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ヒアルロン酸による豊胸は失敗するとどうなる?失敗しないための準備や失敗した時のアフターケア

ヒアルロン酸による豊胸は失敗するとどうなる?失敗しないための準備や失敗した時のアフターケア

バストにコンプレックスを感じていて豊胸手術を検討している方の中には「失敗するのが怖い」と悩んでいる方も少なくないかと思います。そこで本記事では、豊胸手術の一つであるヒアルロン酸注入豊胸術に焦点を当て、手術の概要やメリット・デメリット、リスク、失敗しないためのポイントなどについて解説しています。脂肪注入豊胸術やシリコンバッグ豊胸手術などについてもご紹介していますので、ご自身にどの施術が合っているか考えながらご覧ください。

豊胸手術の種類

豊胸手術の種類 豊胸手術には大きく分けて三つの種類があります。それは「ヒアルロン酸注入豊胸術」「脂肪注入豊胸術」「シリコンバッグ豊胸手術」です。納得のいく施術を受けるためには、それぞれの特徴を知って、自分にはどの方法が合っているのか知ることが大切です。まずは各施術のメリットやデメリット、どのような人に向いているかなどを解説していきます。

ヒアルロン酸注入

その名の通り、ヒアルロン酸を注入しバストとサイズアップを図る方法です。注射器を用いてヒアルロン酸を注入するため皮膚を切開する必要がなく、大きな傷跡が残らないのが特徴です。個人差はあるものの、バストを1カップ大きくするには約50~100ccのヒアルロン酸を使用します。なお、この方法では半永久的なバストを手に入れることはできません。その理由は、ヒアルロン酸は時間の経過と共に体内に吸収されていくためです。大きさを維持したい場合、定期的な施術が必要になります。これらのことから、ヒアルロン酸注入による豊胸は、大幅なバストアップよりも「左右差をなくす」「くぼみを改善する」「張りを出す」「1カップ程度のサイズアップ」といった希望の方に向いています。

脂肪注入豊胸術

脂肪注入豊胸術とは、豊胸手術を受ける方のおなかや太ももなどから脂肪を吸引し、それをバストに注入してサイズアップを目指す方法です。自己脂肪を用いるため、拒絶反応やアレルギー症状を引き起こすリスクが少なく、脂肪が定着すれば半永久的なバストを手に入れることができるのが最大のメリットです。施術時間は2時間ほどで、費用は100~130万円が相場となっています。クリニックによっては、この金額に麻酔代や血液検査代が加算されることもあります。デメリットとしては、吸引部位に筋肉痛のような痛みや腫れ、内出血が起きる可能性が高いことです。また、もともとの体形が痩せ型で吸引できる脂肪が少ない方は、希望通りのサイズにならなかったり施術を行えなかったりすることがあります。

シリコンバッグ豊胸手術

脇や胸の下などを切開して、そこからシリコン製のバッグを挿入するというのがシリコンバッグ豊胸手術です。シリコンバッグには大きさや形、高さなどさまざまなバリエーションがあり、理想のバストに近い素材のものを選べるのが特徴です。例えば、形状には大きく二つの種類があり、おわんのような形をした「ラウンド型」としずくのような「アナトミカル型」があります。また、質感は表面がつるっとした「スムースタイプ」とざらざらとした「テクスチャードタイプ」があります。さらに、シリコンバッグの挿入方法にも種類があり「乳腺下法」「筋膜下法」「大胸筋下法」から、好みの仕上がりになる方法を選ぶことができます。デメリットとしては、切開した傷が目立ちにくくなるまで時間がかかること、身体的な負担が大きいこと、傷跡によって豊胸手術を受けたことがバレやすいことなどが挙げられます。費用は100~150万円ほどとなっています。

ヒアルロン酸を使った豊胸手術の概要

ヒアルロン酸を使った豊胸手術の概要 ここからは、ヒアルロン酸注入豊胸術についてより詳しく説明していきます。

ヒアルロン酸豊胸手術とは

ヒアルロン酸豊胸手術とは前述した通り、ヒアルロン酸を直接胸に注入する豊胸手術です。皮膚を切開しないため、ほかの施術よりも身体的負担が少なく、注入直後からサイズアップを実感できるとして人気を集めています。

