二重整形したいけど、いくらくらいかかるんだろう…と気になっている方もいらっしゃるかと思います。 二重整形の費用相場は、手術の内容や医師の経験、地域、施設の設備やサービスなどが価格に影響します。
本記事では、二重整形の費用相場について、以下の点を中心にご紹介します。
- 二重整形の施術別費用相場
- 二重整形の費用がクリニックによって異なる理由
- 二重整形の費用を抑える方法
二重整形の費用相場について理解するためにも、ご参考いただけると幸いです。
ぜひ最後までお読みください。
二重整形とは?
二重整形は、二重まぶたを作る美容医療手術のことです。医療行為として美容クリニックで行われ、埋没法と切開法の2つの方法があります。
手術は局所麻酔下で行われ、約10分から1時間程度で完了しますが、手術後は一時的な腫れや炎症が現れることもあります。施術方法やリスク、費用などは患者さんによって異なるため、十分なカウンセリングを受けて適切な方法を選択することが重要です。
二重整形の施術の種類
二重整形には、埋没法と切開法の二種類あります。ここでは、具体的な施術内容について解説します。
埋没法
埋没法は、メスを使わずに医療用の糸をまぶたに留めて二重まぶたを形成するプチ整形手術です。
埋没法のメリットは多岐にわたります。
まず、施術後のまぶたの腫れが少ないため、ダウンタイムが短く、通常は約3日から1週間ほどで腫れが目立たなくなります。
また、コンタクトレンズやメイクの使用が早くから可能なため、日常生活への影響が少なく、忙しい社会人や学生にも適しています。
さらに、手術時間も短く、約25〜30分程度で済み、施術後の調整や糸の取り外しにより、元の状態に戻せます。
一方、デメリットとしては、糸がとれて二重のラインが消える可能性があります。また、二重が不安定になる場合もあります。しかし、多くのクリニックでは保証制度を提供しており、再施術を無料で受けられる場合があります。
保証内容や期間、アフターケアも考慮し、信頼できるクリニックを選ぶことが重要です。
切開法
切開法は、メスを使用してまぶたを切開し、二重ラインを形成する二重整形手術です。
切開法には全切開と部分切開の2つの方法があります。部分切開は全切開よりも費用がやや抑えられる傾向がありますが、自身に適切な方法を選択することが大切です。
切開法のメリットは、まぶたを切開して二重のラインを作るため、効果が半永久的に持続する可能性が高い点です。また、余分な脂肪を取り除けるため、まぶたをすっきりさせられます。さらに、厚いまぶたや脂肪のあるまぶたにも対応でき、理想のまぶたを実現できます。
一方のデメリットとしては、施術に伴う傷跡が残る可能性があり、ダウンタイムが1〜2週間と長く、手術時間も埋没法よりも長いです。
さらに、一度手術を行うと元のまぶたに戻すのが難しいため、慎重なカウンセリングが必要です。
したがって、施術方法を選択する際には、施術前に医師と相談し、納得のいく方法を選択することが重要です。
二重整形の施術別費用相場
二重整形は実際にどのくらい費用がかかるのでしょうか?以下で、具体的な施術別費用相場について解説します。
埋没法
埋没法は、二重整形の中でも手軽に受けられる方法です。価格相場は、約30,000円〜200,000円程度で、全額自己負担になります。
価格は糸の種類や留める数によっても変動します。埋没法には「点留め」と「線留め」という2つの糸の留め方がありますが、現在では基本的に線留めが推奨されています。
線留めは糸にかかる負担が少なく、より長持ちしやすいため、低価格プランを提供するクリニックでも、線留めをおすすめしています。
よって、個々の状況や希望に応じて適切なプランを選択することが重要です。
切開法
切開法の費用相場は、約100,000万円〜400,000円程度で、全額自己負担になります。手術は埋没法よりも時間がかかるため、費用もそれに応じて高くなりますが、埋没法の費用の2倍程度とされています。
また、全切開法と部分切開法があり、全切開法の方が費用が高額となります。
したがって、費用はクリニックや手術範囲によって異なるため、医師に相談して適切な方法を選択することが重要です。
二重整形の費用がクリニックによって異なる理由
