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婦人科形成手術の痛みについて|ダウンタイムや術後の注意点についても解説

婦人科形成 痛み

「女性器の形が気になる」「座ったときに違和感がある」など、デリケートな悩みをもつ方は少なくありません。

また、処女膜やクリトリスのお悩みを取り除いて性交渉の感度を上げたいと考えている方もいるでしょう。

これらのお悩みは、婦人科形成手術で治療が可能です。

しかし、デリケートな部分を切開する婦人科形成は、痛み・術後の症状・ダウンタイムなどの不安をもつ方もいるでしょう。

この記事では、婦人科形成で女性器の悩みを改善したいと考えている方に向けて婦人科形成の種類から術後の注意点まで詳しく解説します。

婦人科形成手術の痛みについて

お腹が痛い女性

婦人科形成手術にはどのような種類がありますか?
婦人科形成とは、女性器の形を整える施術で次のような種類があります。
  • 小陰唇縮小:小陰唇を小さくする・形を整える手術
  • 副皮除去:小陰唇と大陰唇の間にある副皮というヒダを切除する手術
  • 膣縮小:加齢や出産によってゆるんだ膣の入口を小さくする
  • クリトリス包茎(陰核包茎):包皮(クリトリスの外側にある皮膚)を小さくする
  • 大陰唇たるみとり:大陰唇のしわやたるみをとる
  • 恥骨部脂肪吸引:恥骨上のふくらみをとる
  • 処女膜再生:破れた処女膜を再生する手術
  • 処女膜切開:硬い・分厚い処女膜を切開して整える手術
  • 会陰部贅皮切除術:会陰(膣の入口から肛門までの間)の形を整える
  • レーザー治療:大陰唇・小陰唇の黒ずみを除去する

一般的に形成外科では行っていない手術で、小陰唇・クリトリス・処女膜といったそれぞれのパーツのお悩みを解消することができます。黒ずみを治療するレーザー治療以外は基本的に切開する手術です。

婦人科形成手術は痛みがありますか?
婦人科形成の手術中は麻酔を使用するため、直接的な痛みは感じません
痛みを感じるのは、主に手術が終わって麻酔が切れた後です。婦人科形成手術には複数の手術がありますが、基本的にどの手術でも麻酔を使用するため手術中の痛みはないといえるでしょう。
また、局所麻酔を行う時の痛みを緩和する麻酔もあるため、痛みに不安がある方は手術前に医師としっかり相談しましょう。
手術後の痛みはどのくらい続きますか?
一般的に手術後の痛みは、1〜2週間程度続きます
手術をした場所によっては、数日〜1週間程度で落ち着くこともありますが、長くて2週間程度と考えておきましょう。また、痛みのピークは手術当日〜2日間程度で、時間の経過とともに軽減するので日常生活に支障をきたす程の痛みではありません。
痛みを感じた場合は、無理をせず痛み止めを服用しましょう。
婦人科形成手術の麻酔について教えてください。
婦人科形成を始め多くの美容外科手術で使用する麻酔は、局所麻酔です。しかし、局所麻酔は直接手術箇所に注射をするので、婦人科形成手術をするデリケートな場所に注射をすると強い痛みを感じることがあります。
この局所麻酔時の痛みを和らげるための麻酔が複数あり、手術費用に含まれているものやオプションとして選択できるものなど、それぞれです。
  • 麻酔クリーム:患部に直接塗ることで痛みを和らげる
  • 笑気麻酔(リラックス麻酔):鼻や口から鎮痛作用のあるガスを吸って痛み・不安・恐怖心を緩和し吸っている間だけ効果がある
  • 静脈麻酔は、点滴で鎮痛・鎮静剤を注入して眠っている間に手術が終わる

不安・恐怖心が強い方は笑気麻酔で精神的にも落ち着くことができます。さらに、眠っている間に手術を受けたい方は、静脈麻酔を選択しましょう。
医療機関によって取り扱っている麻酔が異なるため、不安な場合は直接確認してください。

婦人科形成手術のダウンタイムについて

考える女医

婦人科形成手術のダウンタイムはどのくらいですか?
婦人科形成手術のダウンタイム中は、痛み・腫れ・出血・かゆみ・傷跡の硬直などの症状が現れます。個人差はありますが、一般的にダウンタイムの期間は数日〜2週間程度です。どの症状も時間の経過とともに症状が落ち着くので、焦らずに過ごしましょう。
ダウンタイム中に起こる可能性がある症状を教えてください。
婦人科形成の切開手術の場合、ダウンタイム中に起こる可能性がある症状と期間は次のとおりです。
  • 痛み:数日から長くて2週間
  • 腫れ・出血:1週間程度
  • かゆみ・傷跡の硬直:傷が治る過程で起こる症状で徐々に落ち着く

