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目(二重、くま、目の下のたるみ)

目の整形にはどんな種類がある?悩み別に紹介

目の整形にはどんな種類がある?悩み別に紹介

鏡を見て「もっと大きな目だったらいいな」「もっとぱっちりしていたら」と感じ、整形を考える人もいるでしょう。現代の美容医療では、二重まぶたや目を大きく見せるだけでなく、理想に沿ったいろいろな要望に応えられる技術が進歩しています。そこで本記事では、目のお悩み別にどんな整形方法が適しているのかを、わかりやすく解説していきます。ぜひ参考にしてみてください。

目の整形とは

目の整形とは 目の整形とは、一重まぶたを二重まぶたにしたり、目の形を変えたりする美容整形のことを指します。目元は顔の大事なパーツであるため、目を整形するだけで顔の印象が大きく変わることにもなります。

目の整形の基本事項

目の整形は、まぶたの形状を変えたり、目の形を変えたりするために、目の周辺を切開して広げたり、脂肪を除去したりする手術が一般的です。また、最近では、メスでの切開を行わずにできる方法も多数あります。

目の整形で期待できる効果

目の整形をすることで、目がぱっちりと大きく見える、眠そうな目をすっきりとした印象に変えるなど、いろいろな効果が期待できます。それだけではなく、加齢によるまぶたのたるみや、目の下のクマ、小じわなどをとることで若く見えたりする、アンチエイジングケアとしても有効です。

目を二重に整形する方法

目を二重に整形する方法 目の整形で最もよく知られているものといえば、二重整形でしょう。二重まぶたを形成する方法は、メスを使わない埋没法と、切開法の2種類があります。

埋没法

埋没法は、糸で二重の仕組みを作る施術方法です。メスで切開を行わずにできる二重整形で、外から糸が見えないようにまぶたの内側へ埋没させます。施術時間は約15〜20分ほどで済み、ダウンタイムも1〜2週間ほどと短期間のため、手軽に二重を作ることができる施術方法として人気です。整形を初めて検討しているという人や、「一重を二重にしたいけれど、大きな手術はしたくない」といったニーズに向いているでしょう。

切開法

切開法は、皮膚を切開して内部の脂肪や筋肉を処理し、二重を形成する施術方法です。この方法では、埋没法に比べて二重が安定しやすく、半永久的に二重が取れないというメリットがあります。反面、皮膚の切開が必要となるため、ダウンタイムが長くなるといった特徴があります。以前試した埋没法での二重がとれてきた人や、今よりもくっきりとした二重のラインを出したい人などに適しています。

目をタレ目に整形する方法

目をタレ目に整形する方法 顔の印象は、目の大きさやまぶたの形だけではなく、目頭と目尻の位置によっても大きく変わります。目頭よりも目尻が高い位置にあると「つり目」、目頭の方が目尻よりも高い位置にあると「タレ目」といわれます。つり目は、シャープでスッキリとした印象を与えますが、「性格がきつそう」「怖そう」といった印象を持たれることもあるでしょう。可愛く優しい印象の「タレ目」にしたいと考えた場合、美容外科では「グラマラスライン形成」「目尻切開」などの施術方法があります。

グラマラスライン形成

グラマラスライン形成とは、目尻側の下まぶたの裏側から施術を行ってタレ目にし、目の縦幅を大きく見せる方法です。内側からアプローチするため、表面に傷あとが残らないというメリットがあります。また、目の下のクマやたるみの原因となっている脂肪除去も同時に行えるという利点もあるのが特徴です。グラマラスライン形成に適しているのは、優しいタレ目にしたい人や、つり目を治したい人、目の縦幅を大きく見せたい人などです。

目尻切開

目尻切開は、目の外側の皮膚を切開して結膜と縫合することで、目尻側の目の幅を広げる手術です。主に横幅を広げる手術となりますが、目の上下にも広がるため、左右の目の間隔を変えることなく、自然に目の幅を広げることができます。また、目尻からこめかみまでの距離が短くなると顔の余白部分が小さくなり、小顔に見えるという効果も期待できます。切開の傷あとはまつげの内側に隠れるので、ほとんど目立たないという点もメリットです。左右の目元のバランスや寄り目が気になる人、目の横幅を広くしたい人、優しい印象の目元にしたい人は、目尻切開が適しているといえます。

目をつり目に整形する方法

目をつり目に整形する方法 タレ目とは反対に、つり目はキリッとした印象を与えることができます。目をつり目にする場合は、「目尻靭帯(じんたい)移動術」という方法で目をシャープに見せることができます。

