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手術でタレ目を形成できる?4つの施術方法と気になるポイントも解説

手術でタレ目を形成できる?4つの施術方法と気になるポイントも解説

小さい目、大きい目、丸い目、切れ長の目など、目は人それぞれ異なる大きさや形をしています。その中でも、「タレ目」に憧れる方は多いかもしれません。

タレ目に見せる「タレ目メイク」などもありますが、手術によってタレ目を形成することも可能です。本記事では、その方法やメリット、実際に手術を受ける際に気を付けたいポイントなどを解説します。

タレ目は手術で形成することができる

タレ目は手術で形成することができる 二重整形やたるみ除去など、目元の整形術はたくさんありますが、実はタレ目も、グラマラスラインと呼ばれる形成術で作ることができます。ここでは、グラマラスラインを受けることのメリットなどについて説明します。まずは施術内容の前にグラマラスラインの基礎的な内容を押さえましょう。

タレ目形成の施術を受けるメリット

まず、タレ目にすることでどのように顔の印象が変わるのでしょうか。周りにいるタレ目の人や芸能人を想像してみてください。なんだか優しそうな印象を持ちませんか?

タレ目にすることで笑っているときの目の形に近づくので、柔らかく、癒やされるような印象を作り出すことができます。目つきが悪いといわれる人や、つり目を治したい人から人気であるとともに、かわいらしさやセクシーな印象になりたい人も、タレ目形成がマッチするようです。

タレ目を形成する施術:グラマラスライン

冒頭で説明したグラマラスラインと呼ばれるタレ目形成は下まぶたの目尻側、約3分の1を外側に下げる整形術です。このことにより、白目を露出させ、タレ目に見せることができます。

また、黒目の下あたりのまぶたを下げることで目を大きくぱっちり見せることもできます。数㎜単位の違いで全く異なる印象にすることができるので、施術前は入念に医師と相談し、完成形をイメージするようにしましょう。

グラマラスラインには、糸のみでできる埋没法と、下まぶたにメスを入れてタレ目を形成する切開法があります。さらに、ボトックス注射によってタレ目を形成する方法も一般的です。ここからはそれぞれの施術内容について詳しく説明します。

埋没法:結膜から行う方法

まずは、まぶたを切らずにタレ目を形成できる埋没法についてです。埋没法は、縫い合わせる糸を結膜側(まぶたの裏側)に通す術式なので、ほかの人から整形術を受けたことが知られにくいのが特徴です。費用は両目で約9万円~となります。

施術では下まぶたの結膜から糸を通し、糸が表面から見えないような形で糸を縛り、下まぶたを引き下げます。手術時間も30分程度と比較的短い時間でできるものなので、後述する切開法よりも施術のハードルが低いでしょう。

切開法:結膜から行う方法

次はメスを使用する切開法について紹介します。目のつりが強い人や埋没法では元に戻ってしまう人、半永久的にタレ目を持続させたい人には埋没法よりも切開法の方がおすすめです。

切開法は結膜から行う方法と皮膚側から行う方法の2種類に分かれています。まずは結膜から行う切開法を行うときの流れについて見ていきましょう。

結膜からの切開法では、下まぶたを裏返した眼球側にある部分を1cm程度切開します。CPFと呼ばれる眼瞼筋膜の位置まで約1cmほど剥離し、CPFと瞼板(下まぶたの一部)を縫い合わせます。縫い合わせた糸の結び目を、粘膜の中に埋め込んでその日の手術は終了です。

数日後に縫い合わせた糸の抜糸を行い、全ての工程が終了となります。写真や画像がないと想像しづらいかもしれませんが、切った部分をほかの部分と縫い合わせて物理的にまぶたを下げるというイメージです。なお、費用は両目で約23万円~となります。

切開法:皮膚側から行う方法

次は普段見えている皮膚の表面側から行う切開法について説明します。皮膚側から切開を行う場合は、切開する部分をマーキングした後、その印に沿ってメスを入れ、下まぶたの一部を切り取ります。こちらの費用は両目で約9万円~です。

切り取ったことで見えてくる、まぶたの中にあった脂肪をさらに下の方向へずらし、きれいな状態にしてから瞼板と筋肉を縫い合わせます。その後、理想のタレ目になるようカーブを調整し、糸を結びます。最後に皮膚表面を縫合してその日の手術は一旦終わりです。

こちらも術後数日後に抜糸を行い、終了となります。この切開法の場合は、術後、まつ毛に沿って表面に傷が残りますが、数カ月すると目立たなくなってくる場合がほとんどです。多くの人は結膜側からの術式で十分ですが、つり目がきつい人などは、この皮膚側からの切開法を選択したり、結膜側からの施術と併用したりすることもあります。

