新着記事

注目のトピック

ヒアルロン酸

ヒアルロン酸注入のダウンタイムの症状は?ダウンタイムを長引かせないための対策も紹介!

ヒアルロン酸 ダウンタイム

ヒアルロン酸注入によるダウンタイムの症状をご存知ですか?
本記事ではヒアルロン酸注入のダウンタイムについて以下の内容を中心に解説します。

  • ヒアルロン酸注入の特徴
  • ヒアルロン酸注入後のダウンタイム中の症状
  • 部位ごとのダウンタイムについて

ヒアルロン酸注入のダウンタイムについて理解するためにも、ご参考頂けますと幸いです。
ぜひ最後までお読みください。

そもそもヒアルロン酸とは?

そもそもヒアルロン酸とは?

ヒアルロン酸は、皮膚、目、心臓など、体のあらゆる組織に存在する成分で、肌にうるおいやハリを与える重要な役割を果たしています。特に、体内に存在するヒアルロン酸の約50%は皮膚に集中しています。
ヒアルロン酸は、高い粘性(ねばねばした性質)と弾性(元に戻ろうとする力)により、水分を抱え込む力に優れています。具体的には、1gのヒアルロン酸は6リットルもの水分を保持できます。
しかし、体内のヒアルロン酸は年齢とともに減少し、20代をピークに減っていくといわれています。

ヒアルロン酸は、肌の奥にある「真皮」に多く含まれています。
真皮には、肌構造を支える柱のような存在である「コラーゲン」と、コラーゲン同士をつなぎとめる「エラスチン」があり、間を埋めているのがヒアルロン酸です。
ヒアルロン酸は水分をしっかりと与えると、肌のうるおいやハリを与え、肌の乾燥も防いでくれます。

ヒアルロン酸注入の特徴

ヒアルロン酸注入の特徴

ヒアルロン酸注入は、シワやほうれい線を解消するだけでなく、ふっくらとした涙袋や、スッとした鼻筋を形成するのにも効果が期待できる治療法です。
メスを使わないため、美容医療の中でも気軽に受けやすいのが特長です。
ヒアルロン酸注入の特徴や期待できる効果については以下の通りです。

  • ヒアルロン酸は人の体内に広く分布する保湿成分で、潤いと弾力のある肌を保つ上で重要な役割を果たします。
  • ヒアルロン酸注入は、肌の気になる部位にヒアルロン酸を打つと、ふっくらとした若々しい肌に近づける効果が期待できます。
  • 施術が短い時間ででき、ダウンタイムが短期間で済む点も、ヒアルロン酸注入の特徴といえます。

ヒアルロン酸注入後のダウンタイム中の症状

ヒアルロン酸注入後のダウンタイム中の症状

次は、ヒアルロン酸注入後のダウンタイム中の症状について解説します。
症状は個人差がありますので、あくまで参考程度にしてください。

注入箇所が腫れる

ヒアルロン酸注入後、施術箇所に赤みや腫れなどの症状が出る方もいます。これらの症状は一時的なもので、通常は施術後2〜3日程度で自然に解消します。
ただし、症状が軽度である場合が多く、コンシーラーやファンデーション、マスク等で覆い隠すことができるほどのものです。

腫れは、ヒアルロン酸が注入された部位の周囲の水分の吸収により起こります。
この症状は、目元や口元など、皮膚が薄く、デリケートな箇所に処置を行った場合に起こりやすいです。
腫れは高頻度で発生しやすい症状であり、通常約1週間ほど経過すると、肌は元の状態に戻ります。

内出血が起こる

ヒアルロン酸注射を行う際に、注射針が毛細血管を傷つけてしまい、内出血が起こることがあります。
目の下、涙袋など皮膚の薄い箇所は内出血が起こりやすいとされています。
顎や頬などは内出血が起こりにくい部位です。

内出血は見た目に影響するため、施術が失敗したと思う方もいるかもしれませんが、数日〜2週間ほどで消失します。
内出血は、注射をするときに十分な止血をしたかどうかに影響します。
丁寧で細やかな対応をしてくれる医師がいるクリニックを選びましょう。

