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目の下にあるたるみを解消するには?ヒアルロン酸の効果について解説!

目の下たるみ ヒアルロン酸

目の下のたるみは年齢を重ねるにつれ進行していく傾向にあり、気になっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
本記事では目の下にあるたるみに役立つとされるヒアルロン酸注射について、以下の点を中心にご紹介します。

  • 目の下のたるみへのヒアルロン酸注射とは?
  • 目の下にあるたるみの原因
  • 目の下にあるたるみを目立ちにくくさせる成分

目の下のたるみやヒアルロン酸注射について理解するためにも、ご参考いただけますと幸いです。
ぜひ最後までお読みください。

目の下にあるたるみへのヒアルロン酸注射とは?

目の下にあるたるみへのヒアルロン酸注射とは?

ヒアルロン酸注射は、目の下のたるみを目立ちにくくさせる一つの方法です。加齢などにより減少したコラーゲンやエラスチンにより、目元の皮膚がくぼんでたるみが出来てしまった部分に、ヒアルロン酸を注入します。これにより皮膚を内側から押し上げ、ハリ不足の改善を目指します。
ヒアルロン酸は人の皮膚や関節等に元々含まれている成分で、体内に注入してもアレルギー反応を引き起こすことは殆どないとされています。ただし、デメリットやリスクも存在しますので、施術を受ける前に十分な理解と考慮が必要です。

目の下にあるたるみの原因

目の下にあるたるみの原因

目の下にあるたるみの原因をご存じでしょうか。以下で詳しく解説していきます。

眼輪筋の衰え

目元のたるみは、主に「眼輪筋」という目の周りを囲む筋肉の衰えが原因となります。この筋肉が衰えると、まぶたや目の周りの皮膚・眼窩脂肪を支えきれず、眼窩脂肪が重力によって前にせり出てくることでたるみが生じます。眼輪筋が衰える一番の原因は加齢といわれていますが、スマートフォンやパソコンの長時間使用によりまばたき数が減少することや、表情を作らないことで眼輪筋を動かさない場合も、たるみやクマの原因となります。したがって、目元のたるみを目立ちにくくさせるためには、眼輪筋を鍛えることが重要となります。

皮膚のたるみ

目元のたるみは、皮膚のハリや弾力が失われることにより引き起こされます。皮膚は表皮、真皮、皮下組織の3つの層から成り立っており、その中でも「真皮」の部分が肌のハリを保つために重要です。真皮には、「コラーゲン」、「ヒアルロン酸」、「エラスチン」といった成分が存在し、これらが肌のハリを保つ役割を果たしています。しかし、加齢による老化や乾燥、紫外線によるダメージなどが影響し、これらの成分が変性したり減少したりすると、皮膚が緩み、たるみとして現れます。一度できてしまったたるみを元通りにするのは容易ではありませんが、目立ちにくくさせるためにできることはあります。

目の下にあるたるみを目立ちにくくさせる成分

目の下にあるたるみ改善に役立つ成分

目の下のたるみはやはり気になってしまいますよね。以下ではたるみを目立ちにくくさせる成分について、三つ紹介します。

コラーゲン

コラーゲンは、私たちの体を構成するタンパク質の一部で、特に皮膚、靭帯、骨、軟骨、血管、角膜などの組織に存在します。
コラーゲンは繊維状のタンパク質で、組織や細胞を接着剤のようにつなぎ合わせる役割があります。また、肌のハリや弾力を保つ真皮層の約70%を構成しています。しかし、年齢とともに体内のコラーゲン量は減少する傾向があります。そのため、コラーゲンを食事やサプリメントから補うことで、肌のハリを保つことが期待できます。
ただし、コラーゲンを体内で生成するためには鉄分も必要です。したがって、コラーゲンと鉄分をバランス良く摂取することが、目元のハリ不足の改善に役立つと考えられます。

ヒアルロン酸

ヒアルロン酸は、皮膚、目、心臓など、人間の体のあらゆる組織に存在する成分で、特に皮膚組織の約50%を占めています。この成分は、肌の奥にある「真皮」に多く含まれ、肌構造を支える「コラーゲン」と「エラスチン」の間を埋めています。
ヒアルロン酸は水分をしっかりと抱え込むことで、肌のうるおい・ハリを与え、肌の乾燥も防ぎます。