注射:ボトックス

最後はボトックスを注射することでできるタレ目形成術について説明します。ボトックス注射によるタレ目形成は長期的なものではないため、外科手術を避けたい人のほか、埋没法や切開法をする前にタレ目が自分に似合うかを確認したいという人など、一次的にタレ目になりたい人に適しているでしょう。

ボトックス注射でタレ目を形成できるのは、ボトックスに筋肉の緊張を和らげる働きがあるからです。ボトックスを下まぶたに注入することで、目尻や下まぶたの筋肉を緩ませ、自然なタレ目にしてくれます。ボトックス注射の施術ではメスも糸も使わず、施術時間は5分程度で、料金は両目で約8000円~と埋没法や切開法と比べて安いため、検討しやすい施術といえます。

ただし、ボトックス注射のみの場合、タレ目になることが期待できる期間は3~4カ月程度です。ボトックス注射でタレ目を維持したい場合は定期的にボトックスを打つ必要があります。また、ボトックスはシワ軽減の治療にも使われている成分なので、グラマラスライン形成と同時に目元のシワ改善も期待できます。

「タレ目形成で涙袋がなくなる」のは本当?

「タレ目形成で涙袋がなくなる」のは本当? ここでは、タレ目形成に興味を持ったときに悩む壁のひとつとして挙げられる「グラマラスラインを行うことによって涙袋がなくなるかもしれない」という不安について説明します。

そもそも涙袋とは、下まぶたのすぐ下にあるふっくらとした膨らみのことで、涙袋があることによって、目を大きく見せ、かわいらしい印象を与えてくれるため、近年では涙袋のメイクに力を入れている女性も多いです。 涙袋という名前から、そこに涙が溜まっているように考えてしまうと思いますが、実はそうではありません。というのも、涙袋を形成しているのは眼輪筋と呼ばれる筋肉なので、目の周囲にある眼輪筋が発達している人ほど、涙袋もぷっくりと出てきやすいといわれています。しかし、タレ目形成の施術がこの眼輪筋に影響をもたらす可能性があるのです。

涙袋を形成する眼輪筋に影響が出る

結論からお伝えすると、タレ目形成を行うことで涙袋がなくなってしまう場合があります。

切開法で行うタレ目形成では、目の周りの筋肉(眼輪筋)にも施術を施すので、その結果眼輪筋が形成している涙袋にも影響が出てしまうのです。

ただし、完全に涙袋がなくなって見える人もいれば、施術前と遜色なく残る人もいるので、影響の度合いは人それぞれといえます。また、生まれつき涙袋がある人と、ヒアルロン酸を注入することで涙袋を作っている人とでは、グラマラスラインによる涙袋への影響の出方が違います。

涙袋を形成している眼輪筋は若い人の方が発達しているので、年を重ねるごとにその筋肉が弱っていき、涙袋がなくなっていくことがあります。そのため、もともと涙袋がある人の場合は、年とともに涙袋がなくなってくるのが一般的です。そうした人がグラマラスラインを受けると、さらに涙袋がなくなってしまうということが考えられます。

ヒアルロン酸注入で涙袋を作っている人も同様に、術後に涙袋がなくなったと感じる人がいます。涙袋を形成するときには、眼輪筋がある付近にヒアルロン酸を注入するため、術中にヒアルロン酸が流れ出てしまい、せっかく形成した涙袋がなくなってしまう場合があるのです。そのため、その影響について担当の医師によく確認することが大切です。

タレ目形成後にヒアルロン酸注入で涙袋を維持する

それでは、タレ目にしつつ涙袋を維持するためにはどうしたら良いのでしょうか。対応策としては、グラマラスラインの施術後にヒアルロン酸で涙袋を形成するという方法があります。

グラマラスラインの術後1カ月~3カ月でタレ目が完成するので、その時期を目安に涙袋にヒアルロン酸を注入しましょう。ただし、術後経過は人それぞれ違うため、事前に涙袋をヒアルロン酸で補いたい旨を担当医に伝えておき、術後に打つ時期を再度相談すると良いでしょう。なお、ヒアルロン酸はボトックス注射と同じく、肌にだんだん浸透されてしまうものなので、涙袋をキープするためには、定期的にヒアルロン酸を注入する必要があることを覚えておきましょう。

