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ヒアルロン酸注射の効果の持続期間は?効果を長持ちさせる方法も解説

ヒアルロン酸注射の効果の持続期間は?効果を長持ちさせる方法も解説

ヒアルロン酸注射は手軽に受けられる美容医療の1つであるため、幅広い世代から注目されています。

ヒアルロン酸はもともと人の体の中にある物質であるため、安全性が高く、注射治療におけるダウンタイムも短いです。

しわ治療・たるみ治療・顔のリフトアップなどの目的で使用され、自然な若返りを目指すことが可能です。また、若年層でも鼻を高くする・涙袋の形成・目の下のクマの改善などで使用されます。

今回の記事では、ヒアルロン酸注射の効果の持続期間・長持ちさせる方法などについて解説します。

ヒアルロン酸注射の効果は?

ヒアルロン酸注射の効果は?

ヒアルロン酸注射は美容医療の分野において、さまざまな目的で使用されます。

ヒアルロン酸はもともと人の眼球・皮膚・関節など体の中にある物質です。このため、皮膚に注入した後のアレルギー反応の心配が少なく、使いやすいです。

ヒアルロン酸が使われる症状にはどのような目的があるのでしょうか。一般的に美容医療でよく使われるのは以下の場合です。

  • しわの改善
  • たるみの改善
  • 骨や脂肪などのボリュームの補填

形状を整える

ここでは、これらのヒアルロン酸を用いる4つの目的についてそれぞれ解説します。

しわの改善

肌の土台である真皮は、加齢・紫外線・乾燥によるダメージを受けることで、コラーゲンやヒアルロン酸が減少します。

これにより、外側にある表皮を支えられなくなってしまい、しわやたるみが生じるのです。

しわが気になる部分にヒアルロン酸注射を注入することで、表皮を立て直し、しわをふっくらさせることで自然に解消します。

ヒアルロン酸はもともと肌にある物質であるため、肌馴染みが良く自然な仕上がりになります。また水分保持能を持つため、うるおいのあるみずみずしい肌になることも期待できるのです。

体の中にもともとあるヒアルロン酸と融合することで、皮膚にふくらみを出し、しわを伸ばすのでしわを補填して皮膚を伸ばします。

ヒアルロン酸注射は目元・口元をはじめとする顔のさまざまなしわの治療に使用されていて、最近では首や手の甲など顔以外のしわにも使われています。

たるみの改善

たるみが出る原因もしわと同じで、真皮のコラーゲン・ヒアルロン酸が減少することです。また、加齢により脂肪が重力に逆らえなくなることによってもたるみは出現してしまうのです。

ヒアルロン酸注射は真皮を皮膚の内側から持ち上げることで効果を発揮するため、即効性がありその日のうちから効果を感じることができます。

気になるたるみにヒアルロン酸を注入することで、たるんだ皮膚や凸凹になってしまっている部分がふっくらするとともにたるみが改善するのです。また、肌表面がなめらかでつるんとして、自然に若々しい印象になります。

骨や脂肪などのボリュームの補填

ヒアルロン酸は頬骨や頬のこけが気になるときなど、脂肪を補填する代わりとしてボリュームを出したいときにも有用です。

加齢とともに脂肪のボリュームがなくなって、老けて見えたり、疲れて見えたりすることがあります。頬骨が目立つようになったり、頬にくぼみができてしまったりすることが原因です。

これは、痩せていて頬やフェイスラインが細い人も同様の傾向があります。

そのようなときに、ヒアルロン酸を注入することで頬やフェイスラインのくぼみが目立たなくなり顔をふっくら見せることができます。

また、おでこの骨が目立ちごつごつしていることが気になるときも、ヒアルロン酸を注入して丸いおでこにすることが可能です。

形状を整える

ヒアルロン酸はメスを使わないので、さまざまな部位に使用することができます。

鼻を高くしたい場合や鼻先・顎先の形を変えたい場合など、顔の形状を整えたいときにもヒアルロン酸を使うことができるのです。

顎が小さい・丸い・引っ込んでいる・割れているなど、形の悩みがある場合には形を整える目的でヒアルロン酸を使用し、理想の形状を作ります。

鼻の高さの悩みにも、メスを入れるのではなくヒアルロン酸を注入することで短いダウンタイムで理想の形になることが可能です。

ヒアルロン酸注射の効果の持続期間はどのくらい?

ヒアルロン酸注射の効果の持続期間はどのくらい?

