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目元の整形にはどのような方法がある?なりたい目元ごとに手術方法をまとめました

目元の整形にはどのような方法がある?なりたい目元ごとに手術方法をまとめました

一重から二重にしたい方や、目を大きくしたい方にとって目元の整形は身近な選択肢の一つなのではないでしょうか。近年では、ひと昔前と比べ、目元の整形に対する支持が高まっています。さらに、気軽に整形ができるクリニックも増えてきています。本記事では、自分に合った理想の目元を叶えるためにさまざまな施術方法をご紹介します。

二重にしたい場合の整形手術

二重にしたい場合の整形手術

二重を作りたい場合はどのような整形手術がありますか?
二重整形には主に「埋没法」と「切開法」があります。埋没法は、まぶたを切らずに細い糸で二重のラインを作る手術で、身体への負担が軽くダウンタイムが短いのが特徴です。切開法はまぶたを切開して二重を形成し、埋没法と比較すると長期的な効果を期待できますが、ダウンタイムは長めです。また、埋没法と比べて元の状態に戻すことが難しい場合があるため、手術前に十分な検討が必要です。埋没法と切開法では、埋没法の方が費用が安いことも特徴ですが、安ければよいというわけではなく、逆に高ければ品質がよいということでもありません。医師との十分なカウンセリングを通じて、手術の方法、リスク、期待される結果などを理解し、自分に合った施術を選ぶことが重要です。
埋没法について教えてください。
埋没法は、まぶたを切開せずに二重のラインを作るシンプルな手術方法です。この手術では、極細の医療用糸を使ってまぶたの内部を縫合し、二重のラインを作ります。手術自体は15〜30分程度で完了し、回復期間も短いため、日常生活への影響が少ないのが大きな魅力の一つです。費用は医療機関によって異なるものの6万円から25万円程度で、手術の詳細やアフターケアの内容によって変動します。埋没法は、手術後の腫れや回復期間を最小限に抑えたい方、将来的に目元のデザインを変更する可能性がある方に適しています。ただしまぶたが厚い方や、著しく皮膚が余っている場合には、埋没法よりも切開法が推奨されることがあります。
切開法について教えてください。
切開法は、まぶたを切開して二重のラインを作る整形手術で、半永続的でくっきりした二重を実現できます。手術方法には「全切開法」と「部分切開法」があり、個人の希望に応じてまぶたの脂肪除去や皮膚調整も行います。切開法のメリットは、深い二重ラインを作れること、多様なデザインが選択できること、効果が半永久的であることです。ただし切開法の注意点は、ダウンタイムが長いことです。腫れが目立つ期間はおおよそ7~10日程度、完全に落ち着くまでには約1ヶ月かかることもあります。費用は部分切開法で約10万円からで、複雑な手術はそれ以上になります。結果の永続性を考慮し、事前に医師とデザインや費用面について相談することが重要です。

涙袋を作りたい場合の整形手術

涙袋を作りたい場合の整形手術

涙袋を作りたい場合はどのような整形手術がありますか?
涙袋を作るには、主に「ヒアルロン酸注射」と「脱脂手術」の2つの方法があります。ヒアルロン酸注射は目の下にボリューム感をもたせることができるため、目元に立体感のある印象を与えることができます。脱脂手術はもともと涙袋がある方に適しており、目の下にある余分な眼窩脂肪を取り除くことで、涙袋を強調することを目的とした手術です。涙袋は目の下側に位置し、眼輪筋という目のまわりの筋肉が発達することで形成されます。目元に立体感や若々しさをもたらし、印象的な表情を演出するため、目を大きく見せたい方はもちろん、愛らしい目元にしたい、涙袋のメイクから卒業したい、目に立体感がほしいといった方におすすめです。
ヒアルロン酸注射について教えてください。
ヒアルロン酸は体内にある物質で、肌の水分量や柔軟性、潤滑性を保つ役割などがあります。注入に使用させる製剤はジェル状のため、硬さに違いがあり、注入部位と深さによってヒアルロン酸の硬さを変えていきます。涙袋など気になる部位に直接ヒアルロン酸を注入することで肌を内側から持ち上げ、自然な仕上がりを目指すことができるのが特徴です。手術時間は5~15分で、個人差はありますが持続期間は半年~1年半程度です。ヒアルロン酸注射は切開を伴わず、ダウンタイムが短いというメリットがありますが、アレルギー反応などのリスクもあるため、医師との十分な相談が必要です。メスを入れることに抵抗があるけれども涙袋を作ってみたい方は相談してみてはいかがでしょうか。
脱脂手術について教えてください。
涙袋を作るための脱脂手術には主に2つの方法があります。一つは「経結膜脱脂法」で、眼窩脂肪を取り除き、皮膚のたるみやクマを改善するための方法です。仰向けの状態で適量の眼窩脂肪を取り除いた後、座った状態で取り除いた眼窩脂肪の量を確認し、適量であれば手術は完了となります。もう一つの脱脂手術は、「経皮的脱脂法と目の下のたるみ取り」です。脱脂手術で眼窩脂肪を除去するとたるみやしわが悪化する場合があるため、まぶたの表側から眼窩脂肪を取り除き、たるみやしわの要因となる余分な皮膚を除去する方法です。目の下の表面の縁からまぶたの形にそって切開し余分な脂肪を除去します。たるみやしわの原因とされる余分な皮膚と一部の眼輪筋を除去し、縫合したら手術完了です。 脱脂手術は長期的な効果が期待できますが、手術の難易度が高く、医師の技術や経験によって仕上がりに差が生じる可能性があります。また、効果は完全に永続的ではなく、加齢による変化などの影響を受けます。

