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豊胸手術後に痛みはある?シリコンバッグや脂肪注入で痛みの違いはあるのか詳しく解説します!

豊胸 痛み

豊胸手術は美しさを追求する一つの選択肢ですが、「痛み」について心配、不安に思われる方も多いと思います。豊胸手術後の痛みは、手術方法によって異なります。本記事では、豊胸手術の痛みについて以下の点を中心に解説します。

  • シリコンバッグ豊胸の痛みについて
  • 脂肪注入豊胸の痛みについて
  • ヒアルロン酸注入豊胸の痛みについて

豊胸手術による痛みの心配を解決するためにもご参考いただけますと幸いです。ぜひ最後までお読みください。

シリコンバッグ豊胸の痛みについて

シリコンバッグ豊胸の痛みについて

シリコンバッグ豊胸は、手術後どれくらいの期間痛みますか?
豊胸手術で大きめのシリコンバッグを使用する場合、術後に感じる痛みは個人差がありますが、一般的には以下のような経過をたどります。
手術直後は麻酔の影響で痛みを感じにくいですが、麻酔が切れるにつれて痛みが出始めます。特に、大胸筋の下にシリコンバッグを挿入する際は、筋肉と肋骨の間にスペースを作るため「剥離」という作業が行われます。これにより、筋肉痛のような痛みが生じることがあります。
しかし、この痛みは手術後数日間で治まることが多く、鎮痛剤の服用で管理ができるとされています。痛みの強さや持続期間は個人によって異なりますが、通常は数日から一週間程度で大きく軽減されると考えられます。
シリコンバッグ豊胸のダウンタイムの期間を教えてください。
シリコンバッグ豊胸手術のダウンタイムは、手術後の経過により差はあります。以下は、ダウンタイム期間の目安となります。
  • 手術後2~3日間:手術直後から痛みが強くなることがあり、内出血と腫れが見られますが、バストバンドによりこれらは外部からは確認しにくいとされています。また、縫合した傷口はまだ不安定なため、大きな動きは避けましょう。さらにこの期間は、シャワーや入浴、うつぶせ寝も避ける必要があります。
  • 手術後6~7日間:経過が良好な場合、手術後約1週間で抜糸が行われ、バストバンドも外れます。そのため、内出血や腫れがよりはっきりと見えるようになります。ただし、強い痛みは続く可能性があるため、痛み止めの服用が必要かもしれません。この時期には、激しいスポーツは避け、シャワーのみでの入浴が推奨されます。
  • 手術後2~3週目:痛みはかなり軽減し、痛み止めなしでも日常生活が送れるようになります。重い物の持ち上げやうつぶせ寝もできますが、激しいスポーツはまだ控えるべきです。
  • 手術後1カ月目:痛みや腫れ、内出血はほとんど消え、だんだんと日常生活へ復帰できます。ブラジャーに関しては、ワイヤーなしのソフトなものかスポーツブラの着用が推奨されます。軽いスポーツも行えますが、ハードな運動はまだ控えるべきです。
  • 手術後3カ月目以降:この頃には、手術前の日常生活へ戻れるでしょう。ブラジャーはワイヤー入りも選べますが、締め付け感の少ないタイプが良いでしょう。スポーツも通常通り行えます。
シリコンバッグ豊胸は、数ヶ月後に痛むことはありますか?
シリコンバッグを使用した豊胸手術後、数ヶ月から1年程度経過した時点で痛みや胸の固さが出現する場合、カプセル拘縮という合併症が考えられます。この現象は、バッグの周囲に形成される被膜(カプセル)が徐々に硬くなり、痛みを引き起こす状態のことです。カプセル拘縮は、豊胸手術の一般的なリスクの一つであり、症状が現れた場合には医師による診察が必要です。治療法としては、バッグの交換やほかの豊胸手術方法が検討されることがあります。
シリコンバッグ豊胸手術後、腫れたり化膿したりすることはありますか?
シリコンバッグを用いた豊胸手術後に腫れや化膿が起こる場合があります。報告によると、手術後にリンパ腫がまれに生じることがあり、特徴的な症状としては、強い腫れが挙げられます。リンパ腫は放置すると重症化する可能性があるため、注意が必要です。このリンパ腫の場合、豊胸バッグの除去と周囲のカプセルの除去により、治癒することが多いようです。
ただし、このリンパ腫の発生頻度や具体的な病態については、まだ理解されていないことが多い状況です。海外の研究で報告されているものの、具体的な発生率やリスク要因についてははっきりしていません。
そのため、手術後に異常な腫れや化膿、痛みなどの症状が現れた場合は、早めに医師の診察を受けることが推奨されます。また、定期的な医師の検診を受けてリスク回避が重要です。早期に異常を発見し、適切に対処しましょう。