人の体内にもともとあり、安全な成分であるヒアルロン酸ですが一度注入したらどのくらいの期間、効果を保つことができるのでしょうか。

ここでは、ヒアルロン酸の効果の持続時間について解説します。

数ヵ月箇月から数年で自然に吸収されるといわれている

ヒアルロン酸の持続期間は一般的には、6ヵ月から1年程度、長くても2年です。

注入してしばらくすると、徐々に吸収され施術部位は元の状態に戻っていきます。繰り返し投与することで持ちが良くなることもあるのです。

もともと体内にある物質なので、自然に吸収された後の安全性については心配ありません。

吸収されるまでにかかる時間は、注入量や製剤によっても異なりますので、施術の際には医師とよく相談をして受けるようにしましょう。

使用されるヒアルロン酸の種類によっても持続期間は変わる

ヒアルロン酸注射の持続期間は使用する製剤によっても違うので、医療機関で確認が必要です。いずれの製剤を使用したとしても6ヵ月から2年程度で吸収されるといわれています。

施術部位や使用目的によっても使用する製剤は異なり、医療機関ごとに扱っている製剤も違います。

どうしても長く持たせたい場合には医師に希望を伝えて相談してみましょう。

ヒアルロン酸注射の効果を長持ちさせるには?

ヒアルロン酸注射の効果を長持ちさせるには?

ヒアルロン酸注射でエイジングケアや整形をして、効果を長持ちさせたい場合、どのようなことに注意をすればいいでしょうか?

ここではヒアルロン酸注射をした後に効果を長持ちさせるために注意することについて解説します。

定期的に施術を受ける

ヒアルロン酸注射をした後、効果を長持ちさせるためには定期的に施術を受けることが必要です。

ヒアルロン酸は、徐々に体内へ吸収されてしまうので、すべて吸収されると元の状態に戻ってしまいます。

よい状態を保ちたい場合には、部位にもよりますが6ヵ月から1年に1回を繰り返し、定期的に注入することが望ましいです。効果が薄れたところに再度注入することで、持ちが良くなります。

生活習慣にも注意する

生活習慣にも注意する

食生活が乱れたり、睡眠不足になったりすると体内で作られるヒアルロン酸の生成速度が遅くなります。

これにより、今ある注入したヒアルロン酸が消費されてしまい、減ってしまうのです。

注入したヒアルロン酸を体で使って早く消費されないようにするためにも、早寝早起きを心がけたり、栄養のあるものを食べるようにしたりして生活習慣を整えることが必要です。

エイジングケア目的のヒアルロン酸注射がおすすめの部位は?

エイジングケア目的のヒアルロン酸注射がおすすめの部位は?

エイジングケア目的のヒアルロン酸注射はさまざまな部位に注入することができます。特におすすめの部位は以下の部位です。

  • ほうれい線
  • 目の下のクマ
  • マリオネットライン

ここでは、これらの3つの部位について、それぞれ解説していきます。

ほうれい線

ほうれい線

ほうれい線は小鼻の横から口元にかけてのハの字型のしわ・溝のことで、加齢により皮膚がたるむことで目立つようになります。肌の乾燥・紫外線・表情筋を動かさないことでも悪化しやすいです。

ほうれい線があると、老けて見えやすいので鏡を見たときにも気になる部分です。

また、もともと頬がふっくらしていて脂肪が多い人は年齢を問わずほうれい線が目立つ場合があります。これは、加齢による皮膚のたるみが原因なのではなく、脂肪が盛り上がってしまっているためです。

これらはどちらの場合であっても、ヒアルロン酸注射でほうれい線を目立たなくすることが可能です。

ほうれい線があると、実際の年齢よりも上に見えてしまいます。しかし、ヒアルロン酸注射を施術することによって、明るく若々しい印象の口元にすることができます。

目の下のクマ

目の下のクマ

クマにはいくつか種類がありますが、目の下のクマの場合、なかでも黒クマにヒアルロン酸注射が効果を示します。

目の下が黒っぽい色をしている黒クマは、皮膚の段差により黒く見えている状態です。加齢にともない目の下の皮膚がたるんだり、でこぼこしたりすることで、目の下に影ができるのです。

このため黒クマは、目の下のたるみ・くぼみと同じようにヒアルロン酸注射で改善します。

目の下にクマがあると疲れた印象を与え、老けて見られてしまうことが多くあります。このため、目の下のクマをヒアルロン酸注射で改善すると、若々しく元気な印象になることが可能です。

また、黒クマ以外の青クマ・茶クマなどはヒアルロン酸注射の適応とならない場合があります。クマの悩みについてやヒアルロン酸注射が有効なクマなのかについてはクリニックで医師に相談しましょう。

マリオネットライン

マリオネットラインとは、両方の口角から顎にかけてのしわのことです。ほうれい線と同じく、顔の目立つ部分なので見た目年齢を決める大きな要因になります。

マリオネットラインは、片側での噛み癖・猫背・口角がいつも下がっていることなどで悪化しやすいです。

マリオネットラインができる原因は、加齢・紫外線ダメージ・皮膚の乾燥により、皮膚・筋肉が重力に逆らえなくなることでたるみが起こり、しわになってしまうためです。

頬とフェイスラインの皮膚・筋肉がたるむことでマリオネットラインができてしまいます。

口元のヒアルロン酸注入は、たるみそのものを改善するわけではなく、溝・影を隠すことが必要であるため注入デザインが重要となります。

口元は話しているときや顔を見たときに目に入りやすい部位なので、マリオネットラインが改善すると、変化がわかりやすく、満足度も高いでしょう。

ヒアルロン酸注射で失敗した場合修正も可能?

