒアルロン酸が求められます。
特に、皮膚が薄くデリケートな目の下などでは、硬いヒアルロン酸を使用すると不自然な仕上がりやしこりが目立つ可能性があります。そのため、短期間で吸収される柔らかいヒアルロン酸を選ぶことが重要です。

また、価格の安さだけで選ぶと、本来豊胸用など他の目的で使用される硬いヒアルロン酸が顔に注入される粗悪な施術を選んでしまうリスクもありますので、クリニック選びには注意が必要です。
国内で使用されているヒアルロン酸は主にアラガン製や韓国製があり、それぞれに特徴があります。
クリニックによっては、これらの製剤を使い分けている場合もあります。

ヒアルロン酸の種類についての知識を持つことは、自分に合ったクリニックや施術を選ぶ際の大切なポイントとなります。
カウンセリング時には、使用されるヒアルロン酸の種類についても医師に確認し、自分の希望に合った適切な製剤が選ばれるようにしましょう。

ヒアルロン酸注入の修正

ヒアルロン酸注入の修正

最後に、少し前述したヒアルロン酸注入の修正について詳しく解説します。

ヒアルロン酸の分解・再注入

ヒアルロン酸注入後に不満足な結果が出た場合、以下のような修正方法があります。

  1. ヒアルロン酸の分解:注入されたヒアルロン酸をヒアルロニダーゼという酵素で分解し、元の状態に戻します。この処置により、過剰に注入された部分を修正し、顔のバランスを整えます。
  2. ヒアルロン酸の再注入:分解後、適切な期間を空けてから、再度ヒアルロン酸を注入します。このステップにより、より自然で美しい仕上がりを目指します。

ヒアルロン酸の修正は、初回の注入よりも技術的に難易度が高く、患者さんの不安や医療への信頼を考慮する必要があります。
そのため、修正を行う際は、十分な経験を持った医師による丁寧なカウンセリングと施術が求められます。
修正処置は、注入から数年経過したヒアルロン酸に対しても可能とされています。

ヒアルロン酸注入以外で涙袋を作る方法

涙袋を形成するための方法として、ヒアルロン酸注入以外にも選択肢があります。
目の下の脂肪やふくらみが原因で涙袋が見えにくくなっている場合、脱脂手術を行うことで、涙袋をよりはっきりとさせることが期待できます。この手法は、目の周囲の筋肉が時間をかけて引き締まることで、自然な涙袋の形状を取り戻すことを目指します。
脱脂手術後は、眼輪筋が約半年間で徐々に収縮し、涙袋が目立つようになります。これにより、若々しい印象を与える可能性があります。
ただし、元々涙袋が目立たない方の場合、脱脂手術だけでは顕著な変化が見られないこともあります。

また、グロースファクターを使用することで、皮膚のハリを改善し、涙袋が目立ちやすくなる可能性があります。
グロースファクターは、皮膚の再生を促進し、より滑らかで弾力のある肌質を目指す施術方法です。

どの方法を選択するかは、個人の顔の特徴や希望する結果によって異なりますので、医師とのカウンセリングを通じて適切な選択を行うことが重要です。

まとめ

まとめ

ここまでヒアルロン酸注入の失敗についてお伝えしてきました。ヒアルロン酸注入の失敗の要点をまとめると以下の通りです。

  • ヒアルロン酸注入は、永続的な保持力はなく定期的な注入が必要なことや、出血や腫れなどの副作用が現れることがあることがデメリットとして挙げられる
  • ヒアルロン酸注入の失敗例には、ボコボコやしこりができる、左右非対称になる、チンダル現象、膨らみすぎることなどが挙げられる
  • 涙袋を形成するための方法として、ヒアルロン酸注入以外にも脱脂手術などの選択肢がある

これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。 最後までお読みいただき、ありがとうございました。

この記事の監修歯科医師
山下 真理子医師(くみこクリニック京都駅前院)

山下 真理子医師(くみこクリニック京都駅前院)

京都府立医科大学医学部医学科 卒業 / のべ10年以上の美容皮膚科勤務を経て、現在はくみこクリニック北山院に勤務している。コロナ以前は、大阪医専にて、医療従事者の教育にも関わった経験がある。

記事をもっと見る
  • この記事の監修医師
  • 他の監修記事
山下 真理子医師(くみこクリニック京都駅前院)

京都府立医科大学医学部医学科 卒業 / のべ10年以上の美容皮膚科勤務を経て、現在はくみこクリニック北山院に勤務している。コロナ以前は、大阪医専にて、医療従事者の教育にも関わった経験がある。

  1. 鼻にヒアルロン酸注射したときのダウンタイムの症状を解説|メリットとデメリットも説明します

  2. 顎にヒアルロン酸を入れたら横顔はきれいになる?顎のヒアルロン酸で得られる効果や注意点・失敗例もご紹介

  3. 鼻にヒアルロン酸を入れてもバレない?ヒアルロン酸がバレる原因と後悔しないためのポイントを解説

RELATED

PAGE TOP

電話コンシェルジュ専用番号

電話コンシェルジュで地域の名医を紹介します。

受付時間 平日:9時~18時
お電話でご案内できます!
0120-022-340