脂肪注入豊胸の痛みについて

脂肪注入豊胸の痛みについて

脂肪注入豊胸は、手術後どれくらいの期間痛みますか?
脂肪注入による豊胸手術は、皮膚を切ることがないため、胸部自体の痛みは少ないとされています。術後は、胸部が少し腫れ、熱っぽい状態になることが多いようです。赤みは約2週間で落ち着きますが、腫れはおよそ1ヶ月かけて徐々に解消される傾向にあります。
一方、脂肪吸引部分では痛みは強いとされています。脂肪吸引は脂肪の採取および幹細胞の抽出のために必要で、ここには痛みが伴います。痛みの程度は個人の体質や吸引する脂肪の量によって変わりますが、術後3日間は特に強い筋肉痛のような痛みが感じられることが多いようです。
また、脂肪吸引部分の痛みが強いため、胸部の痛みはあまり気付かない場合もあります。仕事をしている方の場合、術後3日間は休養を取り、その後はできるのであればデスクワークなど軽い仕事から徐々に再開することが推奨されます。
脂肪注入豊胸手術後、発熱することはありますか?
脂肪注入豊胸手術後、通常はシリコンバッグ使用時より痛みは少ないとされますが、術後約1〜2週間経過した後にまれに痛みや発熱が生じるケースがあります。このような症状は、脂肪壊死の可能性を示しています。脂肪壊死は、注入された脂肪が適切に定着せず、壊死する状態のことです。このような症状が現れた場合、早めに医療機関を受診し、治療や対処が必要とされています。
脂肪吸引後の痛みやむくみを軽減させる方法を教えてください。
脂肪注入豊胸手術での脂肪吸引後に感じる痛みやむくみを軽減するためにはいくつかの方法があります。以下で詳しく解説します。
  • クッションの利用: 特に太ももの裏側から脂肪を吸引した場合、座る時に痛みを感じる場合があります。そのような痛みを緩和するために、普段使う椅子やトイレの便座にクッションやスポンジを置くと良いでしょう。
  • 寝具の調整: お腹から脂肪を吸引した場合、寝返りを打つ際に痛みを感じる場合があります。緩和するためには、就寝前、ベッドに厚めのクッションを配置しましょう。
  • 温浴: 手術から1週間が経過し、抜糸が完了したら、湯船に浸かれるようになります。また温めることでむくみは、和らぎます。
  • マッサージ:術後約1週間ほど経ってから、マッサージすることで血行が促進され、むくみや痛みの軽減につながります。ただし、マッサージは慎重に行い、痛みや内出血を悪化させないように注意が必要です。
脂肪注入豊胸後の腫れや内出血はどのくらいの期間続きますか?
脂肪注入豊胸後の腫れや内出血は以下の通りです。
  • バスト部分の腫れ:脂肪注入によって引き起こされる腫れは、手術直後が特に強いとされています。これは、脂肪注入による刺激と脂肪の増加によるものです。しかし腫れのピークは術後1週間程度であり、通常は術後2週間ほどで落ち着きます。
  • 脂肪吸引部分の腫れ: 吸引した部位では、除去された脂肪の周囲組織が炎症を起こし、腫れが生じます。この腫れのピークは手術当日から術後3日までで、約1週間で徐々に落ち着いていきます。
  • バスト部分の内出血: 内出血は、脂肪注入時に使用される針の刺激により発生します。この内出血は、術後約1週間までがピークで、大体術後2週間程度で落ち着く傾向にあります。
  • 脂肪吸引部分の内出血: 吸引部位における内出血もバスト部分同様、術後約2週間を目安に落ち着くことが一般的です。