注入箇所がむくむ

ヒアルロン酸注入後、まれに注入したヒアルロン酸が施術箇所の水分を吸収してふくらみ、むくみとなってしまう場合があります。
徐々に馴染んでいきますが、むくみが消えるまで約1〜2週間ほどかかってしまうケースもあります。
ヒアルロン酸の注入量が多ければ多いほど吸収する水分量も増えるので、術後のむくみを抑える場合は、複数回に分けて少しずつヒアルロン酸を注入していくのも一つの手です。

注入箇所が痛む

ヒアルロン酸注入の施術により、伴う可能性のある痛みには、下記の2種類があります。

  • 注射針を肌に刺す際の痛み
  • 注入後に感じる鈍痛のような痛み

施術に用いるヒアルロン酸製剤には、局部麻酔が含まれているといわれています。
ダウンタイムに痛みを感じる可能性がありますが、施術後に麻酔が切れたことで起こる症状です。
ダウンタイム中の痛みは、数日で収まり、時間の経過とともに気にならなくなるといわれています。
ただし、激しい痛みや腫れがある場合は、早めに医師に相談しましょう。

ヒアルロン酸注入後に副反応が起きる理由

ヒアルロン酸注入後に副反応が起きる理由

なぜヒアルロン酸を注入した後に上記のような副反応が起きるのでしょうか。
以下で理由を解説します。

ヒアルロン酸の注入量が多い可能性

ヒアルロン酸のを注入した量が多いと、ボリュームが出すぎて不自然に腫れたような仕上がりになってしまうので、自然な仕上がりにするためには、適切な量を注入するのが大切です。
医師と患者の間で理想に違いが生じると、注入量に誤差が生まれてしまうので、事前のカウンセリングでイメージをしっかりすり合わせることが重要です。

アレルギーの可能性

ヒアルロン酸注入によるアレルギー反応は稀ですが、起こる可能性はあります。
特に、施術直後ではなく、ヒアルロン酸注入から数週間〜数カ月後に注入部位が腫れて硬くなる「遅延性結節」が一例です。これはしこりの状態となり、痛みを伴う場合もあります。
1回目の注入のときには症状が出なかったが、2回目の注入でアレルギー反応が出る場合もあります。

医師の技術不足の可能性

ヒアルロン酸注入は、ただ注射するだけで良い仕上がりになる簡単な施術ではありません。
患者さんの希望に応じて施術を行った場合でも、自然さを欠いた結果になる事例は少なくありません。
さらに、ヒアルロン酸は分解まで時間がかかる場合があるため、短期間で同じ箇所に頻繁に注入を行うと、頬が膨らんだりするなど、外観に変化が出ることがあります。
医師の技量や、患者さんの要望を汲み取る力より、結果に差が出る施術なので、ヒアルロン酸注入の術力が高く、カウンセリングが丁寧な医師に担当してもらいましょう。

部位ごとのダウンタイムについて

部位ごとのダウンタイムについて

次に、ヒアルロン酸を注入する部位ごとのダウンタイムについてより詳しく解説します。

鼻へのヒアルロン酸注入は、施術時間が約10分程度と短く、切開を伴わないため、理想の鼻に近づける施術として、幅広い年齢層に支持されています。
しかし、ダウンタイム中に何らかの副作用が出る場合もあります。
ヒアルロン酸注入のダウンタイム中に現れる、代表的な症状について解説します。

  • 内出血:注射針が毛細血管に接触すると、患部に内出血が起きる可能性があります。
  • 赤み・腫れ:施術後約2〜3日は、施術箇所に赤みや腫れなどの症状が出る可能性があります。基本的に1週間程経過すると、肌は元の状態に戻ります。
  • 痛み:ヒアルロン酸注入の施術で伴う可能性のある痛みには、注射針を肌に刺す際の痛みと注入後に感じる鈍痛のような痛みがあります。ダウンタイム中の痛みは、数日で収まり、時間の経過とともに気にならなくなるとされています。

これらの症状が出た場合でも、大抵は数日~1週間程度で自然に治まります。

ほうれい線

ほうれい線にヒアルロン酸を注入すると、溝が浅くなり若々しく見える効果が期待できます。
施術後は腫れ、内出血が起こることもありますが、約1週間〜10日で落ち着く場合がほとんどです。
また、施術箇所を触ると、しこりのように固くなっている場合もありますが、約2週間〜1ヶ月で落ち着くので触らないようにしましょう。
もし触ると注入した製剤が動き、見た目に不都合が生じる場合もあるためです。