ヒアルロン酸を選ぶ理由

多くの方がヒアルロン酸注入豊胸術を選ぶ理由として四つの利点をご紹介します。一つは施術時間が短いことです。ヒアルロン酸注入豊胸術は、麻酔をしてからヒアルロン酸を注入するだけで終了します。脂肪注入豊胸術やシリコンバッグ豊胸手術が数時間かかるのに対し、ヒアルロン酸注入豊胸術は約20分で済むことが利点として挙げられています。二つ目はほかの豊胸手術と比べてダウンタイムが圧倒的に少ないことです。ヒアルロン酸注入豊胸術でできる傷跡は3mm程度の針穴だけです。当日の日常生活に支障を来さないのはもちろん、翌日からは仕事を行うことも可能です。ただし、1週間程度は筋肉痛のような痛みがあること、胸に強い力が加わることは避ける必要があることを覚えておきましょう。三つ目は一人ひとりの胸の形状に合わせて注入量・注入部位を調整できることです。例えば、バスト上部のボリュームがほしいという場合、デコルテを中心にヒアルロン酸を入れることで理想の形に近づけることができます。四つ目はバレにくいことです。ダウンタイムや傷跡が少なく、自然な形でサイズアップができるため、周囲に気付かれてしまうことはほとんどないと言えるでしょう。

ヒアルロン酸豊胸の施術プロセス

ここではヒアルロン酸注入豊胸術における一般的な流れをご紹介します。まず、注射針を刺す部位に局所麻酔をします。次に、先が細いカニューレを挿入し、麻酔を注入します。麻酔が効いたらヒアルロン酸を注入し、針穴を医療用の接着剤で塞いだら施術は完了です。クリニックによっては、恐怖心が強い方に対して静脈麻酔を行っているところもあります。

ヒアルロン酸豊胸手術のリスクや副作用

ヒアルロン酸豊胸手術のリスクや副作用 さまざまなメリットがある一方で、リスクや副作用ももちろんあります。例えば、施術後数日間は、胸が張っている時の痛みを感じます。また、手技による注入なので内出血が見られることもあります。さらに、施術中や施術後に体内に入った細菌がヒアルロン酸の周囲で炎症を起こし、感染症を引き起こしてしまうリスクも考えられます。

ヒアルロン酸豊胸手術の失敗例と対策

ヒアルロン酸豊胸手術の失敗例と対策 これまでヒアルロン酸豊胸手術について詳しくみてきましたが、ここでは失敗例を紹介しつつ、その対処方法などについて解説していきます。

一般的な失敗事例

代表的な失敗事例としては、ヒアルロン酸を注入した部位にしこりができるといった例です。施術を受ける方の体形などに適した注入量・頻度を守っていればこのようなリスクは少ないですが、ヒアルロン酸を大量に注入しすぎるとしこりになってしまうのです。また、このしこりを放置すると炎症を起こし、瘢痕化してしまう可能性があります。しこりが気になる方は、早めに医師に相談することをおすすめします。なお、ヒアルロン酸注入豊胸術の持続期間は約1~2年です。これを理解していない場合、「豊胸手術を受けたのにボリュームが減ってしまった」「失敗した」と感じてしまう可能性があります。

失敗後の修正手術について

ヒアルロン酸注入豊胸術でできたしこりは、適切な治療を行えば取りのぞくことができます。美容クリニックの中にはしこりを押しつぶすところもあるようですが、この方法はしこりの増加につながってしまうため絶対にやってはいけません。では、どのようにしてしこりを除去するのでしょうか。まずはしこりの大きさや数、位置などを正確に把握するため、乳腺エコーやCTでの検査を行います。その後に、エコーでしこりを確認しながら溶解注射を行ってヒアルロン酸を少しずつ溶かし、注射器で吸引します。もし瘢痕化してしまっている場合は注射器では除去できないため、メスを使って摘出する方法を採用するのが一般的です。

ヒアルロン酸豊胸後の回復期間

ヒアルロン酸豊胸後の回復期間 ここからは、ヒアルロン酸豊胸術を受けた後の過ごし方や、施術の効果をできるだけ長持ちさせるためのポイントをご紹介します。

アフターケア

施術が無事に終わったとしても、後からトラブルが起きる可能性があります。そんな時に、痛み止めを処方してくれたり再手術を行ってくれたりするクリニックかどうかをきちんと確認しておきましょう。クリニックによっては、温熱療法や漢方の処方、自宅でのケア指導を行っている場合があります。費用が相場より大幅に安い場合、アフターケアに対応してくれないかもしれません。

回復期間とその過ごし方

ここからは施術後の一般的な過ごし方についてご紹介します。まず、施術後1カ月は締め付けの強いブラジャーの着用やうつぶせ寝を避ける必要があるということを覚えておきましょう。施術当日は傷口をしっかりと保護するようにします。また、傷口がぬれないような状態であればシャワー浴が可能です。食事の際は胃に負担がかからないようなものを食べるようにしましょう。施術翌日から1週間後までは、傷口はばんそうこうで保護するようにしてください。食事は通常通りに戻して構いませんが、消化の良いもの、栄養バランスのとれたものを食べるようにしましょう。なお、術後1週間は飲酒を控えるようにしてください。施術から1週間がたったら診察を行います。施術の満足度や経過に関する不安はこのタイミングで医師に話すことができます。また、バストの張り感は少し残っているかもしれませんが、この時期から軽い運動ができるようになります。2~3週間が経過すると、張り感が少しずつ落ち着いてくるため、制限なく動けるようになるでしょう。1カ月後・3カ月後には再度検診を行います。この頃にはヒアルロン酸はほとんど定着しています。

