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不自然に見えてしまう豊胸術とは?豊胸術の種類から不自然に見えてしまうケースを解説!

不自然に見えてしまう豊胸術とは?豊胸術の種類から不自然に見えてしまうケースを解説!

理想のバストを手に入れることができる豊胸手術ですが、術式やサイズの変化具合によっては不自然に見えてしまうことがあります。身体面や経済面で見ても決して手軽に受けられるものではないため、納得できる施術を受けたいですよね。そこで本記事では、あらゆる豊胸術の特徴をはじめ、不自然に見えてしまう原因やそうならないためのポイントなどについてまとめています。この記事を参考に、ご自身に適した豊胸術を選んでいただければ幸いです。

豊胸術の種類

豊胸術の種類 女性が抱える胸のお悩みは「サイズが小さい」「年齢があがるにつれてハリがなくなってきた」「左右の胸が離れている」などさまざまです。このような悩みを解決するために食生活を見直したり、マッサージやトレーニングを取り入れたりする方も多いでしょう。しかし、これらの方法の効果を実感するにはある程度の時間がかかりますし、「絶対に効果が出る」という保証もありません。そこで検討してほしいのが豊胸手術です。豊胸術には「バッグ式豊胸術」「脂肪注入豊胸術」「ヒアルロン酸注入豊胸術」「アクアフィリング豊胸術」があります。まずはそれぞれの概要を説明します。

バッグ式豊胸術

バッグ式豊胸術とは、シリコンの皮膜に医療用のシリコンジェルを詰めたバッグを胸に入れてサイズアップを叶える施術です。この施術は1960年代にアメリカで誕生し、当時はバッグが胸の中で破裂してしまうなどさまざまなトラブルが生じていましたが、近年ではさまざまな研究や開発によって改良が進められ、リスクが少ない素材で作られるようになっています。バッグ式豊胸術の最大のメリットは、ほかの施術に比べて胸を大幅にサイズアップできることです。2カップ以上のサイズアップをしたい方におすすめです。また、シリコンバッグには2種類の形があります。おわんのような形をしたラウンド型と、涙のような形をしたアナトミカル型です。さらに、ツルツル・ざらざらとした素材など複数種類のものがあり、ご自身の理想のバストに近いものを選択できます。このようなメリットがある一方で、デメリットももちろんあります。代表的なデメリットとしては、シリコンバッグは脇や胸の下を切開して挿入する必要があるため体に大きな負担がかかることや、傷跡が目立たなくなるまで時間がかかること、傷跡によって豊胸手術を受けたことが周囲にバレてしまうことが挙げられます。

脂肪注入豊胸術

二つ目は脂肪注入豊胸術についてです。脂肪注入豊胸術とは、豊胸手術を受ける方のおなかや太ももから脂肪を吸引し、それを胸に注入してバストのサイズアップを目指す方法です。脂肪の採取方法によって、通常の脂肪注入、コンデンスリッチファット注入、脂肪幹細胞注入などと分類されます。脂肪注入豊胸術のメリットは、自身の細胞を用いるため自然な柔らかさが手に入ることです。また、バッグ式豊胸術のように体を切開する必要がなく、専用の器具や注射器を使って脂肪を注入するためダウンタイムも短く済みます。デメリットとしては、注入できる量に個人差があるため、サイズアップできるのは1.5~2カップ程度までという点です。さらに、注入した脂肪がうまく定着せず、思ったようなサイズアップができなかったというケースも見受けられます。もともと痩せ型の人は、おなかや太ももなどから十分な脂肪を採取できず、理想通りの大きさにならない可能性があるということも理解しておきましょう。

ヒアルロン酸注入豊胸術

ヒアルロン酸を胸に直接注入するのがヒアルロン酸注入豊胸術の特徴です。この施術も脂肪注入豊胸術と同様、注射器を用いる方法のため、体への負担が比較的少ない施術として人気を集めています。ただ、一度に多くのヒアルロン酸を注入するとしこりになってしまうリスクがあることから大幅なサイズアップはできず、また、時間の経過とともに体内にヒアルロン酸が吸収されていってしまうため、永久的な効果は得られません。およそ数カ月から数年でもとのバストの大きさに戻ってしまいます。バストのサイズをキープするために定期的にヒアルロン酸を注入することはしこりができてしまう原因になりますし、その分の費用もかかってしまいます。

