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「ヒアルロン酸を入れて後悔」はなぜ?知っておきたいデメリットやほかの施術も紹介

「ヒアルロン酸を入れて後悔」はなぜ?知っておきたいデメリットやほかの施術も紹介

ほうれい線が気になる、肌にツヤやハリがなくなってきた、胸やお尻を大きくしたい……。肌や体の悩みを抱える人は多いもの。美容施術を検討する方もいるでしょう。 さまざまな施術の中でも、ヒアルロン酸注入は多くのクリニックで行われている手法です。

しかし、ヒアルロン酸注入で結果に満足する方もいる一方で、後悔する方も存在します。 ヒアルロン酸を注入することによって、どのような効果があるのでしょうか。また、後悔しないためにはどうしたら良いのでしょうか。ヒアルロン酸注入のメリットやデメリット、ヒアルロン酸以外の施術にはどのようなものがあるのかなどをご説明します。

「ヒアルロン酸注入」とは?

「ヒアルロン酸注入」とは? ヒアルロン酸は保水力に優れている成分で、肌の水分の蒸発を抑える役割を果たします。このヒアルロン酸を注入することで、水分が枯渇した細胞をみずみずしい状態へ導く効果が期待できることから、人気の美容施術です。また、注入部分が盛り上がる性質を持つため、肌にハリを与え、しわが目立ちにくくなる効果も期待できます。顔、体のさまざまなパーツに注入することができるので、その中からいくつかご紹介します。

顔へのヒアルロン酸注入

ヒアルロン酸は手軽に施術を受けられることから、プチ整形として人気です。顔へのヒアルロン酸注入は、しわやたるみの改善、リフトアップ、部分的にボリュームを出す、輪郭を整えるなどの目的で行われます。 ヒアルロン酸を注入することで効果を得やすい部位は以下のとおりです。

・おでこ
前髪の生え際から眉の上までの範囲にヒアルロン酸を注入すると、おでこ全体を丸く、女性らしい印象にできる効果が期待できます。 また、立体感が出ることで、加齢によってできた額のしわも目立ちにくくなるでしょう。

・眉間
表情の癖によってできた眉間のしわにはボトックス注射が効果的とされる場合もありますが、紫外線や乾燥などが原因のしわにはヒアルロン酸注入が適しているとされています。また、ボトックス注射によって目が重くなる場合も、ヒアルロン酸注入が適していると言えるでしょう。

・こめかみ
痩せたこめかみにヒアルロン酸を注入することで、なだらかにする効果があります。施術をしても目立ちにくい場所なので、自然に若々しく見せることができるでしょう。

・頬
頬の部分的にボリュームを出すことが可能なため、頬が下がっている、こけているように見えて気になるという方に人気の施術です。

・目の下(涙袋)
涙袋とは、下まぶたの眼球に沿ったふくらみのことを言います。ヒアルロン酸は注入する量を調節することができるため、自分の理想の涙袋を形成できるのです。

・唇
唇にヒアルロン酸を注入することで、唇にハリを与えることができます。加齢による唇のボリューム不足が気になる場合でも、効果を実感できるでしょう。

・ほうれい線
ほうれい線の深い層にヒアルロン酸を注入することで、ほうれい線があった部分の皮膚がふっくらとする効果があり、ほうれい線が目立ちにくくなります。

・鼻
顔全体のバランスを見ながら量を調節して注入することで、すっきりとした輪郭を得られる効果が期待できます。

・あご
あごに注入することで、輪郭がシャープに見え、小顔効果も期待できます。また、あご先が伸びることで美しいVラインに見えるでしょう。理想のEラインに整える効果もあります。

体へのヒアルロン酸注入

体へのヒアルロン酸注入としては、胸への注入(豊胸)、ヒップへの注入(ヒップアップ)目的で行われることが多くなっています。 全体的にボリュームを出すことで、胸の谷間の強調、垂れてしまった胸をバストアップする、垂れてしまったお尻を持ち上げるなどの効果が期待できます。左右で異なる位置、量を注入することもできるため、形を揃えることも可能です。

ヒアルロン酸注入のメリット

ヒアルロン酸注入のメリット 顔や体の部位にヒアルロン酸を注入する効果についてご案内しましたが、施術そのもののメリットとしてはどのようなことが挙げられるのでしょうか。ヒアルロン酸を注入するメリットについて、わかりやすくご紹介します。

施術時間が短い

施術をする箇所にもよりますが、ヒアルロン酸注入の治療時間はおおむね20分もあれば終わります。短い時間で終わるため、施術中のストレスやダメージも少ないと言えるでしょう。

体への負担が少ない

ヒアルロン酸の注入は注射をした箇所のダメージのみであり、ダウンタイムが短く、傷の回復が早くなっています。ヒアルロン酸はもともと体の中にある成分のため、副作用も少なく済みます。正しい手順で施術されれば、比較的副作用が起こりにくい施術でしょう。 また、切開を伴わない施術のため、傷跡はほとんど残りません。ヒアルロン酸注入は、体への負担が少ないと言えるでしょう。

すぐに効果を感じられる

ヒアルロン酸の注入は、問題箇所へ直接働きかけ、美容効果をすぐに実感できる施術です。もしもヒアルロン酸を注入し過ぎたら、特殊な製剤を注入して溶かすことができます。一度に注入できる量には限度がありますが、注入量が足りない場合には、追加で注入することもできます。

「ヒアルロン酸注入で後悔」の理由はデメリットにある?

