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豊胸のメリット・デメリット|豊胸手術の種類・ダウンタイムについて解説

豊胸 メリット デメリット

小さな胸・左右非対称の胸・胸の形などにお悩みをもつ女性は少なくありません。

このコンプレックスのせいで、好きな服が着られなかったり、温泉・プールに入れなかったりすることもあるでしょう。

そのような方は、豊胸手術で胸の大きさ・形を整えてコンプレックスを解消することができます。

この記事では、豊胸手術のメリット・デメリットから種類・ダウンタイムまで解説しますので、理想の胸を手に入れたい方はぜひ参考にしてください。

豊胸手術のメリット・デメリットについて

豊胸手術のメリット・デメリットについて

豊胸手術とはどのような手術ですか?
豊胸手術とは乳房を大きくする外科手術です。主に、脂肪注入による手術・シリコンバッグを用いる手術・ヒアルロン酸注入などで胸を大きくします。また、大きさを大きくするだけではなく、形を整えたり左右差を整えたりすることも可能です。
胸部が凹んでしまう漏斗胸や前胸部分が前に出ている鳩胸の胸部変形の場合の治療にも豊胸手術が使われることもあります。乳がんにより乳房を切除した方も豊胸術で元のバストを取り戻すことも可能です。
豊胸手術のメリットを教えてください。
豊胸手術のメリットは、次のとおりです。
  • 胸を大きくできる
  • 左右差を整えることができる
  • 理想の胸を手に入れることができる

小さな胸にお悩み方・胸の形にコンプレックスをもつ方は、理想の胸の大きさ・形を手に入れることができます。悩みやコンプレックスが解消することで、自信がもてるようになると好きな服を着られるようになることやパートナーとの関係性がよくなることもあるでしょう。

豊胸手術のデメリットを教えてください。
豊胸手術で使用する材料については、厚生労働省が安全性を保証しているわけではありません。
そのため、その材料の性質・後遺症の可能性・安全性について自身でしっかり確認・理解したうえで豊胸手術を受けましょう。主なデメリットは次のとおりです。
  • 後遺症が残る場合がある
  • 感染の可能性がある
  • カプセル拘縮が起こる可能性がある

豊胸手術は外科手術のため、後遺症や感染の可能性はゼロではありません。体内に異物が入ると生体反応を起こし、シリコンバッグの周囲に被膜ができカプセル拘縮が起こることがあるため、術後のアフターケアが大切になります。
また、脂肪注入の場合は自家組織を使うためアレルギー反応などの心配は少ないですが、定着せずに壊死した脂肪がしこりとなることがあります。このしこりによって乳がんとの区別が難しくなることもあるので、注意が必要です。

豊胸手術の種類とリスクについて

豊胸手術の種類とリスクについて

豊胸手術にはどのような種類があるのですか?
豊胸手術は大きく3つの種類にわけられます。
  • シリコンバッグ挿入
  • ヒアルロン酸注入
  • 脂肪注入

シリコンバッグ挿入は、シリコンで作られた豊胸バッグを乳房に挿入する手術です。
豊胸バッグは希望にあわせて種類・サイズを選ぶことができるため、2サイズ以上の大きさにしたい方・サイズにこだわりたい方に向いています。また、体内に吸収されることもないため半永久的な効果を望む方にもおすすめの豊胸手術です。
ヒアルロン酸注入は、ボリュームを出したい場所にヒアルロン酸を注入して胸を大きくする手術です。注射のみで済むため施術時間も短く体への負担が少ない特徴があります。
さらに、異物を入れることに抵抗がある方は、自身の脂肪を移植する脂肪注入がおすすめです。自身の余分な脂肪を採取して胸に注入するため、仕上がりも自然で触り心地も優れています。
一度脂肪が定着すると効果が薄れることがないため、シリコンバッグやヒアルロン酸のように定期的なメンテナンスは不要です。しかし、定着しなかった脂肪が壊死してしこりとなる可能性や一度に注入できる量には限りがあるため大きくサイズアップすることが難しいというデメリットもあります。
それぞれのメリット・デメリット・リスクについて、よく理解して手術方法を選択しましょう。

それぞれの手術方法のリスクについて教えてください。
まずは、シリコンバッグ挿入による主なリスクです。
  • 被膜拘縮の可能性
  • バッグの破損
  • 感覚麻痺
  • 感染

被膜拘縮を防ぐために、術後はバッグを動かすマッサージが有効です。また、大きな衝撃や経年劣化によりバッグの破損があった場合には、医療機関で破損したバッグとシリコンを取り除く処置を受けましょう。
術後には、痛み・腫れ・赤みが副作用として現れます。これらの症状は時間とともに症状は落ち着きますが、長引く場合は感染の疑いがあるため医療機関を受診しましょう。さらに、乳輪・乳頭の感覚麻痺は時間とともに戻るので安心してください。
次にヒアルロン酸注入の主なリスクです。

  • 被膜拘縮
  • 結膜形成
  • しこり

繰り返し注入することで起こる炎症が乳がんリスクを高める可能性も懸念されています。さらに、ヒアルロン酸を注入した部分が硬くなり腫瘤(しこり)となる合併症が発症していることも多く報告されています。
顔へのヒアルロン注入で起こる可能性がある血行障害は、胸への注入の際はそのリスクは低いため過度な心配はいりません。最後に脂肪注入の主なリスクです。

