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豊胸手術の種類は? 手術ごとのメリット・デメリットなどと一緒に紹介

豊胸手術の種類は? 手術ごとのメリット・デメリットなどと一緒に紹介

美しいバストは自信と魅力にもつながります。胸に悩みを持っている方は豊胸手術を検討している方も多いのではないでしょうか。本記事では、シリコンバッグ豊胸手術やヒアルロン酸注入、脂肪注入豊胸術の3つの豊胸手術について詳しく紹介します。手術の流れやメリット、デメリット、さらには手術に起こりうるトラブルについても触れていきます。理想のバストを手に入れるために、しっかりと知識を身につけ、豊胸手術を受けるか判断しましょう。

豊胸手術の種類

豊胸手術の種類 豊胸手術は、バストのサイズや形状を調整する方法の一つです。豊胸手術と一口に言っても、シリコンバッグを挿入する「シリコンバッグ豊胸手術」やヒアルロン酸を注入する「ヒアルロン酸注入」、自分自身の脂肪細胞を注入する「脂肪注入豊胸術」の3つの方法があります。ここでは、それぞれの特徴について説明します。

シリコンバッグ豊胸手術

シリコンバッグ豊胸手術は、今回紹介する3つの手法の中でも古くから行われている方法で、シリコンバッグをバストに充填(てん)する豊胸術です。シリコンバッグには、シリコンジェルや生理食塩水を使用するものがありますが、生理食塩水の場合、感触が不自然に感じられるため使用されることはほとんどありません。 シリコンバッグの形には、涙形をした「アナトミカル型」とおわんのような形をした「ラウンド型」があり、日本ではより柔らかな感触のラウンド型がよく用いられています。また、性状にはつるつるとした手触りの「スムースタイプ」とザラつきのある「テクスチャードタイプ」があり、スムースタイプはカプセル拘縮(シリコンバッグを胸に入れた後に生じる合併症)を防ぐためにマッサージが必要です。

ヒアルロン酸注入

ヒアルロン酸注入は、専用のヒアルロン酸を注射してバストを大きくする方法です。メスを使った豊胸手術に不安を感じる方や体に傷を残したくない方、一時的にバストアップしたい方などにおすすめです。施術時間は15~30分程度と短時間で、注入後はすぐにバストアップし、ダウンタイムもほぼないので終わったらすぐに帰宅することができます。

脂肪注入豊胸術

脂肪注入豊胸術は、自身のお腹や太ももなどから採取した脂肪細胞をバストに注入する方法です。太ももやお腹などから脂肪を吸引するには、カニューレという極細の管を用い、吸引した脂肪は注射器でバストに注入します。ヒアルロン酸注入同様メスを用いないので、バスト周辺に傷は残りません。ただし、必要な脂肪量が採取できないと施術を受けられないので、痩せている人は注意が必要です。

種類1:シリコンバッグ豊胸手術について

種類1:シリコンバッグ豊胸手術について シリコンバッグ豊胸手術は、希望のサイズにバストアップすることができ、効果が長期持続するのが特徴です。ここからは、シリコンバッグ豊胸手術のメリット、デメリット、手術の流れについて紹介します。

シリコンバッグ豊胸手術のメリット

シリコンバッグ豊胸手術には、次のようなメリットがあります。

・大幅なバストアップが可能
シリコンバッグ豊胸手術は、大きさを自分で自由に選べます。ヒアルロン酸注入が1カップ程度、脂肪注入豊胸術が1.5~2カップ程度なのに対し、シリコンバッグ豊胸手術は2サイズ以上のバストアップが可能です。

・自分の理想に近いバストを手に入れることができる
シリコンバッグの種類は豊富で、100種類以上あるとされています。そのため、自分の希望の形にバストを整えたい方におすすめです。

・効果の持続性が半永久的
シリコンバッグは脂肪やヒアルロン酸のように身体に吸収されることがないため、一度挿入すれば長期的に効果が持続します。ただし、一般的に10年前後で取り替えが必要で、劣化や衝撃などによりバッグが破損することもあるので、定期的な超音波検査などが必要です。

シリコンバッグ豊胸手術のデメリット

シリコンバッグ豊胸手術には、次のようなデメリットがあります。

・手触りや動きは脂肪注入に劣る
シリコンバッグの種類にもよりますが、感触が硬めだったり、動いても揺れない、横になっても流れないため気づかれやすかったり、不自然に感じることがあります。ただし、挿入方法や挿入箇所の工夫などで、改善することは可能です。

・カプセル拘縮のリスクがある
挿入されたシリコンバッグを体が異物と判断すると、シリコンバッグの周りに被膜ができます。そしてその被膜が狭くなり硬くなるのがカプセル拘縮です。施術を受けた方の1割程度の確率で起きると言われ、術後2~3カ月頃から起こることもあれば、10年以上経過してから発生するというケースもあります。カプセル拘縮を放置しておくと症状が悪化してしまうため、拘縮を軽減するためのマッサージで改善を図るか、バッグを抜去しなければなりません。