なぜ二重整形の費用はクリニックによって異なるのでしょうか?その理由を以下で深掘りします。
施術の種類
二重整形の費用がクリニックによって異なる主な理由は、埋没法と切開法といった施術の種類の違いにあります。埋没法の相場は約30,000万円〜200,000円程度であり、切開法の相場は約100,000万円〜400,000万円程度です。
埋没法は糸でまぶたを固定して二重を作り出す手法であり、施術時間やダウンタイムが短いため費用も抑えられます。一方、切開法はメスを使用してまぶたを切開し、二重を形成するため手術時間やダウンタイムが長く、より高額な費用がかかります。
どちらの方法を選ぶかによって、施術内容やリスク、回復期間などが異なります。自身のまぶたの状態や理想とする二重の形に合った施術方法を選ぶことが重要になります。
保証内容や保証期間
二重整形の費用がクリニックによって異なる理由の二つ目は、保証内容や保証期間の違いが挙げられます。多くのクリニックでは手術後の保証や保証期間を設けており、これには再施術の無料提供や、理想と異なる仕上がりへの対応が含まれます。
保証期間は1〜10年までと幅広く、永久保証を提供するクリニックもあります。保証内容や期間が異なるため、料金に差が生じます。高額なクリニックでも、保証が充実していれば増額でお得な場合もあります。
したがって、価格は30,000円〜170,000円ほど変動するため、施術前に保証内容を十分に確認することが重要です。
手術器具
二重整形手術では、針や糸、メスなどの器具を使用します。クリニックによって使用される器具が異なるため、施術代に影響します。
特に、独自開発の高価な器具が使われている場合は注意が必要です。独自開発の機器を用いている場合は日本の薬事上、認可をとっていません。独自開発の機器を用いた際の副作用なども保証はないため、注意してください。
また通常、ほとんどで目立ちにくい極細の糸を使用しており、これで差が出ることはありません。クリニックの独自性とブランド性を強調して高額な費用を取る手段にしていることがほとんどであるため、注意しましょう。
したがって、手術器具によって50,000万円〜100,000円ほど価格が上がることがあるため、慎重にクリニックを選び、自身の希望に合った器具を使用しているか確認することが重要です。
二重整形の保険適用と自費診療の違い
二重整形の費用がクリニックによって異なる理由を解説しましたが、ここからは二重整形の保険適用と自費診療の違いについて解説します。
自由診療になる場合
二重整形は美容目的が主であるため、健康保険が適用されず、自由診療となります。このため、費用は患者さんが自ら負担する必要があります。自由診療では、クリニックが手術の金額を自由に設定できるため、二重整形の費用はクリニックによって大きく異なります。
保険適用になるか知りたい方は、セルフチェックしてみましょう。この診断は、まぶたの皮膚を持ち上げてみて、二重ラインができるかどうかを確認するものです。
ただし、この診断はあくまで目安であり、正確な判断は医師の診断が必要です。このように、二重整形は自由診療であり、保険適用されないため、施術前に理解しておく必要があります。
また、費用だけでなく、リスクやアフターケアについても事前に十分に理解し、自身に合ったクリニックを選ぶことが重要です。
保険適用になる場合
二重整形が保険適用となるケースもあります。まず、眼瞼下垂と呼ばれるまぶたの垂れ下がりにより視界が不十分になる場合、健康的な生活に支障をきたすため、保険診療での手術が認められます。
先天的な筋力の弱さや加齢による筋力低下などで発症する眼瞼下垂では、日常生活に問題があれば保険診療で治療を受けられます。
保険診療で行われる眼瞼下垂の代表的な手術は「挙筋前転法」と呼ばれ、片目で約22,000円、両目で約44,000円の費用がかかります。ただし、この金額は3割負担であり、実際の自己負担額は片目で約70,000円、両目で約140,000万円となります。
また、先天的な筋力の無さなどの場合には「筋膜移植法」が必要となり、これには保険適用で約60,000円です。したがって、保険適用でなければ約350,000円近くの費用がかかりますが、保険適用により自己負担分で約140,000円に抑えられます。