目を大きくしたい場合の整形手術

目を大きくしたい場合はどのような整形手術がありますか?
二重整形手術のほかに、「目頭切開」や「目尻切開」、「たれ目形成」といった手法を組み合わせることで、目だけでなく顔全体のバランスを整えることができます。目を大きくするといってもつり目を改善したい、癒し顔になりたい、パッチリとした大きな目や優しい印象の目元がよい、など要望は人それぞれです。美容整形を検討する際は、手術のリスクとベネフィットを十分に理解し、自分の顔の特徴に合った手術を医師とよく相談したうえで、慎重に選択することが大切です。
目頭切開について教えてください。
目頭切開は、蒙古ひだを取り除き、目の横幅を広げて大きな目にする方法です。蒙古ひだとは、目頭に皮膚がかぶさっているひだのことで、個人差はありますが、東アジア地域の人々に多く見られる特徴とされています。目を小さく見せたり、目と目の間が離れて見える要因になっています。目頭切開は幅の広い二重や美しい大きな目を希望する方、左右の目が離れている方、蒙古ひだを解消したい方、平行型の二重を望む方に適しています。
目尻切開について教えてください。
目尻切開は、目の横幅を外側に広げ、より大きな目を作る方法です。目尻の端を切開して目の横幅を広げることで、目がより大きく、パッチリとした印象になります。目尻がつり上がっている方や、目尻からこめかみまでの距離が長い方は特に効果的で、顔を小さく見せることができます。つり目や切れ長な目を希望する方、たれ目を改善したい方、顔を小さく見せたい方、また優しい印象の目元を望む方には目頭切開は有望な選択肢の1つになるでしょう。
たれ目形成(グラマラスライン)について教えてください。
たれ目形成では下瞼開大術(かけんかいだいじゅつ)と呼ばれる手法が用いられます。下瞼開大術には、メスを使わずに糸で留める埋没法とメスを使う切開法の2種類があります。初めての方でメスを使うことに抵抗がある場合は、埋没法を選ぶのがよいでしょう。また、下瞼開大術とあわせて二重まぶたにすることで、よりパッチリとした目元を実現することも可能です。つり目を改善したい方や癒し顔になりたい方、パッチリとした大きな目や優しい印象の目元、可愛らしいたれ目を望む方に適した施術です。

編集部まとめ

二重整形や涙袋形成など、目元の美容整形は近年注目を浴びています。手術方法やそれぞれの特徴、費用などを比較しながら、自分に適切な施術を選ぶことが重要です。埋没法と切開法の二重整形手術、涙袋形成、目頭や目尻の切開などたくさんの選択肢がありますが、どれも顔の印象やバランスに大きな影響を与えます。理想の目元を目指すためにも医師と十分にカウンセリングを重ねながら、自分に合った治療方法を選択していきましょう。

参考文献

この記事の監修歯科医師
松澤 宗範医師(青山メディカルクリニック院長 慶応義塾大学病院形成外科)

松澤 宗範医師(青山メディカルクリニック院長 慶応義塾大学病院形成外科)

2014年3月 近畿大学医学部医学科卒業 2014年4月 慶應義塾大学病院初期臨床研修医 2016年4月 慶應義塾大学病院形成外科入局 2016年10月 佐野厚生総合病院形成外科 2017年4月 横浜市立市民病院形成外科 2018年4月 埼玉医科総合医療センター形成外科・美容外科 2018年10月 慶應義塾大学病院形成外科助教休職 2019年2月 銀座美容外科クリニック 分院長 2020年5月 青山メディカルクリニック 開業

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2014年3月 近畿大学医学部医学科卒業 2014年4月 慶應義塾大学病院初期臨床研修医 2016年4月 慶應義塾大学病院形成外科入局 2016年10月 佐野厚生総合病院形成外科 2017年4月 横浜市立市民病院形成外科 2018年4月 埼玉医科総合医療センター形成外科・美容外科 2018年10月 慶應義塾大学病院形成外科助教休職 2019年2月 銀座美容外科クリニック 分院長 2020年5月 青山メディカルクリニック 開業

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