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たれ目ボトックスのメリットとデメリットは?施術時の注意点もまとめました

たれ目ボトックスのメリットとデメリットは?施術時の注意点もまとめました

優しい印象を与え、目を大きくぱっちり見せてくれることから、たれ目に憧れる人も多いのではないでしょうか。近年では、たれ目風メイクやたれ目形成術も人気を集めています。たれ目ボトックスもたれ目形成術のひとつです。

手軽にできる美容整形術として注目されているたれ目ボトックスとはどのような施術なのでしょうか。たれ目ボトックスとのメリットやデメリット、施術時の注意点をご紹介します。

たれ目ボトックスについて

たれ目ボトックスについて たれ目ボトックスとは、どのような施術なのでしょうか。まずは、たれ目ボトックスとは何か、メリットとデメリットを知っていきましょう。

たれ目ボトックスとは何ですか?
タレ目ボトックスとは、下まぶたの外側からおよそ半分の場所にボトックスを注入してタレ目を形成する施術です。目の周りの筋肉である眼輪筋の働きを抑え、筋肉の緊張を和らげることで、優しい印象を与えるたれ目を形成します。なお、ボトックスとはボツリヌス菌から抽出したボツリヌストキシンという毒素のことです。
たれ目ボトックスのメリットを教えてください。
たれ目は、可愛らしく優しい印象を与えてくれます。たれ目になり目尻が下がることで、より黒目が強調されて、目がぱっちりと大きく見えるようになるでしょう。 ボトックスは、メスを使用しない施術です。ボトックス注射の際にも、非常に細い針を使用するため、傷跡も残らず体への負担が少なくて済むのは大きなメリットです。また、施術時間が短いのもポイントです。 たれ目ボトックスは、目の下の数箇所にボトックスを注入するだけの簡単なものです。施術にかかる時間は5~10分程度で、基本的には入院も通院も必要ありません。個人差がありますが、ダウンタイムも軽度であることがほとんどです。まれですが腫れや内出血などの症状が出たとしても、1~2週間程度で治まるでしょう。
たれ目ボトックスのデメリットを教えてください。
即効性がないのはたれ目ボトックスのデメリットと言えるでしょう。施術による変化を感じられるのは、術後1~2週間程度経ってからになります。また、たれ目ボトックスは効果がずっと続くわけではありません。持続期間には個人差がありますが、およそ3~6ヶ月間が目安。時間が経つにつれて、徐々に元の目の形へと戻ってしまいます。効果を持続させたい場合は、定期的に施術を受ける必要があります。

たれ目ボトックスを受ける際の注意点

たれ目ボトックスを受ける際の注意点 たれ目ボトックスを受ける際には、いくつか注意したい点や条件があります。きちんとリスクも理解した上で施術に臨みましょう。

術後の過ごし方で注意点はありますか?
たれ目ボトックスでは、軽度であることがほとんどですが、施術後にダウンタイムが生じることがあります。ダウンタイムの症状としては腫れや内出血が挙げられます。目の周りや白目の腫れは、通常1~2週間程度で自然に引いていくでしょう。 内出血が起きるのは、目の周りの細かい血管に注射針が当たった場合です。内出血も、通常1~2週間程度で落ち着くことが多い症状です。気になる場合は、タオルを巻いた保冷剤などで冷やすと良いでしょう。ダウンタイムの症状が長引く場合や症状が重い場合は、すぐに医師に相談してください。 また、ボトックスは熱に弱い性質のため、身体を温めすぎると効果が弱まると言われています。施術から3日間程度は、サウナや長風呂は避けましょう。施術後のマッサージも1週間程度は控えてください。施術したところをマッサージすることで、薬剤が他の場所にまで分散してしまい、本来の効果が発揮されない可能性があります。また、施術後から3ヶ月は妊娠を控えてください。この時期に妊娠してしまうと、流産などのリスクが高まる危険性があります。
たれ目ボトックスを受けられない場合はありますか?
たれ目ボトックスは多くの人に適用可能な美容施術ですが、特定の状況にある人には推奨されません。 まず、妊娠している可能性がある人、妊娠を希望している人、そして授乳中の人は、たれ目ボトックスの施術を避けるべきです。これは、施術が胎児や乳児に未知の影響を及ぼす可能性があるからです。 さらに、血液の凝固を防ぐ薬、つまり抗血小板剤や抗凝固剤を服用している人も注意が必要です。これらの薬を服用していると、施術後の出血リスクが高まる可能性があります。また、以前に別のボトックス製剤で治療を受けた経験がある人は、以前と反応が異なるかもしれないため、新たな施術を受ける前に、その旨を医師に伝えることが重要です。 神経疾患や筋肉疾患を持つ人にとっては、たれ目ボトックスが悪影響を及ぼす可能性があります。疾患によっては、施術後に症状が悪化する恐れがあるため、専門医との相談が必須です。最後に、体調が優れない時も施術を避けるべきです。体調不良時に施術を受けると、回復が遅れる可能性があります。 これらの条件に該当する人は、施術を受ける前に必ず医師とのカウンセリングを通じて、自身の健康状態や施術によるリスクについて十分に理解し、施術の可否を決定することが重要です。
たれ目ボトックスの副作用について教えてください。
たれ目ボトックスでは副作用が起きる可能性があります。ほとんどの場合は軽微で済みますが、症状が長引く場合や悪化している場合は、すぐに医師に相談しましょう。 たれ目ボトックスの副作用としては、目の周りの腫れ、白目の腫れ、内出血が主な症状です。どの症状も通常は1~2週間程度で治まります。