・バッグが破損するリスクがある
外部からの衝撃や経年劣化などによりバッグが破損することがあります。万が一バッグが破損した場合は、除去手術が必要です。

・ダウンタイムがある
ダウンタイムとは術後の痛みや腫れなどが出る期間のことで、シリコンバッグ豊胸手術のダウンタイムは、個人差はありますが2週間~4週間前後と言われています。また、術後半年ぐらいまではバッグのズレを防ぐため、バッグ挿入箇所に負担がかからないように生活しなければなりません。

シリコンバッグ豊胸手術の流れ

シリコンバッグ豊胸手術の流れを、「手術前」「手術当日」「手術後」に分けて簡単に説明します。

【手術前】
1.問診、医師による診察
希望や不安な点、わからないことなどがあれば、しっかり医師に相談・確認しておくことが大切です。

2.手術方法・シリコンバッグ種類の選択
バストの状態や希望、体型とのバランスにもとづき、医師が最適な手術方法・シリコンバッグの種類を提案します。直接自身の手でシリコンバッグに触れ、確認しておきましょう。

3.血液検査
健康状態や感染症の有無をチェックします。

【手術当日】
1.全身麻酔、手術
診察時に決めた方法で手術を行います。手術時間は1時間ほどです。

2.安静
術後2時間ほど安静が必要です。

3.帰宅
医師の診察で問題がなければ、基本的に入院することなく自宅に帰れます。公共の交通機関を使っての移動も問題ありませんが、家が遠い場合はクリニック近くのホテルに宿泊した方が体に負担がかからないでしょう。

【手術後】
1.経過観察
手術後2~3回ほど通院し、バストの状態や健康などを診察します。シリコンバッグ豊胸手術では1~2週間ほど胸の痛みや内出血などの症状が出ると言われています。痛みがある場合や気になる点があれば、医師に相談しましょう。

2.定期健診
1年に1回、定期健診を行います。バストの美容面の変化や健康、機能状態を入念にチェックします。また、乳がん検診も同時に行います。

種類2:脂肪注入豊胸術について

種類2:脂肪注入豊胸術について 脂肪注入豊胸術は、柔らかく自然な仕上がりにできるのが特徴です。ここでは、脂肪注入豊胸術のメリット、デメリット、手術の流れについて詳しく紹介します。

脂肪注入豊胸術のメリット

脂肪注入豊胸術は、自身の体から採取した脂肪を注入するので、拒絶反応が少なく安心です。また、定着しやすいので、豊胸後も長期にわたってバストの形が崩れにくいとされています。手触りも柔らかく自然な仕上がりなので、本来のバストとほぼ変わりません。さらに、注射器で脂肪を注入するので、バスト付近にほとんど傷跡が残りませんし、術後の痛みもそれほど強くないと言われています。
豊胸手術をしたとバレたくない方や自然な仕上がりを望む方、メスを使った手術に抵抗がある方などにおすすめの術式です。

脂肪注入豊胸術のデメリット

脂肪注入豊胸術は、大幅なバストアップは期待できません。なぜなら、脂肪を注入できるスペースには限度があり、限度を超えて注入すると、定着率が減少したり、注入した脂肪がしこりになったりする場合があるからです。一度の注入でバストアップ可能なサイズは、1~2カップで、それ以上のサイズアップを希望する場合は、数回の手術が必要となります。また、痩せ型の人は注入に必要な分だけの脂肪を採取できない場合があるので、脂肪注入豊胸術自体をできない可能性があります。

脂肪注入豊胸術の流れ

脂肪注入豊胸術の流れを簡単に説明します。

1.問診、医師によるカウンセリング
バストの状態や希望、体型とのバランスにもとづき、医師が適切な施術プランを提案します。

2.マーキング、デザイン
お腹や太もも、二の腕などから脂肪を吸引する場所を選び、脂肪吸引のデザインを検討し、マーキングします。

3.麻酔、脂肪吸引
静脈麻酔をし、マーキングした箇所の脂肪を吸引していきます。吸引した脂肪から不純物などを取り除いたものを使用します。

4.脂肪注入
吸引した脂肪を少しずつ、バランスを見ながら注射器で注入していきます。施術後問題がなければ帰宅可能です。

5.施術後の経過観察
手術後2~3回ほど通院し、バストの状態や健康などを診察します。また、脂肪吸引した箇所に筋肉痛のような痛みが出る場合があるので、痛みや不安があれば相談すると良いでしょう。

種類3:ヒアルロン酸注入について

種類3:ヒアルロン酸注入について ヒアルロン酸注入は、注射のみで豊胸が可能なので、他の豊胸手術よりも気軽に受けることができます。ここでは、ヒアルロン酸注入のメリット、デメリット、流れについて見ていきましょう。