ただし、眼瞼下垂や逆さまつ毛であっても、症状の進行度や施術方法によっては保険適用が認められない場合もあるため、医師の診断が必要です。
二重整形の費用を抑える方法
二重整形の費用について理解できましたでしょうか?ここからは費用を出来るだけ抑えたい方に向けて、二重整形の費用を抑える方法について解説します。
埋没法を選ぶ
二重整形の費用を抑えたい方には、埋没法が適しています。切開を伴わないため、切開法よりも200,000円ほど安くなることがあります。
ただし、極端に安いクリニックは施術数を優先し、技術力の不足やクオリティの低下が懸念されるため、症例写真を確認し、埋没法を得意とするクリニックを選びましょう。
したがって、初めての方や気軽に試したい方には、埋没法がおすすめです。
麻酔料金が入っているクリニックを選ぶ
費用を抑えるためには、麻酔料金が含まれているクリニックを選ぶことが大切です。安い表示価格のクリニックでも、麻酔代が含まれていない場合があるため、カウンセリングのときに麻酔料金が含まれているか確認しましょう。
したがって、施術自体の費用が安くても、オプション料金がかさむと結果的に費用が高くなることもあるので注意が必要です。
モニターになる
モニターになると、通常よりも3〜5割程度安く二重整形を受けられる場合があります。ただし、モニターに応募する際にはいくつかの注意点があります。
施術前後の写真を公開する必要があることや、クリニックが常時モニターを募集しているわけではないこと、さらには審査が行われる場合もあることなどです。
したがって、目元だけの顔出しに抵抗がある方は、募集条件をよく確認しましょう。また、元々きれいな目元をしている場合は、施術前後の変化がわかりにくく、審査に通らない可能性もあることに留意してください。
クリニックを選ぶときのポイント
二重整形のクリニックを選ぶ際には、カウンセリングや医師の対応、施術内容の説明、費用や保証についての明確な説明などを考慮し、信頼できるクリニックを見極めることが重要なため、参考にしてみてください。
信頼できる医師を選ぶ
二重整形を検討する際、信頼できる医師を選ぶことも重要です。手術は身体に影響を与えるため、安さだけでなく医師の信頼性も考慮すべきです。
したがって、高額な施術費用が高品質な治療を意味するわけではないため、カウンセリングで医師と話し合い、信頼できる医師を見つけることが大切です。美容外科の公式サイトを参考にして、自分の望む施術の経験がある医師を選ぶようにしましょう。
カウンセリングの対応を見る
カウンセリングの質は、二重整形を検討する際に重要なポイントです。無料のカウンセリングを利用し、医師やスタッフの対応を確かめることが重要です。
カウンセリングでは、施術内容や効果だけでなく、リスクや副作用、費用、保証、アフターケアについても詳しく説明されるべきです。
また、医師の対応や説明がわかりやすいか、自身の悩みや希望に合った提案をしてくれるか、質問に対する回答が納得できるかなども確認しましょう。
さらに、急な決断や契約を迫られることがないかも確認しましょう。これらのチェックポイントを踏まえて、複数のクリニックを検討することが大切です。
まとめ
ここまで、二重整形の費用相場についてお伝えしてきました。
二重整形の費用相場の要点をまとめると、以下の通りです。
- 二重整形の費用は、埋没法と切開法によって異なる。埋没法の価格相場は、約30,000円〜200,000円程度で、切開法の費用相場は、約100,000円〜400,000円程度が一般的、手術範囲やクリニックによって異なるため、相談して適切な方法を選択しよう
- 二重整形の費用は、主に施術の種類、保証内容や保証期間、手術器具の違いによって異なるため、これらの要因を考慮してクリニックを選ぶことが重要
- 二重整形の費用を抑える方法として、埋没法を選ぶことや麻酔料金が含まれているクリニックを選ぶなどの方法があるが、クリニック選びやモニター募集には注意が必要
二重整形を受けたい方は、まずは無料カウンセリングを受けて、自身に合った施術プランや費用について詳しく相談してみましょう。
ここまでご覧いただき、ありがとうございました。