  • 感染
  • 脂肪壊死

注入した脂肪はすべてが定着するわけではなく、定着しなかった脂肪は壊死します。そのため、壊死した脂肪は石灰化ししこりとなり自然になくなることはなく、また乳がんとの識別が難しくなるため、リスクとなります。
また、注射部位からの感染のリスクも理解しておきましょう。

それぞれの手術方法の効果の持続期間について教えてください。
それぞれの豊胸手術の効果の持続期間は次のとおりです。
  • シリコンバッグ:半永久的だが約10〜20年で経年劣化や破損が生じる可能性あり
  • ヒアルロン酸:約1〜2年
  • 脂肪注入:定着した脂肪は永久的

シリコンバッグの効果は基本的に半永久的ですが、バッグが劣化する場合や強い衝撃で破損する場合もあります。また、加齢により自身のバストサイズに合わなくなってくる可能性もあるので、定期的に検診を受けるとよいでしょう。
ヒアルロン酸は、注入してから徐々に体内に吸収されるため、効果の持続期間は1年から長くても約2年です。使用する製剤や体質によって吸収スピードは異なりますが、効果を保つためには定期的に注入する必要があります。
脂肪注入の場合は、脂肪が定着すればその効果はなくなりません。しかし、脂肪の定着率は個人差が大きくどの程度定着するのか、医療機関でよく説明を受けることがおすすめです。

それぞれの手術方法の費用の目安について教えてください。
シリコンバッグの費用は、60万円(税込)前後から120万円(税込)を超える場合もあり、シリコンバッグのサイズや材質によっても大きく異なります。脂肪注入の場合も、50万円(税込)前後から180万円(税込)を超えるまでと幅広いです。
さらにヒアルロン酸注入は、50万円(税込)前後から100万円(税込)が相場となっています。豊胸手術は保険適用外の自由診療です。そのため医療機関によって大きく異なり、またドクター施術料や麻酔医療が別途かかる場合もあります。

豊胸手術のダウンタイムや後悔するケースについて

豊胸手術のダウンタイムや後悔するケースについて

豊胸手術のダウンタイムについて教えてください。
ヒアルロン酸注入は、注射のみの施術のためダウンタイムはほとんどありません。対して脂肪注入は、脂肪吸引をした部分に内出血や痛みのダウンタイムが約1〜2週間あります。
脂肪注入した部分は、注射針による内出血が現れる場合があり、ダウンタイムは約3〜4日です。シリコンバッグ挿入は、痛み・腫れ・内出血の副作用があります。腫れ・内出血は約2週間、痛みは約3日〜1週間がダウンタイムの期間です。
後悔しないために気をつけるポイントはありますか?
豊胸手術で後悔しないためには、合併症のリスクを抑えることと仕上がりの満足度を高めることが大切です。
例えば、シリコンバッグ・ヒアルロン酸注入で起こる被膜拘縮のリスクは、医師の技術力・術後のフォローにより抑えることができます。また、脂肪注入による豊胸手術では定着率を上げる医療機関を選ぶことがおすすめです。
定着率が低いと脂肪壊死によるしこりにつながることがあるため、採取した脂肪の管理をしっかり行っている医療機関を選ぶとよいでしょう。
さらに、注入位置やサイズの仕上がりに満足ができないと後悔が残ります。ヒアルロン酸注入・脂肪注入では大きくサイズを変えることが難しいため、サイズアップを求める場合はシリコンバッグを選択することがおすすめです。
自然な触り心地を求める場合は脂肪注入が向いていますが、脂肪注入ではどの程度定着するのか実際に手術を受けてみないとわかりません。仕上がりのイメージ・リスクについて、医師からの説明を聞き正しく理解して手術を受けるようにしましょう。
豊胸手術が向いていない人はいますか?
豊胸手術の手術方法はさまざまでそれぞれに特徴があるため、手術方法によっては向いていない人がいます。
例えば、大幅にサイズを変えたい場合は脂肪注入・ヒアルロン酸注入は向いていません。逆に胸全体だけではなく、授乳などにより萎みが気になる部分のボリュームが欲しい方はヒアルロン酸注入で部分的にボリュームアップすることが向いています。
また、シリコンバッグの挿入方法によっても向き・不向きがあります。乳腺の下にシリコンバッグを挿入する方法は、もともと胸にボリュームがない方には向いていないので、大胸筋の下に挿入する方法がおすすめです。
それぞれのお悩みや体質によって向いている豊胸手術が異なるため、カウンセリングでよく医師と相談してみてください。

編集部まとめ

編集部まとめ

豊胸手術には、注射だけで済むヒアルロン酸注入から自身の脂肪を採取して注入する脂肪注入、シリコンバッグを挿入する方法があります。

それぞれに特徴があり、向いている人・向いていない人がいるため、その手術内容・リスクを理解して手術方法を選択することが大切です。

また、感染・しこりなどのリスクがともないますので、医師の技術力・術後のフォローがしっかりしている医療機関を選んでください

信頼できる医療機関・医師を見つけることが、後悔しない豊胸手術を受けてコンプレックスを解消するために大切です。

参考文献

この記事の監修歯科医師
坂本 好昭医師(慶應義塾大学医学部 講師)

坂本 好昭医師(慶應義塾大学医学部 講師)

慶應義塾大学医学部 卒業、同形成外科 入局。 フランス ネッカー小児病院留学を経て2016年より慶應義塾大学医学部 形成外科 講師

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慶應義塾大学医学部 卒業、同形成外科 入局。 フランス ネッカー小児病院留学を経て2016年より慶應義塾大学医学部 形成外科 講師

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