「ヒアルロン酸注入で後悔」の理由はデメリットにある? ヒアルロン酸の注入は美容に関して高い効果がありますが、もちろん後悔することや、デメリットがないとは言えません。ヒアルロン酸注入のデメリットについて、わかりやすくご紹介します。

永久的なものではない

ヒアルロン酸の注入は一度の施術で高い効果を得られますが、永久には持続しません。ヒアルロン酸は体内に少しずつ吸収されていく成分であるため、一般的には長くても1年ほど、早ければ3ヵ月ほどで体内に吸収され、効果が消失してしまいます。

デザインが難しい

ヒアルロン酸注入により、施術箇所が青く透けて見える(チンダル現象)、左右非対称になっているなどのトラブルもあります。経験不足、技術力不足である医師による施術で起こりやすい事例だとされていますが、技術力のある医師が施術をしても、受ける側の体質によってこうしたトラブルが起こる場合もあります。すべてのリスクを避けることはできませんが、信頼できるクリニック、医師のもとで施術を受けることが大切です。

アレルギーや副作用が出ることもある

ヒアルロン酸の注入は副作用の少ない治療ですが、中には以下のような副作用が出てしまうこともあります。事前に把握しておくと良いでしょう。

・内出血
ヒアルロン酸注射は針を刺す治療のため、内出血を起こすリスクがあります。特に皮膚の薄い部分や毛細血管の多い部分に施術すると発生しやすいと言われています。 長くても2週間以内にはおさまりますが、おさまらない場合は医師に相談しましょう。

・痛みや違和感
注射の痛みは麻酔である程度緩和できますが、ヒアルロン酸を注入する際、針や注入したことによる痛みを感じる場合もあります。麻酔薬入りのヒアルロン酸は痛みを感じにくいですが、それでも麻酔が切れた後、痛みや違和感を持つ人もいます。

・血管閉塞
血管閉塞は、ヒアルロン酸注入で生じる副作用の中で最も危険視されている副作用です。 ヒアルロン酸を間違って血管に注入すると、必要な場所に血液が届かなくなり、最悪の場合その部分が壊死してしまうこともあります。 ヒアルロン酸による血管閉塞は、非常にまれではありますが、ある一定の確率で起きうるものとされています。できるだけそのリスクを下げるためにも信頼できる医師のもとで施術を受けるようにしましょう。

・感染症
不衛生な環境で施術をすると、注射の中に菌が入り込み感染症になってしまうことがあります。どんなに衛生面に気を遣っていても、感染症のリスクはあります。もしも異常を感じたらただちにクリニックを受診しましょう。

・アレルギー反応
ヒアルロン酸のアレルギー発症率は低くなっていても、まれにアレルギーを起こす人もいます。もともとアレルギーを持っていて、他の製剤や経口薬でアレルギーを起こしたことがある方は注意しなければなりません。少しでも心配なときは、事前に医師に相談しましょう。

・骨吸収
特にオトガイですが、あまりに多くのヒアルロン酸を注入すると骨が圧迫されて、その部分の骨が吸収されてしまいます。時に歯の根がある部分にまで吸収が及ぶと歯がぐらついたりすることがあります。くれぐれも入れすぎには注意するようにしましょう。

顔へのヒアルロン酸注入以外の施術

ヒアルロン酸注入のデメリットが心配という場合は、別の施術を検討するのもひとつの方法でしょう。また、施術を受ける人の希望や体質などによっては、ヒアルロン酸の注入以外の施術が適していることもあります。ここでは、顔へのヒアルロン酸の注入以外の施術についていくつかご紹介しましょう。

糸リフト

糸リフトとは、皮膚の下に医療用の糸を入れることで、顔のたるみを引き上げしわの改善をはかる施術です。糸を入れることでコラーゲンが作られるため、肌のハリへの効果も期待できます。 入れる糸の本数は、肌の状態や要望によって異なります。また、溶ける糸と溶けない糸があり、どちらも効果は半永久的とは言えません。 施術後は約1週間、痛みや腫れ、肌の違和感などが見られる場合があります。糸を入れた箇所に小さな傷跡が残りますが、それほど目立たず、施術の翌日からメイクでカバーすることができます。