ヒアルロン酸注入による豊胸の痛みについて

ヒアルロン酸注入による豊胸の痛みについて

ヒアルロン酸注入による豊胸は強い痛みがありますか?
ヒアルロン酸注入による豊胸手術は、あまり強い痛みは伴いません。手術後には胸部に筋肉痛のような軽い痛みを感じることがありますが、それもおおよそ1週間程度で、内服薬で痛みをコントロールできます。また、腫れや内出血も見られることがありますが、約2週間ほどで目立たなくなります。
ただし、術後に強い痛みがある場合は注意が必要です。これは、注入されたヒアルロン酸が誤った場所に入っているか、感染症が発生している可能性を示唆しています。正しくは乳腺の下にヒアルロン酸を注入するべきですが、間違って乳腺内や大胸筋内に注入されると強い痛みを感じることがあります。また、感染による炎症が起きた場合、痛みと共に高熱が特徴的な症状として現れます。
このように、手術後に予期せぬ強い痛みや高熱を感じた場合は、それがトラブルの兆候である可能性が高いため、速やかに医療機関を受診することが推奨されます。
ヒアルロン酸注射による内出血や腫れはどのくらいの期間続きますか?
ヒアルロン酸注射による腫れや内出血の持続期間の目安は以下の通りです。
  • 腫れ:手術後、麻酔液の影響で注射部位は当初腫れて見えます。この腫れは麻酔液が体に吸収されるにつれて徐々に落ち着き、完成形に近づきます。腫れは約1週間後から1ヶ月後の間に解消することが多いようです。
  • 内出血:注射による治療では、まれに内出血が発生する場合があります。もし、内出血が生じた場合でも、約1〜2週間で落ち着く傾向にあります。

また、術後の注意点として、ヒアルロン酸の変形や移動を防ぐために、術後約2週間は胸部への強い刺激を避けることが重要です。さらに、クリニックによっては、術後約1週間でヒアルロン酸注入部の抜糸が必要な場合もあります。

編集部まとめ

編集部まとめ

ここまで豊胸の痛みについてお伝えしてきました。豊胸の痛みの要点をまとめると以下の通りです。

  • シリコンバッグを用いた豊胸手術後、麻酔が切れると大胸筋下の「剥離」作業により筋肉痛のような痛みが現れるが、数日から1週間で軽減し、適切な鎮痛剤で管理できる
  • 脂肪注入豊胸は胸部の痛みが少なく、腫れや赤みは約1ヶ月で落ち着くが、脂肪吸引部の痛みは強く、術後3日間は筋肉痛のような痛みがある
  • ヒアルロン酸豊胸手術後は通常軽い痛みが1週間続き、腫れや内出血は2週間で治まるが、強い痛みや高熱は注入位置の誤りや感染のサインであり、即時の医療受診が必要

これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。 最後までお読みいただき、ありがとうございました。

この記事の監修歯科医師
山下 真理子医師(くみこクリニック京都駅前院)

山下 真理子医師(くみこクリニック京都駅前院)

京都府立医科大学医学部医学科 卒業 / のべ10年以上の美容皮膚科勤務を経て、現在はくみこクリニック北山院に勤務している。コロナ以前は、大阪医専にて、医療従事者の教育にも関わった経験がある。

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京都府立医科大学医学部医学科 卒業 / のべ10年以上の美容皮膚科勤務を経て、現在はくみこクリニック北山院に勤務している。コロナ以前は、大阪医専にて、医療従事者の教育にも関わった経験がある。

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