まず、切開手術では手術当日〜2日間をピークに痛みを感じ、徐々におさまってきます。
痛みに不安がある方は、痛み止めを服用しましょう。
そして、手術後1週間程度は出血があり、生理1〜2日目程度の出血量となります。また、切開手術の場合の症状は上記のとおりですが、黒ずみを除去するレーザー治療の場合はダウンタイムにあまり心配はいりません。
大陰唇の場合はほとんど症状がなく、小陰唇の場合も1週間程度水がしみる感覚がある程度で、軟膏を塗って違和感を和らげます。

仕事復帰までにどのくらい時間がかかりますか?
婦人科形成は日帰り手術で行われ、手術後から歩くことも可能なので仕事を休む必要はないことが多いです。デスクワークなら翌日から出勤できます。
しかし、自転車・バイクに乗る仕事や、激しい運動をする仕事・患部が濡れる可能性がある仕事は患部に負担がかかるので、2週間程度は避けた方がよいでしょう。
手術した部位の違和感はどのくらい続きますか?
手術後1ヵ月程度は、傷が治っている段階のため違和感が残ることがあります。患部に硬さがあったり、つっぱった感じがあったりしますが、経過とともに落ち着くことが一般的です。
個人差はありますが、手術後3〜6ヵ月程度で完全に落ち着きます

婦人科形成手術の術後の注意点や過ごし方

笑顔で座っている女性

手術後の注意点について教えてください。
婦人科形成で切開手術をした場合は、患部を刺激しないこと・清潔を保つことが大切です。次の注意点をよく確認し、術後の経過をよく観察してください。
  • 出血がある間は生理用ナプキンを使用する
  • トイレでは患部に汚れがつかないように注意する
  • 入浴は避ける
  • 性行為は避ける
  • 患部を圧迫する行為は避ける

まず、手術後1週間程度は出血があるため、生理用ナプキンを使用しましょう。生理用ナプキンの使用は、ショーツへの汚れを防ぐだけではなく患部の痛みを軽減するためにも有効です。
また、清潔を保つためにもこまめに交換するように注意してください。手術後はトイレも通常通り使用できますが、排便の後は汚れが患部につかないようにして、トイレットペーパーでこすらないように優しく拭くことを心がけましょう。
そして、ウォシュレットを使用する場合は低めの水圧にして患部への負担を減らしてください。シャワーは術後当日からできる場合もありますが、湯船に入る入浴は1週間程度は避ける必要があります。洗う場合は強くこすることはNGです。
さらに、性行為は1ヵ月程度、自転車やバイクも患部への圧迫につながるため1〜3週間程度は避けましょう。

痛みがおさまるまでの過ごし方を教えてください。
婦人科形成手術後は、患部を刺激する行動は避けて安静にして過ごすことが大切です。
痛みは徐々におさまりますので、あまり神経質にならずにリラックスして過ごしてください。また、手術後は医療機関から注意事項が説明されますので、必ず守りましょう
「これくらいは大丈夫だろう」と自己判断で注意事項を破ってしまうと、ダウンタイムが長引く原因にもなります。痛みが強い場合には痛み止めを服用し、2週間以上経っても痛みが落ち着かない場合は医療機関を受診してみましょう。

編集部まとめ

ハートを持つ女性

婦人科形成では、女性器の形や大きさを整えてコンプレックスを解消したり、膣やクリトリスを手術して性感度を上げたりすることができます。

デリケートな部分への手術は不安も多いかと思いますが、手術では麻酔を使用するため手術中の直接的な痛みはないといわれています。

また、ダウンタイム中も医療機関の指示にしたがって患部を刺激しないように注意して過ごせば2週間程度で落ち着き、6ヵ月程度で元の状態に戻ります。

女性器にお悩みを持つ方は、自身のお悩みがどのような婦人科形成手術で解消できるか、医療機関を受診してみましょう。

参考文献

この記事の監修歯科医師
坂本 好昭医師(慶應義塾大学医学部 講師)

坂本 好昭医師(慶應義塾大学医学部 講師)

慶應義塾大学医学部 卒業、同形成外科 入局。 フランス ネッカー小児病院留学を経て2016年より慶應義塾大学医学部 形成外科 講師

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慶應義塾大学医学部 卒業、同形成外科 入局。 フランス ネッカー小児病院留学を経て2016年より慶應義塾大学医学部 形成外科 講師

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