アクアフィリング豊胸術

アクアフィリング豊胸術とは、アクアフィリングと呼ばれるゼリー状の注入剤をバストに入れることで、サイズアップや形を整えることができる方法です。アクアフィリングは98%が水分であるため、柔らかく自然な動きを手に入れられるのがメリットとして挙げられています。また、注入式の施術であるにも関わらず、2カップほどバストを大きくできます。持続期間も3~5年と長いことから、画期的な施術と言われています。ただ、魅力的な点が多いアクアフィリング豊胸術にも、「痛みや腫れが生じる場合がある」「しこりができる可能性がある」「注入した位置にとどまってくれない」といったトラブルが報告されています。海外では、アクアフィリングの使用を反対・禁止している国も少なくなく、日本の美容外科学会でもアクアフィリング豊胸術は推奨しないという声明を発表しています。

豊胸した胸が不自然に見えてしまうケース

豊胸した胸が不自然に見えてしまうケース では、どのような場合に胸が不自然に見えてしまうのでしょうか。それは、触り心地に違和感がある、谷間に不自然に隙間ができる、胸や脇に傷跡がある、仰向けで寝た時に横に流れない、谷間がY字になる、LEDで照らすと光るといったケースです。なぜ不自然に見えてしまうのか、一つずつ詳しくご紹介します。

触り心地の違和感

シリコンバッグやヒアルロン酸などの人工物は触り心地に違和感を与えてしまいます。たとえばシリコンバッグは、挿入する位置が皮膚に近ければ近いほど素材の感触がわかりやすくなります。また、外気が冷たいとシリコンバッグも冷えてしまい、胸を触った時に異常な冷たさを感じてしまうこともあります。ヒアルロン酸は、本来の胸よりも硬めの感触になる傾向があります。イメージとしては、グミのような感覚に近いでしょう。少量であれば違和感はありませんが、注入量が多いとそれが不自然さにつながってしまう可能性があります。

谷間に隙間ができる

バッグ式豊胸術を行うと、約10%の確率でカプセル拘縮が起こると言われています。カプセル拘縮とは、体がシリコンバッグを異物と捉え、バッグの周りに被膜を形成してしまう状態です。この被膜が徐々に硬さや厚みを持ち、バッグを変形させ、バストの形も不自然にしてしまいます。このようにして、谷間に隙間ができてしまうのです。

胸や脇に傷跡がある

胸や脇に傷跡があると、不自然さが際立ちます。特に、バッグ式豊胸術は切開を行うため施術から数カ月は傷跡が目立ちやすく、その傷跡を見られて豊胸手術を受けたことが周囲の人にバレてしまう可能性もあります。ヒアルロン酸注入豊胸術や脂肪注入豊胸術でも注射針による傷跡はできますが、極めて小さいため不自然さはそこまでありませんし、目立つこともありません。

シリコンバッグが入っていると仰向けで寝た時の形が不自然になる

バッグ式豊胸術の項目で、素材を自由に選べるとご説明しました。この素材の粘性が高いほどバッグの形が崩れにくく、粘性が低ければ胸の動きに合わせて形が変わりやすいという傾向にあります。本来、仰向けや横向きになった時、胸の脂肪は重力によって脇へと流れていきます。しかし、粘性の高いシリコンバッグを入れた胸は形をキープしてしまうため、それが不自然に見えてしまいます。このような不自然さを避けるには、素材やシリコンバッグの大きさ、挿入箇所などを医師と十分に相談することが大切です。

シリコンバッグが入っていると胸を寄せた時の谷間がY字になる

豊胸手術を受けていない胸は、谷間を作った時にI字になります。しかし、シリコンバッグを入れている場合、脂肪の流れ方が変わって谷間がY字になりやすく、そこに不自然さを覚える方も少なくないようです。

シリコンバッグはLEDで照らすと光る場合がある

バッグ式豊胸術を行った胸をLEDで照らすと、シリコンバッグが光って見えることがあります。これは、乳腺や脂肪などの組織よりもシリコンバッグのほうが透過性が高いために起きる現象です。光ってしまうこと自体は日常生活に影響はありませんし、胸にLEDを当てるシチュエーションはほとんどないと考えられるためそこまで気にする必要はありませんが、不安な方は別の方法を検討するか、医師に相談してみることをおすすめします。