目尻靭帯移動術

目尻靭帯移動術とは、目尻外眼角靭帯移動術とも呼ばれる手術です。この方法では、目の外側のシワに合わせて目尻の皮膚を切開し、まぶたを骨に固定している目尻靭帯をメスで切断します。その後、切り離した目尻靭帯を新しい位置で骨に留め、傷あとを縫合します。目尻の位置そのものを変えてタレ目やつり目を形成する施術方法で、個人の顔だちや好みに合わせて形成することができます。また、切開も10ミリ程度で済むため、術後の傷あとが目立ちにくいというメリットもあります。自然なつり目・タレ目を形成したいという要望に応えることができる施術方法です。

目をぱっちり見せる方法

目をぱっちり見せる方法 ぱっちりとした大きな目に見せることは、美容整形の得意分野です。次は、「眉下リフト」「目頭切開」「涙袋形成」「眼瞼下垂(がんけんかすい)手術」の4つをご紹介します。

眉下リフト

眉下リフト(眉下切開)は、眉毛の下の余分な皮膚を切除することで、目の開きを大きくして黒目がちに見せたり、リフトアップ効果で若々しい目元を形成する施術法です。加齢によってたるんできた目元のたるみや重々しい印象のまぶたを、ぱっちりとした目元にすることができます。 従って、加齢が原因によるまぶたのたるみを改善したい、リフトアップをしたいという人には、眉下リフトがおすすめです。ただし、目と眉下の間隔が元々狭いと、より一層、目と眉毛の距離が縮まってしまい、不自然な仕上がりとなってしまうことも。また、この方法は、目の形を変えるというよりは眉下のたるみを改善するもので、目元全体の印象にはあまり大きな変化が与えられない場合もあります。眉ラインに沿って切開するので傷あとは見えにくいですが、眉毛が細い人などには向いていません。

目頭切開

目自体を大きくぱっちりとさせたいのなら、切開を行う施術法が良いでしょう。目を大きく見せる切開法には「目頭切開」と「目尻切開」の2種類があります。この中でも「目頭切開」は、白目の露出を増やして目を大きく見せるだけでなく、離れ目の改善にも効果があります。目頭切開の手術方法は、目頭をZの形に切開する「Z法」、Wの形に切開する「W法」、シンプルに切開する「三日月法」、目頭の皮膚は切除せずに蒙古ひだの余分な皮膚を移動させる「韓流切開法」の4種類に分かれています。それぞれ特徴がありますので、事前のカウンセリングでよく相談した上で決定するようにしましょう。

涙袋形成(ヒアルロン酸注入)

涙袋形成は、ヒアルロン酸を注入することによって、目の下にぷっくりとした涙袋を形成する施術方法です。涙袋があると、目がより大きく見えるだけでなく、優しげで可愛らしい印象を与えることができます。切開などは行わず、目の下に極細針でヒアルロン酸を注入するだけのため、腫れやダウンタイムもほとんどなく、気軽に行える施術として人気です。可愛らしい印象を作りたい、優しげで笑顔が素敵な目元にしたい、目元全体を立体的に大きく見せたい、などといった要望には、涙袋形成がおすすめです。ただし、ヒアルロン酸は徐々に体内に吸収されるため、涙袋の持続性は半年から1年ほど。永続的な施術方法ではない点に注意しましょう。

眼瞼下垂手術

眼瞼下垂とは、まぶたを持ち上げる筋肉が十分に働かないことによって、上まぶたの開きが悪くなり、瞳の一部が隠れているように見える状態のことを指します。目が眠そうに見えるなどの見た目の問題にとどまらず、重度になると目が開けづらかったり、眼精疲労や頭痛、肩こりを引き起こすなど、生活上の問題にもなります。眼瞼下垂手術には、重瞼線部(じゅうけんせんぶ)切開法と呼ばれるものと、切開を行わない方法の2種類があります。

重瞼線部切開法は、上まぶたを大きく開くように切開することによって目の開きを改善する方法です。重い印象の垂れ下がったまぶたを大きく開くことができるほか、縦方向に黒目を大きく見せることが可能です。目が開けづらい、目つきが悪いと言われる、細く眠そうな目をとにかく大きく見せたい、といった場合は、重瞼線部切開法が適しています。

なお、たるみの程度が軽ければ、切開することなく糸で「くせ」をつけるだけで改善できる場合もあります。

目元の印象を若々しくする方法

目元の印象を若々しくする方法 目の下のたるみやクマは、疲れて見えるだけでなく、実年齢より老けた印象を与えてしまいます。このような目元の悩みを改善して若々しい印象を保つ方法として、「眼窩脂肪溶解注射」「経結膜下脱脂法」「眼窩脂肪移動術」「下眼瞼切開」などがあります。

