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豊胸術ごとの失敗例を解説!失敗しないためのポイントとは

豊胸術ごとの失敗例を解説!失敗しないためのポイントとは

「胸が小さい」「左右の胸が離れている」「胸が垂れている」というバストに関してのお悩みは、多くの女性が抱えていることでしょう。そしてこのようなお悩みを抱えている方の中には、豊胸手術を検討しているが、保険が適用されない高額な施術であることから「失敗したら後悔する」と施術を決断できない方も少なくありません。そこで本記事では、さまざまな豊胸手術における実際に起きた失敗例や失敗しないためのポイントをご紹介します。

豊胸手術とは

まずは、豊胸手術がどのようなものなのかを簡単に紹介します。

豊胸手術にはどのような効果が期待できますか?
豊胸手術は、バストのボリュームアップが目指せる手術です。手術の種類によりますが、一度の手術で3~4カップ大きくすることもできるため、胸が小さくてコンプレックスを抱えている人の悩みを解消できます。また、バストの形をきれいに調整することもできるため、離れ乳の方などからのニーズも高まっています。
豊胸手術にはどのような種類がありますか?
切開を伴うシリコンバッグ豊胸術と、脂肪注入豊胸術、ヒアルロン酸豊胸術の3つの種類があります。

シリコンバッグ豊胸術の特徴と失敗例

シリコンバッグ豊胸術の特徴と失敗例 まずはシリコンバッグ豊胸術について、手術の特徴やメリット、デメリットについて紹介します。また、美容整形を受けるにあたって手術のリスクや失敗事例について知っておくことは非常に大切なことです。手術の失敗例についても紹介するので、ぜひ参考にしてください。

シリコンバッグ豊胸術はどのような豊胸術ですか?
シリコンバッグ豊胸術では、わきの下や胸の下を切開してそこからシリコンを挿入します。施術時間は3~4時間程度で、理想のバストに似た形や質感のシリコンを入れて形を作ります。
シリコンバッグ豊胸術のメリットとデメリットを教えてください。
基本的には半永久的に施術後のバストサイズをキープできるのが魅力です。また、挿入するシリコンのサイズを大きいものにすれば一気にバストアップすることができるというメリットもあります。しかしながら、メスでの切開を伴う手術のため、胸の付近に傷跡が残ることがデメリットと言えるでしょう。また、人工物を入れるため、本来の胸に比べてやや硬く感じる場合もあります。
シリコンバッグ豊胸術で失敗するとどのような症状が現れますか?
メジャーな手術であるシリコンバッグ豊胸術ですが、シリコン除去の相談も多いのが現状です。手術での具体的な失敗例としてまず挙げられるのは、カプセル拘縮です。カプセル拘縮が起きると、挿入したシリコンを異物と判断してシリコンの周りに被膜が形成され、その被膜が厚くなることでシリコンが圧迫されてしまいます。それにより胸全体が硬くなり、重症の場合は胸が動かなくなったり痛みを伴ったりします。カプセル拘縮は10人に1人が経験するとも言われている比較的多い失敗です。ほかに胸が硬くなる現象として、石灰化というものがあります。これは術後10年程度すると起こる可能性が高くなるものです。石灰化が起きると、シリコンの周りにできた被膜の周辺にカルシウムの結晶ができることで、石のように胸が硬くなってしまいます。

そのほか、挿入したシリコンバッグが破損したり折れ曲がったりするケースもあります。それによってシリコンで保たれていた胸の形が変形したり、左右差が生まれたり、胸を表面から見たときにシリコンの形がくっきりと見えたりという状態になります。見た目の異変がなくても、術後に胸の痛みを感じたらシリコンに異常が起きていることが考えられますので、そうした場合はなるべく早く手術を受けた医療機関を受診してください。

脂肪注入豊胸術の失敗例

次に脂肪注入豊胸術についても、手術の説明とメリット、デメリット、さらに失敗例について紹介します。

脂肪注入豊胸術はどのような豊胸術ですか?
脂肪注入豊胸術は施術を受ける本人の脂肪を採取して、それを注射器でバストに移植するものです。シリコンバッグ豊胸手術と脂肪注入豊胸手術を組み合わせてより自然なバストを目指すハイブリット豊胸術というものもあります。
脂肪注入豊胸術のメリットとデメリットを教えてください。
自分の脂肪を利用するため、拒絶反応が起こりにくいというメリットがあります。さらに触感や揺れも実物に近いので、自然なバストを作ることができます。しかし、脂肪を注入してもそれがどの程度胸に定着するかは一概には計れません。また、注入できる脂肪の量には限りがあるので、シリコンバッグ豊胸術のようなサイズ感でのバストアップはできないことを覚えておきましょう。自分自身の脂肪を利用するため、部分痩せとバストアップが一気にできる良さがありますが、もともとやせ型の人からは十分な脂肪を採取することができないため、脂肪注入豊胸手術は向いていません。
脂肪注入豊胸術で失敗するとどのような症状が現れますか?
脂肪の質や手術技術、注入量によって、術後に胸にしこりができる場合があります。この手術の場合は、注入した脂肪がどれだけ胸に定着するかがポイントですが、胸とうまくつながらなかった脂肪は壊死してしこりとなり胸に残ります。そしてこのしこりを除去せずに放置しておくと、石灰化したり瘢痕化したりすることでさらに硬くなります。硬くなった部分が大きい場合は、見て分かるほどの凹凸ができることもあります。また、胸への定着率に左右差が出た場合は、胸の大きさにも違いが現れます。そうした場合は一度目の手術から期間を空けて再度小さい方の胸に脂肪注入を行いましょう。