不自然に見られやすい豊胸術とは

不自然に見られやすい豊胸術とは ここからは、不自然に見られやすい豊胸術について説明していきます。

バッグ式豊胸術

バッグ式豊胸術は前述したカプセル拘縮のほかに、石灰化や破損、リップリング、ダブルバブル、胸の冷たさ、痛みといったさまざまなリスクがあります。これらのことから不自然さにもつながりやすいため、周りにバレたくないという方にはおすすめできません。大幅なサイズアップを目指せる方法ではありますが、このような懸念点が気になる方はほかの方法を検討してみてください。

ヒアルロン酸注入豊胸術

ヒアルロン酸注入豊胸術も、しこりができる可能性があることやグミのような硬さになることから不自然に見られやすい豊胸術と言えます。ダウンタイムが短いため手軽に受けられると人気を集めていますが、触り心地を重視している方にはおすすめできません。ヒアルロン酸注入豊胸術を受けることを検討している方は、このようなデメリットがあるほか、出血や感染リスクもあるということを理解しておきましょう。

アクアフィリング豊胸術

アクアフィリング豊胸術も、ヒアルロン酸注入豊胸術と同様にしこりができる可能性があります。しこりができると触り心地に大きな影響を与えてしまうため、自然なバストを手に入れたいと考えている方には向いていない施術です。

自然な仕上がりに見える豊胸術とは

自然な仕上がりに見える豊胸術とは 不自然に見られやすい豊胸術を三つご紹介しましたので、残す豊胸術はあと一つです。ここからは自然な仕上がりが期待できる脂肪注入豊胸術について、その理由をご説明します。

脂肪注入豊胸術

繰り返しにはなりますが、脂肪注入豊胸術ではご自身の脂肪を注入するため自然な柔らかさを手に入れることができます。脂肪細胞には血液も循環するため、バッグ式豊胸術のようにバストが冷たくなることもありません。また、定着した脂肪はもとのバストと同じように重力に従って動くため、仰向けや横向きに寝ても自然さをキープできます。さらに、ヒアルロン酸は体内に吸収されていくとご紹介しましたが、一度定着した脂肪が体内に吸収されていくことはなく、大きさを半永久的に保ちます。自己脂肪のため拒絶反応や感染症を引き起こすリスクも低く、体内に異物を入れることに抵抗がある方に向いている施術です。

ナチュラルな仕上がりを目指すには

ナチュラルな仕上がりを目指すには 最後に、ナチュラルな仕上がりを目指すにはどうすれば良いか、ポイントを三つご紹介します。

信頼できるクリニックを選ぶ

一つ目は、信頼できるクリニックを選ぶことです。特に、さまざまな症例を経験した医師が在籍しているクリニックを選ぶようにしましょう。豊胸手術は医師の技術によって仕上がりが大きく変わります。クリニックのホームページを見たりカウンセリングを受けたりするだけでなく、口コミサイトなども参考にすることが大切です。また、医師がカウンセリングを行っているクリニックを選ぶこともポイントです。どのようなバストを理想としているか、医師に直接伝えることで納得のいく自然な仕上がりのバストを手に入れることができるでしょう。

カウンセリングでしっかり希望を伝える

豊胸手術を受ける方にとって、カウンセリングは非常に重要です。バストの希望だけでなく、予算や不安・疑問に感じていること、アフターケアの方法などについて細かく確認するようにしましょう。医師と施術を受ける方とで認識に相違があると、希望通りのバストにならない可能性があります。

自然な仕上がりになる手術方法を選ぶ

前述したように、バッグ式豊胸術やヒアルロン酸注入豊胸術、アクアフィリング豊胸術は不自然な仕上がりになるケースが多いです。もちろん、それぞれにメリット・デメリットがありますが、より自然さを求めるのであれば脂肪注入豊胸術がおすすめです。

まとめ

まとめ 豊胸手術に関して知識を深めることはできたでしょうか?豊胸手術はそれぞれに良い面・悪い面が存在することをおわかりいただけたかと思います。施術方法を選択する際は、ご自身が何を一番求めているのか、またそれに見合った施術はどれなのかをしっかりと照らし合わせることを重要視していただければと思います。

参考文献

この記事の監修歯科医師
坂本 好昭医師(慶應義塾大学医学部 講師)

坂本 好昭医師(慶應義塾大学医学部 講師)

慶應義塾大学医学部 卒業、同形成外科 入局。 フランス ネッカー小児病院留学を経て2016年より慶應義塾大学医学部 形成外科 講師

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慶應義塾大学医学部 卒業、同形成外科 入局。 フランス ネッカー小児病院留学を経て2016年より慶應義塾大学医学部 形成外科 講師

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