眼窩脂肪溶解注射

眼窩脂肪溶解注射は、目の下の脂肪によるふくらみを、メディカルハーブを主成分とした溶剤を注射することによって除去する施術法です。外科手術を行わないためダウンタイムがほとんどなく、目の下のクマなどを改善することができます。

経結膜下脱脂法

経結膜下脱脂法は、下まぶたの裏側から張り出した脂肪を除去することで、加齢によるクマやたるみを改善します。具体的には、局所麻酔を用いて結膜側の粘膜を約5ミリほど切開し、内側(目頭側)と真ん中から脂肪を引き出します。特に、シワが目立たず、眼窩脂肪やたるみのみを取りたい人に向いています。

眼窩脂肪移動術

眼窩脂肪移動術は、表ハムラ法(経皮ハムラ法)とも呼ばれている施術法で、たるみの原因となっている下まぶたの脂肪を、切除ではなく目の下の溝へ移動させることによって皮膚を平らにする方法です。疲れているように見られる、実年齢より老けて見られる、目元のクマがメイクでカバーしきれない、などの悩みがある場合は、眼窩脂肪移動術がおすすめです。

下眼瞼切開(皮弁法・筋皮弁法)

下眼瞼切開は、目の下の小じわやたるみ、クマの治療として、下まぶたを切開する方法です。皮弁法・筋皮弁法・ハムラ法・経結膜ハムラ法の4種類があります。目的に適した方法を選ぶことで、下まぶたのトラブルを改善し、若々しい目元を取り戻す効果が期待できます。

目の整形で失敗しないためには

目の整形で失敗しないためには 目の整形は顔の印象を大きく変えるため、何としても失敗は避けたいもの。では、整形でイメージ通りの目を手に入れるには、どのようなことに気をつければ良いのでしょうか?

経験豊富なクリニックやドクターを選ぶ

まずは、経験豊富なクリニックやドクターを選ぶことが大前提です。SNSでの広告や口コミは必ずしも正しいとは限りません。実際にいくつかのクリニックで詳しく話を聞くなどして、最終的にはご自身で判断することをおすすめします。また、一つの目安として、形成外科専門医であるかどうかという点も参考にしてみると良いでしょう。

カウンセリングをしっかりと受ける

どんな施術であれ、事前のカウンセリングはとても重要です。決して時間を惜しまず、仕上がりのイメージを医師と共有するようにしましょう。できれば複数のクリニックでカウンセリングを受けてみると、それぞれの違いがわかりやすくなります。

正しいアフターケアを行う

手術の仕上がりは、医師の技術だけで決まるわけではありません。手術後のアフターケアが適切にできていないと、満足な仕上がりから遠ざかるだけでなく、思わぬトラブルの原因ともなります。医師の指示に従い、術後のアフターケアに注意を払いましょう。

編集部まとめ

編集部まとめ 目の整形と一言でいっても、まぶたや目の形など、アプローチの方法はさまざまです。また、同じ効果を目的としていても施術の方法はいくつもあります。希望している目元と顔とのバランスも考慮に入れつつ、それぞれの特徴やメリット・デメリットをよく考え、事前のカウンセリングをしっかりと受け、医師とよく相談して適切な施術方法を選ぶようにしてください。

参考文献

この記事の監修歯科医師
松澤 宗範医師(青山メディカルクリニック院長 慶応義塾大学病院形成外科)

松澤 宗範医師(青山メディカルクリニック院長 慶応義塾大学病院形成外科)

2014年3月 近畿大学医学部医学科卒業 2014年4月 慶應義塾大学病院初期臨床研修医 2016年4月 慶應義塾大学病院形成外科入局 2016年10月 佐野厚生総合病院形成外科 2017年4月 横浜市立市民病院形成外科 2018年4月 埼玉医科総合医療センター形成外科・美容外科 2018年10月 慶應義塾大学病院形成外科助教休職 2019年2月 銀座美容外科クリニック 分院長 2020年5月 青山メディカルクリニック 開業

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松澤 宗範医師(青山メディカルクリニック院長 慶応義塾大学病院形成外科)

2014年3月 近畿大学医学部医学科卒業 2014年4月 慶應義塾大学病院初期臨床研修医 2016年4月 慶應義塾大学病院形成外科入局 2016年10月 佐野厚生総合病院形成外科 2017年4月 横浜市立市民病院形成外科 2018年4月 埼玉医科総合医療センター形成外科・美容外科 2018年10月 慶應義塾大学病院形成外科助教休職 2019年2月 銀座美容外科クリニック 分院長 2020年5月 青山メディカルクリニック 開業

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  2. 不感症を改善するためには?不感症の原因から治療法までを紹介

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