長期的に維持する方法

ヒアルロン酸注入豊胸術の効果はいずれなくなってしまうものですが、できることなら少しでも長持ちさせたいですよね。そこで、持続期間を長持ちさせるポイントをご紹介します。一つは、長持ちするヒアルロン酸を注入することです。ヒアルロン酸の薬剤には、粒子の大きさが異なるさまざまな種類があり、それによってヒアルロン酸注入後の硬さや持続時間も異なります。豊胸用のヒアルロン酸は硬めかつ長持ちしやすいものを使用しているクリニックがほとんどですが、薬剤によって持続時間に差があるため、長く持続するという実績のあるものを選ぶことをおすすめします。また、薬剤を適切に管理し、正しい使用法で施術を行うことを徹底しているクリニックを選ぶことも大切です。どれだけ良い製剤を使っていても、管理方法が不十分だったり、使用方法が間違っていたりすると十分な効果が得られない場合があるためです。正規の取り扱いが行われているかどうかは、クリニックやメーカーのホームページなどで確認できますので、事前に確認しておくと良いでしょう。二つ目のポイントはバランスの良い食事を心がけることです。ヒアルロン酸は体内でも合成されていますが、栄養バランスが崩れるともともとのヒアルロン酸の分解が促進されてしまう可能性があります。治療効果を最大限発揮するには日々の食事を見直すことが大切です。圧迫や刺激を避けることもバストのサイズを長く維持する方法と言えます。特に、注入直後は注意が必要で、ヒアルロン酸が体になじむまではうつ伏せなどの行為は避けるようにしましょう。

ヒアルロン酸豊胸を選ぶ前に考慮すべきこと

ヒアルロン酸豊胸を選ぶ前に考慮すべきこと 最後に、ヒアルロン酸豊胸術の結果がより納得のいくものになるよう、考慮すべきポイントをご紹介します。

質の高いクリニックと医師の選び方

まず、施術を担当する医師に十分な知識や技術が備わっているかを確認しておくことが重要です。ヒアルロン酸を注入する際、施術を受ける方の悩みに合わせて薬剤を細かく分散させながら注入していくのですが、これには医師の技術力が必要不可欠です。実際に話してみて、悩みに寄り添った対応をしてくれるか、過去にどんな症例に対応したかなどを知ることも大切ですので、複数のクリニックのカウンセリングを受けるなどして比較するようにしましょう。

施術前のカウンセリングの重要性

そもそもカウンセリングとは、施術希望者と医師とでイメージを共有し、適した施術方法を決めるために設けられている時間です。また、施術希望者の不安点や疑問点を解消するための重要な時間でもあります。カウンセリングによってクリニックの信頼性を図ることもできるため、安さばかりを売りにしていないか、リスクについて話してくれるか、希望を聞いて柔軟な対応をしてくれるか、カウンセリングの担当者が誰かといったことに注意して話を進めていくことをおすすめします。

費用と保険の適用について

豊胸手術などの美容医療は、公的医療保険制度は適用されません。そのため自由診療となり、施術を受ける方が全額を負担することになります。ヒアルロン酸豊胸術の費用相場は20万~80万円です。これは、ヒアルロン酸1ccにつき2000円から8000円が相場で、バストを1カップ大きくするのには100ccほどが必要になるためです。また、麻酔代や医師への技術料、診察代などがかかる場合もあり、金額には幅があります。

まとめ

まとめ いかがでしたでしょうか?ヒアルロン酸豊胸術の良い面だけでなく、悪い面などについても理解を深めることができたかと思います。バストに関する悩みはなかなか人には話しづらいかもしれませんが、知識を深め、医師とじっくりと相談したうえで施術方法を決めることが大切ですので、まずはカウンセリングを受けてみてください。

参考文献

この記事の監修歯科医師
山下 真理子医師(くみこクリニック京都駅前院)

山下 真理子医師(くみこクリニック京都駅前院)

京都府立医科大学医学部医学科 卒業 / のべ10年以上の美容皮膚科勤務を経て、現在はくみこクリニック北山院に勤務している。コロナ以前は、大阪医専にて、医療従事者の教育にも関わった経験がある。

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京都府立医科大学医学部医学科 卒業 / のべ10年以上の美容皮膚科勤務を経て、現在はくみこクリニック北山院に勤務している。コロナ以前は、大阪医専にて、医療従事者の教育にも関わった経験がある。

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