涙袋

涙袋へのヒアルロン酸注射は、目を立体的かつ華やかに見せ、約10〜30分で完了する施術ですが、目元は皮膚が薄いため、腫れや内出血、むくみが出やすいです。
メイクで隠すことが可能な範囲の症状である場合がほとんどで、場合によっては目の周りが全体的に腫れてしまう可能性もあります。

また、注入されたヒアルロン酸が周囲の水分を取り込み、思い描いていた結果よりも、涙袋が想像以上に大きくなる可能性もあります。
しかし症状は一時的で、3日〜1週間程で段々治っていくとされています。

唇へのヒアルロン酸注入は、アヒル口の形成や唇のボリュームアップ、左右差を整えるなど、口元の印象を自由に変えられます。
また、唇は皮膚が薄い部位なため、他の部位よりも注入時に痛みが伴いやすい傾向があります。
中には麻酔をしてくれる医院もあるため、気になる方は医師に相談しましょう。
施術直後は腫れ・内出血が起こる場合もありますが、1〜2週間程度で腫れが引き、自然な仕上がりになるとされています。

おでこ

おでこの施術はおでこを丸くして可愛らしい印象を与えます。
おでこは神経がたくさん通っているため、他の部位より内出血等が多くダウンタイムも長い傾向があります。
また、痛みや他の部位まで晴れが広がってしまう場合もあります。
しかしダウンタイムも1週間〜2週間ほどで症状は和らぐとされています。

ダウンタイムを長引かせないために

ダウンタイムを長引かせないために

最後に、ダウンタイムを長引かせないために気をつけるべきことを紹介します。

注入箇所を触らない

注射した直後に施術した箇所を触ると、皮膚の下が硬くなっている場合があります。数日で馴染んで元の柔らかさに戻るので、違和感があるからと言って強く触らないように気を付けてください。
また、注入したヒアルロン酸が周囲の水分を吸収して、ふくらんでむくみとなってしまう場合があります。このむくみも触ると悪化する可能性があるため、触らないようにしましょう。

注入箇所を冷やす

施術後、患部が赤く腫れてしまった場合は、冷やすことで症状を和らげられる場合があります。

血行が良くなることはしない

血行が良くなると、内出血や腫れが悪化する可能性があります。そのため、アルコールの摂取や激しい運動、長風呂などは控えるようにしましょう。

まとめ

まとめ

ここまでヒアルロン酸注入のダウンタイムの症状について解説してきました。
ヒアルロン酸注入のダウンタイムの症状についてまとめると以下の通りです。

  • ヒアルロン酸注入は、シワやほうれい線を解消するだけでなく、ふっくらとした涙袋やスッとした鼻筋を形成するのにも効果が期待できる治療法
  • ダウンタイム中は内出血や赤みや腫れ等が起こる
  • おでこは部位の中でダウンタイムが長引きやすい

これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

この記事の監修歯科医師
山下 真理子医師(くみこクリニック京都駅前院)

山下 真理子医師(くみこクリニック京都駅前院)

京都府立医科大学医学部医学科 卒業 / のべ10年以上の美容皮膚科勤務を経て、現在はくみこクリニック北山院に勤務している。コロナ以前は、大阪医専にて、医療従事者の教育にも関わった経験がある。

記事をもっと見る
  • この記事の監修医師
  • 他の監修記事
山下 真理子医師(くみこクリニック京都駅前院)

京都府立医科大学医学部医学科 卒業 / のべ10年以上の美容皮膚科勤務を経て、現在はくみこクリニック北山院に勤務している。コロナ以前は、大阪医専にて、医療従事者の教育にも関わった経験がある。

  1. 鼻にヒアルロン酸注射したときのダウンタイムの症状を解説|メリットとデメリットも説明します

  2. 顎にヒアルロン酸を入れたら横顔はきれいになる?顎のヒアルロン酸で得られる効果や注意点・失敗例もご紹介

  3. 鼻にヒアルロン酸を入れてもバレない?ヒアルロン酸がバレる原因と後悔しないためのポイントを解説

RELATED

PAGE TOP

電話コンシェルジュ専用番号

電話コンシェルジュで地域の名医を紹介します。

受付時間 平日:9時~18時
お電話でご案内できます!
0120-022-340