ヒアルロン酸注入のメリット

ヒアルロン酸注入のメリットは、なんと言っても気軽に受けられる点です。メスを使わず注射だけなので傷跡も残りませんし、施術時間も15~30分程度で終わります。術後の痛みもほとんどないので、心身ともにあまり負担がかからないでしょう。まれに腫れや内出血が見られることもありますが、2週間程度で目立たなくなります。また、他の施術と比べて料金が比較的リーズナブルなことも魅力の一つと言えるでしょう。

ヒアルロン酸注入のデメリット

ヒアルロン酸注入の最大のデメリットは、効果が持続しないことです。ヒアルロン酸の質や個人差にもよりますが、注入したヒアルロン酸は少しずつ体に吸収され、数カ月~数年でその効果がなくなります。また、大きくしようと一度に多くのヒアルロン酸を注入すると固くなり不自然になるので、期待できるバストアップは1カップ程度です。よって、大幅なバストアップを希望する方にはおすすめできません。また、注入した周囲に皮膜が形成され、しこりになってしまったり、ヒアルロン酸自体が発がんを促す可能性も示されたりしています。気軽にできるからと安易に考えず、リスクがあることも考えて検討しましょう。

ヒアルロン酸注入の流れ

ヒアルロン酸注入の流れを簡単に説明します。

1.問診、医師によるカウンセリング
バストの状態や希望などにもとづき、医師が注入量や部位を提案します。カウンセリング来院当日に施術可能なクリニックもあります。

2.麻酔、施術
局所麻酔をし、ヒアルロン酸を注射注入していきます。施術後、問題がなければすぐに帰宅可能です。

3.施術後の経過観察
施術後2~3回ほど通院し、バストの状態や健康などを診察します。

豊胸手術で起こりうるトラブル

豊胸手術で起こりうるトラブル 豊胸手術は理想のバストを手に入れられることもあり、魅力的な美容整形と言えるでしょう。ただし、比較的安全な手術ではありますが、リスクがゼロとは言い切れません。後悔しないためにも、豊胸手術を受ける前にどのようなリスクがあるのかをしっかり把握することは大切です。
ここでは、豊胸手術で起こりうるトラブルの中でもよく耳にする「バッグの破損」「バッグのズレ」「石灰化・しこり」について解説します。

バッグの破損

シリコンバッグによる豊胸手術では、経年劣化や強い衝撃などでバッグが破損することがあります。バッグが破損した場合、次のような症状が現れることがあります。

  • 乳房の皮膚にくぼみができる
  • 一部の皮膚が赤くなる
  • しこりができる
  • 乳房に張りがなく、柔らかく感じる
  • バストサイズの縮小
  • いびつ感

一般的にシリコンバッグの寿命は10年程度と言われ、寿命前にトラブルが起こることも多々あります。少しでも異常を感じた場合は、速やかに医療機関で検査してもらいましょう。

バッグのズレ

シリコンバッグ豊胸では、術後、バッグがズレることがあり、胸の外側や上部が膨らんだり、胸が垂れてしまったりすることがあります。原因として、手術の際、豊胸バッグを挿入するスペースの剥離不足やカプセル拘縮による豊胸バッグの押し上げなどが考えられます。変形した胸の形をきれいにするには、再度手術を行い、形を調整する必要があります。

石灰化・しこり

石灰化とは、豊胸の際に使用したシリコンバッグを包む被膜(カプセル)に、カルシウムの結晶が沈着する現象です。石灰化が起こると、乳房が石のように硬くなったり、質感が不自然になったりします。石灰化を放置すると、シリコンバッグが破損する恐れもあり危険です。また、石灰化が進むと、エコー検査で内部を正確に映し出すことができず、状態を確認することが難しくなります。さらに、シリコンバッグを脇から取り除くことが困難になると胸を切開しなければならなくなるので、異変を感じたら速やかに受診しましょう。
また、脂肪注入豊胸術では、注入した脂肪に不純物が混ざっていたり、一度に多くの脂肪注入をしたりすることで、しこりができる可能性があります。しこりを放置し炎症を起こすと石灰化することもあるので注意が必要です。

まとめ

まとめ
豊胸手術の種類やメリット・デメリット、手術の流れ、トラブルについて紹介しました。手術にはメリット・デメリットがありますので、目的や体質、希望する効果に合わせて適切な手術方法を選ぶことが重要です。不安なことがあれば手術前に必ず医師に相談し、納得してから手術を受けましょう。手術はリスクやトラブルを伴うこともあるので、信頼できる医師のもとで施術を受けることが大切です。実績、衛生管理、術後のアフターケアや定期検診も事前にしっかり確認しましょう。

参考文献

この記事の監修歯科医師
坂本 好昭医師(慶應義塾大学医学部 講師)

坂本 好昭医師(慶應義塾大学医学部 講師)

慶應義塾大学医学部 卒業、同形成外科 入局。 フランス ネッカー小児病院留学を経て2016年より慶應義塾大学医学部 形成外科 講師

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慶應義塾大学医学部 卒業、同形成外科 入局。 フランス ネッカー小児病院留学を経て2016年より慶應義塾大学医学部 形成外科 講師

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