ヒアルロン酸注射で失敗した場合修正も可能?

ヒアルロン酸注射を行ったけれど、思ったようにいかなかった場合には、元に戻すことはできるのでしょうか。

ヒアルロン酸注射で失敗してしまい、思った通りにならなかった場合、元に戻すことができます。ヒアルロン酸は、ヒアルロン酸分解酵素であるヒアルロニダーゼで分解することが可能なのです。

ヒアルロニダーゼはヒアルロン酸のみに反応して分解する酵素です。細胞間にあるヒアルロン酸を加水分解し、粘度を低下させていきます。

注入量によって異なりますが、注入後1週間以内にはヒアルロン酸を吸収して元の状態に戻ります。注入量がかなり多い場合では、2回以上の施術が必要となる場合があるのです。

ヒアルロニダーゼはダウンタイムの少ない施術で、注射部位の赤み・腫れが出た場合も数日で落ち着きます。内出血が出る場合もありますが、1週間程度で改善するものです。

費用については一例となりますが、ヒアルロニダーゼの施術にかかる費用は10,780円(税込)~38,500円(税込)程度です。

自由診療の費用は医療機関ごとに異なりますので、費用については施術を受ける予定のクリニックにお問い合わせください。

ヒアルロン酸注射の費用相場は?

ヒアルロン酸注射の費用相場は?

ヒアルロン酸注射を受けるには、大体どのくらいの金額がかかるのでしょうか。

ここでは、ヒアルロン酸注射の費用相場について、実際のクリニックの費用の一例を含めて解説します。

ヒアルロン酸注射を検討しているけど、どのくらいの費用がかかるのか大体でもいいから知りたいと考えている方はぜひ参考にしてみてください。

美容目的のヒアルロン酸注射は自由診療

ヒアルロン酸注射を美容目的・エイジングケア目的で使用する場合には、自由診療の扱いで、保険適用にはなりません。

自由診療なので、費用はクリニックごとに大きく異なりますが、クリニックを選ぶ際には費用以外にも確認するべきことがあります。

それは、どのような施術の経験がある医師がいるか、きちんの希望を聞いてくれて納得のいく施術を受けられるかです。

費用だけでなく、信頼できるクリニックで施術を受けることも満足できる仕上がりになるためには大切なことです。

ヒアルロン酸注射の費用相場

ヒアルロン酸注射の費用は、施術部位・使用する薬剤の種類などによって変わってきます。

また、前述したとおり自由診療であるためクリニックごとにまちまちでそれぞれの金額は大きく異なります。

ヒアルロン酸注射の費用相場は、一例として9,000円(税込)~280,000円(税込)程度です。参考にしてみてください。

ただし、これは目安ですので施術を受けることを検討しているクリニックに問い合わせるようにしてください。

まとめ

エステ

ヒアルロン酸注射は、もともと体内にある成分を使っているので安全性が高く、安心して施術を受けることができます。

エイジングケア目的でしわ・たるみの治療に使うこともあれば、若い人でも美容目的で手軽に顔の形状を整えるために使うことがあります。

さまざまな部位に使用できるヒアルロン酸ですが、効果は永久ではなく6ヵ月から1年程度で吸収されて元に戻ってしまうため、効果を保つためには再施術が必要です。

手軽にできる治療ではありますが、美容医療は医師の技量が仕上がりに直結する分野です。費用だけでなく、信頼できる医師を見つけることをポイントに施術を受けるクリニックを探してみましょう。

メリット・デメリットの両面をよく検討し、満足のいく仕上がりを得られるようにしましょう。

参考文献

この記事の監修歯科医師
坂本 好昭医師(慶應義塾大学医学部 講師)

坂本 好昭医師(慶應義塾大学医学部 講師)

慶應義塾大学医学部 卒業、同形成外科 入局。 フランス ネッカー小児病院留学を経て2016年より慶應義塾大学医学部 形成外科 講師

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慶應義塾大学医学部 卒業、同形成外科 入局。 フランス ネッカー小児病院留学を経て2016年より慶應義塾大学医学部 形成外科 講師

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