また、目元のたるみは皮膚のコラーゲンやヒアルロン酸の減少が原因であり、ヒアルロン酸は1gで6リットルもの水を保つ力があります。
しかし、体内のヒアルロン酸は年齢とともに減少し、20代をピークにどんどん減っていくといわれています。そのため、目元のハリ不足の改善にはヒアルロン酸を含むスキンケア製品がおすすめです。
これらの製品は肌の表皮に水分を保ち、乾燥を防ぐことで肌のハリ向上を目指します。

レチノール

レチノールはビタミンAの一種で、美肌を目指すには欠かせない成分とされています。特に、目元のたるみに期待できます。
目元のたるみは、眼輪筋(目の周りを囲む筋肉)の衰えや皮膚のハリ・弾力の低下などが主な原因とされています。
レチノールは、皮膚の古くなった角質を排出するよう働きかけます。これにより、肌のハリや弾力の改善が期待でき、たるみが軽減される可能性があります。 また、レチノールは活性酸素による肌へのダメージを防ぐ働きがあります。これにより、しわが目立ちにくくなる働きも期待できます。

ただし、レチノールを使用する際は注意が必要です。適切な使用方法や量を守らないと、肌に炎症を引き起こす可能性があります。また、紫外線との相互作用も考慮する必要があります。
したがって、レチノールを含む製品を使用する際は、適切な指導のもとでの使用が推奨されます。

ヒアルロン酸注射で期待できる効果

ヒアルロン酸注射で期待できる効果

目元のヒアルロン酸注射は、目の下のくぼみやシワを目立ちにくくさせる目的で用いられます。ヒアルロン酸注射は、皮膚の内側からヒアルロン酸を注入し、肌を持ち上げて肌のハリ不足の改善を目指します。
ヒアルロン酸は人間の皮膚や関節に自然に存在する成分であり、そのためアレルギー反応を引き起こす可能性は低いとされています。また、手術が必要ないため、痛みやダウンタイムがほとんどありません。さらに、黒くまやくぼみ、目の下の小じわ、涙袋などにも効果が期待できます。
ただし、ヒアルロン酸注射での期待できる効果は一時的であり、持続を得るためには定期的な治療が必要です。

ヒアルロン酸のリスクや副作用

ヒアルロン酸のリスクや副作用

ここからは、ヒアルロン酸注射のリスクや副作用をお話しします。

持続しない

ヒアルロン酸注射での期待できる効果は一時的で、持続しないというデメリットがあります。ヒアルロン酸は人体に自然に存在する成分であるため、注射後は時間と共に体内に吸収されてしまいます。その結果、数ヶ月~1年程度でほとんど吸収されてしまい、消えてしまいます。したがって、期待できる効果を維持するためには定期的な治療が必要となります。特に早い方では、1ヶ月程度で感じられなくなることもあります。
このように、ヒアルロン酸注射での期待できる効果は一時的であることを理解し、治療を受ける前に十分に考慮することが重要です。

内出血が起こる

内出血はヒアルロン酸注射後に起こり得る一般的な副作用で、注射針が血管を刺激することで生じます。
目の下は皮膚が薄く、内出血が起きやすい部位です。したがって、内出血が発生した場合、目立ちやすくなります。
内出血は時間と共に自然に改善しますが、それまではメイクで隠すか、施術後1週間はお酒・運動・温泉・サウナなどを控えて血流を良くしないことも重要です。
ヒアルロン酸注射のリスクを抑える為にも、これらの注意点を理解し、自身の信頼できる医師から施術を受けましょう。

凹凸ができる

ヒアルロン酸注射は、凹凸が生じるというリスクも存在します。これは、ヒアルロン酸が均等に注入されない場合に起こります。具体的には、注入した部分が凸凹になってしまうことがあります。また、この問題は医師の技術に左右されることもあります。
もし凹凸が生じた場合は、ヒアルロン酸を溶かす薬を注射して修正する方法もあります。ただし、修正してくれるかどうかはクリニックによるため、事前にしっかり確認しましょう。このようなリスクを理解した上で施術を受けることが重要です。

チンダル現象

「チンダル現象」は、ヒアルロン酸注射の副作用の一つで、注入されたヒアルロン酸に光が反射し、青く透けて見える現象を指します。特に目の下のような皮膚が薄い部位では、この現象が起こりやすいといわれています。ヒアルロン酸が浅く注入されていると、この現象が顕著になります。そのため、深い層にヒアルロン酸を注入することが重要となります。
もしチンダル現象が気になる場合は、原因となっているヒアルロン酸を溶かす「ヒアルロニダーゼ」という溶解剤を注入する方法があります。