目尻切開の施術でタレ目に近づける方法も

自分の涙袋を無くしたくない人や涙袋の形を変えたくないという人には、これまで紹介してきたグラマラスラインによるタレ目形成よりも、目尻切開の整形術の方があっている場合があります。 グラマラスラインは下まぶたに手を加えることでタレ目にする施術方法ですが、目尻切開でもタレ目効果が期待できるのです。

目尻切開とは、多くは目の幅を広げたいという人が行う整形術です。しかし、目尻の皮膚を切開することで、下まぶたの下に少しカーブができるので、タレ目のように見せる効果も期待できます。

もちろんグラマラスラインに比べると、目尻切開だけでしっかりとしたタレ目を作ることは難しいですが、涙袋をキープしつつ、少しタレ目に見せる効果があるので、涙袋も重視したい方にはおすすめの施術です。また、目尻切開はつり目で悩んでいる人に対してもよく行う施術なので、つり目が嫌でタレ目にしたいと考えている人は検討しても良いでしょう。

タレ目形成の施術後に気を付けること

タレ目形成の施術後に気を付けること 埋没法や切開法で行うグラマラスラインの場合は、人によって目元の痛みや腫れ、内出血などが起こります。施術後はこうした違和感が出やすいので、痛み止めなどを処方してもらうと良いでしょう。施術方法にもよりますが、1週間程度でこうした症状は引く場合が多いといわれています。施術当日はなるべく目を使わないように心がけ、ゆっくりと過ごすようにしましょう。なお、顔を濡らさない限りは当日からシャワーも可能です。

タレ目形成のクリニック選びのポイント

タレ目形成のクリニック選びのポイント それでは実際施術を行う際はどのようなポイントに気を付ければ良いのでしょうか。医師とのフィーリングも重要ですが、それ以外にもいくつか事前に確認できるポイントがあるため、ぜひ参考にしてみてください。

安すぎるクリニックは避ける

グラマラスラインは近年人気を集めている施術なので、対応している美容クリニックも増えてきています。料金は両目で数万円〜50万円程度といわれており、クリニックによって価格の差が激しいのが現状です。

グラマラスラインは、目元に手を加える繊細な施術なので、技術力の高い医師の施術と適切な施設環境を整えたりするならば、安価では提供できなくて当然です。相場よりも極端に安い価格で施術を行っている場合は、担当医や環境、サポート体制が不十分であることが考えられるので、そうした部分を十分に確認する必要があるでしょう。

痛みに対するケアが豊富かどうか

整形術を行う際は、施術後に痛みがあることや合併症の発症、副作用が長引くことなどを想定しておかなくてはいけません。そのため、施術や説明を丁寧に行ってもらうのはもちろんですが、術後に痛み止めを処方してもらえるか、痛みが長引いたときに診察してもらえるかなど、術後のケア体制が整っているかを事前に確認することも大切です。絶対に失敗したくない場合などは、術後の保証制度を設けているクリニックを検討してみるのも良いでしょう。

カウンセリングは丁寧か

整形術を扱うクリニックの場合は、無料カウンセリングを行っている場所が多いので、施術するクリニックを決める前にいくつかのクリニックを回って違いを感じることも大切です。

無料カウンセリングでは、カウンセリング専門のスタッフが担当する場合が多いですが、無料カウンセリングの段階から医師が対応するクリニックを選ぶのがおすすめです。もちろん知識が豊富なスタッフさんが対応してくれる場合もありますが、実際に施術を担当するのは医師なので、カウンセリングの段階で医師に相談することができれば、リスクや副作用についてもしっかりと根拠ある説明を受けることができます。

術後経過や施術に関しての不安点、ダウンタイムなどの相談などを丁寧に説明してもらえるクリニックなのかを事前に確認しておくと良いでしょう。

まとめ

まとめ 複数の方法から術式を選ぶことができるタレ目形成ですが、やはり大事なのはクリニック選びです。初めてタレ目に挑戦するときにはボトックス注射から始め、気に入ったら信頼できるクリニックを探して施術を受ける、という風に、複数ある方法を理解し、検討、相談したうえで、自分に合ったやり方を選択しましょう。理想の目元に近づけるよう、たくさんの症例を探して検討してみてください。

参考文献

この記事の監修歯科医師
坂本 好昭医師(慶應義塾大学医学部 講師)

坂本 好昭医師(慶應義塾大学医学部 講師)

慶應義塾大学医学部 卒業、同形成外科 入局。 フランス ネッカー小児病院留学を経て2016年より慶應義塾大学医学部 形成外科 講師

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慶應義塾大学医学部 卒業、同形成外科 入局。 フランス ネッカー小児病院留学を経て2016年より慶應義塾大学医学部 形成外科 講師

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