ヒアルロン酸注入豊胸術の失敗例

最後はヒアルロン酸注入豊胸術についてです。

ヒアルロン酸注入豊胸術はどのような豊胸術ですか?
ヒアルロン酸注入豊胸術はバストにヒアルロン酸を注射で注入するもので、施術時間は1時間前後です。
ヒアルロン酸注入豊胸術のメリットとデメリットを教えてください。
シリコンバッグ豊胸手術と違い、メスを使用せず注射のみで完結する施術なので、比較的手軽に施術を受けられるという良さがあります。また、それに伴い、ほかの2つと比べて料金も安い傾向にあります。ただし、ヒアルロン酸は体に吸収されやすいため、豊胸効果は数カ月~数年です。理想のバストを維持するためには定期的な注入が必要となることがデメリットです。また、医師の技量に左右されたり、瘢痕組織やしこりが形成されてしまったりする可能性も十分にあるため、将来的な部分も見据えて施術を検討しましょう。
ヒアルロン酸注入豊胸術で失敗するとどのような症状が現れますか?
この手術の場合は、胸が想像していたよりも硬いという後悔をする人が多いと言われています。これは、手術の失敗ではありませんが、一般的に豊胸術で使われるヒアルロン酸は大きい粒子のものを使用しているため、ほかの手術方法よりも硬い仕上がりとなってしまうのです。失敗例としては、脂肪注入豊胸術のようにしこりが残ったり、それを放置して石灰化、瘢痕化してしまったりというケースが多いです。

豊胸手術で失敗しないためのポイント

豊胸手術で失敗しないためのポイント 豊胸手術での失敗リスクを減らすためには、どのようなことに気を付けたら良いのでしょうか。ここでは豊胸手術に反対する人がいる理由と、失敗しないためのポイントをまとめました。

豊胸手術はしない方がいいと言われる理由は何ですか?
先ほど紹介したように、豊胸手術には多数の失敗例があります。術後すぐは理想のバストになったとしても、数年後硬くなったり変形したりして痛みを伴うという危険性もあります。そうした豊胸手術のリスクやデメリットを知っている人は、しない方が良いのかもしれないと迷ってしまうかと思います。しかし、豊胸手術で失敗しないために気を付けることができるポイントは複数あります。リスクを抑えて、理想のバストを手に入れましょう。
豊胸手術で失敗しないためにどのようなポイントに気を付ければ良いですか?
豊胸手術では、信頼できる医師や医療機関を見極めることが大切です。どの術式を選んでも、医師による技術が大切なのは変わりません。症例数は技量を判断する上で大切な数値となるので、検討している医療機関の実績なども踏まえて比較して決めましょう。費用が安すぎる場合は、実績が少ないだけでなく、アフターフォローが不十分である場合もあります。手術前に術後のケア体制なども含めて確認しておきましょう。もう一つ、詳細なカウンセリングをしてもらえるかどうかも大切です。自分の理想の大きさや形を話して、メリット・デメリットを踏まえてしっかりと説明してくれるところを選びましょう。

編集部まとめ

いかがでしたでしょうか。豊胸手術はさまざまな効果やメリットが期待される一方で、リスクやデメリットももちろんあります。しかし、対策方法をきちんと理解し、ご自分に適した手術を受けることができれば、体にかかる負担やトラブルを少なく過ごすことができます。手術にかかる費用や利便性だけを重視してクリニックを選ぶのではなく、医師の専門性や対応している術式、使用している製品や薬剤なども視野に入れながら検討するようにしましょう。

参考文献

この記事の監修歯科医師
坂本 好昭医師(慶應義塾大学医学部 講師)

坂本 好昭医師(慶應義塾大学医学部 講師)

慶應義塾大学医学部 卒業、同形成外科 入局。 フランス ネッカー小児病院留学を経て2016年より慶應義塾大学医学部 形成外科 講師

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慶應義塾大学医学部 卒業、同形成外科 入局。 フランス ネッカー小児病院留学を経て2016年より慶應義塾大学医学部 形成外科 講師

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