ヒアルロン酸注射にかかる費用

ヒアルロン酸注射の費用については、1本あたり約4万円~6万円程度が相場と考えられています。
ただし、料金はクリニックによって変わり、高い料金が必ずしも高い技術力を意味するわけではなく、逆に低い料金が技術力が低いとも限りません。
したがって、料金だけでクリニックを選ぶことは避け、各クリニックの経験なども考慮に入れることが重要です。

ヒアルロン酸注射以外の目の下にできるたるみの対処法

ヒアルロン酸注射以外の目の下にできるたるみの対処法

ヒアルロン酸注射以外にも、目の下のたるみに対処する方法は存在します。

眼輪筋を鍛える

目元のたるみは、眼輪筋という目の周りを囲む筋肉の衰えが大きな原因となります。そのため、眼輪筋を鍛えることで、目元のハリ不足の改善が期待できます。
具体的なトレーニング方法は以下の通りです。

  1. 目を閉じて力を入れ、その状態を5秒以上キープします
  2. ゆっくりと目の力を抜きます
  3. 目を開け、できるだけ大きく目を見開いて5秒キープします
  4. ゆっくりと目の力を抜きます
  5. 上記の1~4までのステップを5回ほど繰り返します

このトレーニングは、眼輪筋が衰える一番の原因である加齢だけでなく、スマートフォンやパソコンの長時間使用によるまばたき数の減少や、表情を作らないことによる眼輪筋を動かさない状態の回復も期待できます。ただし、強度を上げる場合は、肌に摩擦をかけないように注意が必要です。

血行を良くする

目元のたるみの一因は血行不良であり、血行を良くすることで、たるみの軽減につながります。以下に、自宅や職場で簡単にできる血行促進法をご紹介します。

  1. 蒸しタオル:定期的に蒸しタオルを目元に1~2分間当てることで、血行が促進されます
  2. 温感マスク:市販の温感マスクを使用して目元をじっくり温めることも効果的とされます。
    ただし、温度が高すぎると肌が乾燥する可能性があるため、適切な温度に注意が必要です
  3. マッサージ:指の腹で目元を優しくマッサージすることで血行が良くなります
  4. ツボ押し:目元には血行を良くするツボがいくつか存在します。
    これらのツボを指の腹で軽く押すことで、血行が促進されます

これらの方法は、日常生活の中で手軽に取り入れられるものばかりです。目元のハリ不足改善に向けて、ぜひ試してみてください。

目元ケアの化粧品を使用する

目元のたるみに対するケアとして、化粧品の使用もおすすめです。特に、目元専用の化粧品は、肌の水分を保ち、乾燥を防ぐよう作られています。
また、アイクリームのなかには、肌のハリツヤを与える成分が含まれている製品もあります。さらに、目元用パックなどによる集中保湿も試すと良いかも知れません。

日常のスキンケアも重要で、メイクオフやスキンケアの方法に注意することが大切です。
例えば、目元のメイクオフで力を入れてこすることや、刺激のあるクレンジングオイルを使いすぎると肌にダメージが蓄積し、たるみを悪化させる可能性があります。
また、アイクリームを塗る際も、力を入れずに優しくなじませることが重要です。

まとめ

まとめ

ここまで目の下にあるたるみに良いとされるヒアルロン酸注射についてお伝えしてきました。目の下にあるたるみに良いとされるヒアルロン酸注射の要点をまとめると以下の通りです。

  • 目の下のたるみへのヒアルロン酸注射とは、加齢などにより減少したコラーゲンやエラスチンにより、目元の皮膚がくぼんでたるみが出来てしまった部分にヒアルロン酸を注入し、ハリ不足の改善を目指す方法
  • 目の下にあるたるみの原因は、眼輪筋の衰えや皮膚のハリや弾力が失われること
  • 目の下にあるたるみを目立ちにくくさせる成分は、コラーゲンやヒアルロン酸、レチノールなどがある

これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

参考文献

この記事の監修歯科医師
山下 真理子医師(くみこクリニック京都駅前院)

山下 真理子医師(くみこクリニック京都駅前院)

京都府立医科大学医学部医学科 卒業 / のべ10年以上の美容皮膚科勤務を経て、現在はくみこクリニック北山院に勤務している。コロナ以前は、大阪医専にて、医療従事者の教育にも関わった経験がある。

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京都府立医科大学医学部医学科 卒業 / のべ10年以上の美容皮膚科勤務を経て、現在はくみこクリニック北山院に勤務している。コロナ以前は、大阪医専にて、医療従事者の教育にも関わった経験がある。

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