たれ目ボトックス以外のたれ目形成術

たれ目ボトックスのほかにも、たれ目形成のための美容整形術は色々あります。人気の高いグラマラスラインと目尻切開についてご紹介しましょう。

グラマラスライン形成について教えてください。
グラマラスラインは、目尻側の下まぶたの約3分の1を外側に下げることで、白目を露出させてタレ目にする手術のことです。グラマラスラインの手術方法は、切開をしない「埋没法」と切開をする「切開法」があります。 埋没法は、切開をしないグラマラスラインのことです。下まぶたの目尻側の粘膜から糸を通し、下向きに縫合する手術です。埋没法は皮膚を切らないため傷跡が残らないのがメリットです。ダウンタイムは1~3日程度で、腫れもほとんどありません。効果の持続時間は1~3年程度が目安ですが、それ以上効果が続く人もおり個人差があります。 切開法は、下まぶたの目尻側を切開し、余分な脂肪を取り除いて縫合するグラマラスラインです。切開法は下眼瞼下制術とも呼ばれており、目尻や下まぶたの皮膚、結膜を切開することで、目尻の下まぶたのきわを物理的に外側に下げます。施術後は抜糸が必要で、ダウンタイムは1週間程度です。切開するため効果は半永久的で、元の目の形に戻ることはありません。
目尻切開について教えてください。
目尻切開は美容整形手術のひとつです。アルファベットのY字を横にしたような形に皮膚を切開して目尻を広げ、V字のように縫合する美容整形手術です。目の横幅が短いために目が小さく見える状態から、大きくパッチリした目にしたり、つり目をタレ目に変えたりすることができます。クリニックによって手術や形成の方法が異なりますので、自分の理想に合った手術を行ってくれるクリニックを選びましょう。グラマラスラインの切開法と同じく、目尻切開法も施術後は抜糸が必要で、ダウンタイムは1週間程度です。施術では切開を行うため、自然に元の目の形に戻ることはありません。

編集部まとめ

たれ目ボトックスは、目にボトックスを注入することでたれ目を形成する美容術です。メスを使わず短時間でできるのは、たれ目ボトックスのメリットと言えるでしょう。ダウンタイムの症状もほとんどありません。デメリットとしては、即効性がない点や永続的な効果は期待できない点が挙げられます。簡単にできる手軽さが魅力のたれ目ボトックスですが、施術を受ける際には、デメリットや副作用などのリスクもしっかりと確認しておきましょう。

参考文献

この記事の監修歯科医師
松澤 宗範医師(青山メディカルクリニック院長 慶応義塾大学病院形成外科)

松澤 宗範医師(青山メディカルクリニック院長 慶応義塾大学病院形成外科)

2014年3月 近畿大学医学部医学科卒業 2014年4月 慶應義塾大学病院初期臨床研修医 2016年4月 慶應義塾大学病院形成外科入局 2016年10月 佐野厚生総合病院形成外科 2017年4月 横浜市立市民病院形成外科 2018年4月 埼玉医科総合医療センター形成外科・美容外科 2018年10月 慶應義塾大学病院形成外科助教休職 2019年2月 銀座美容外科クリニック 分院長 2020年5月 青山メディカルクリニック 開業

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2014年3月 近畿大学医学部医学科卒業 2014年4月 慶應義塾大学病院初期臨床研修医 2016年4月 慶應義塾大学病院形成外科入局 2016年10月 佐野厚生総合病院形成外科 2017年4月 横浜市立市民病院形成外科 2018年4月 埼玉医科総合医療センター形成外科・美容外科 2018年10月 慶應義塾大学病院形成外科助教休職 2019年2月 銀座美容外科クリニック 分院長 2020年5月 青山メディカルクリニック 開業

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