マイクロコンデンスリッチファット

マイクロコンデンスリッチファット(マイクロCRF)とは、施術を受ける本人から採取した脂肪を濃縮加工したものを、気になる部分に注入する施術です。ほうれい線やマリオネットラインなどのたるみ、しわの改善や、肌のボリュームアップを目的として行われます。自身の脂肪を吸引するため、同時に部分的に痩せることもできます。本人から採取した脂肪を使うため、アレルギーの心配はほとんどないと言えます。 脂肪を注入した箇所は、1週間ほど内出血が出る場合があります。注入する際に針の痛みがある場合があっても、麻酔で痛みを抑えることができます。なお、脂肪吸引した箇所には1週間~10日ほど、筋肉痛に似た痛みや腫れ、内出血が起こることがあるでしょう。

ハイフ

ハイフとは「High Intensity Focused Ultrasound」の略であり、「高密度焦点式超音波治療法」とも言い、皮膚の内部に超音波の熱エネルギー(65〜75℃)を照射する施術です。虫眼鏡で太陽の光を集める原理と同じように、熱エネルギーを点状にピンポイントで照射します。メスや注射針を使わないため、ダウンタイムもなく、体への負担が少なく済みます。 熱エネルギーによって肌の内側にあるコラーゲンに作用するため、表面の皮膚にダメージを与えずに、小顔効果やしわ、たるみの改善を望むことができます。

体へのヒアルロン酸注入以外の施術

体へのヒアルロン酸注入以外の施術 では、体へのヒアルロン酸以外の施術はどのようなものがあるのでしょうか。体へのヒアルロン酸の注入以外の施術として、胸の施術(豊胸)方法について、2点ご紹介します。

シリコンバッグ豊胸

シリコンバッグ豊胸とは、シリコンインプラントなどと呼ばれることもある、シリコン製のバッグをバストに入れ込む手術です。 ヒアルロン酸の注入と比較して効果の持続は半永久的です。手術時間は1時間ほどで、全身麻酔で行われます。デメリットとしては、シリコンバッグに破損の可能性があることが挙げられます。

コンデンスリッチ豊胸

コンデンスリッチ豊胸とは、手術を受ける本人から採取した脂肪の不純物を取り去ったものを、バストに注入する手術です。コンデンスリッチファット、CRF、コンデンスリッチ脂肪注入とも呼ばれます。濃縮(コンデンス)技術という方法によって、採取した脂肪を外気に触れないように遠心分離させ、不純物を取り去り、綺麗な脂肪のみを注入します。 また、この手術は、豊胸だけでなく豊尻にも利用される手術です。

ヒアルロン酸注入の施術で後悔しないために

ヒアルロン酸注入の施術で後悔しないために ヒアルロン酸の注入の施術で後悔しないためには、どうしたら良いのでしょうか。重要となってくるのは、安易にクリニックや施術方法などを決めないことでしょう。失敗しないための対策について、詳しくご説明します。

カウンセリング

カウンセリングの際には疑問や不安を積極的に質問し、自分の希望もしっかりと伝えてください。カウンセリングに時間を使って、丁寧に説明してくれるクリニックを選ぶと良いでしょう。カウンセリングを早く切り上げ、すぐに施術をすすめるクリニックでは安心して施術を受けることはできません。可能であれば複数のクリニックでカウンセリングを受け、信頼できるクリニックを探しましょう。

安心できるクリニック・医師を選ぶ

カウンセリングを受けるとともに大切なことは、あまりにも施術金額が安いところを避け、アフターケアや修正などの対応ができるクリニックを選ぶことです。また、事前にクリニックの公式ホームページを確認し、実績豊富な医師が施術してくれるクリニックを選びたいところです。

正しい施術後のケアを行う

ヒアルロン酸の注入直後は、内出血を予防するために、血流が良くなる行動(過度の飲酒、長時間の入浴、激しい運動など)を控えるようにしましょう。また、ヒアルロン酸が落ち着くまでは、注入部を圧迫してはいけません。施術後は赤みや腫れ、注入部分の痛み、内出血などの副作用が起こることがありますが、徐々に回復するため様子を見ましょう。なお、施術後2~3日間は、注入部分を冷やすことで、腫れや内出血を防ぐことにつながります。医師の話をよく聞き、従うようにしましょう。

まとめ

まとめ ヒアルロン酸の注入について、メリットとデメリット、ヒアルロン酸の注入以外の施術、後悔しないための対処法をご説明しました。ヒアルロン酸の注入は、手軽にすぐに美容効果を実感できるため、検討される人も増えています。しかし、安易にクリニックを決めてしまうのは危険です。多くのクリニックがあるからこそ、しっかりとカウンセリングを受け、納得したうえで施術を受けることが何より大切です

参考文献

この記事の監修歯科医師
坂本 好昭医師(慶應義塾大学医学部 講師)

坂本 好昭医師(慶應義塾大学医学部 講師)

慶應義塾大学医学部 卒業、同形成外科 入局。 フランス ネッカー小児病院留学を経て2016年より慶應義塾大学医学部 形成外科 講師

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慶應義塾大学医学部 卒業、同形成外科 入局。 フランス ネッカー小児病院留学を経て2016年より慶應義塾大学医学部 形成外科 講師

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