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小陰唇縮小手術のダウンタイムは?ダウンタイムの症状・術後の過ごし方・注意点を解説

小陰唇縮小手術 ダウンタイム

小陰唇縮小術とは、小陰唇の余分な部分を取り除いて、美しく整った形状に仕上げる美容整形手術です。

この手術は主に、小陰唇の左右差・黒ずみ・大きさ・形に関する外見上の悩みを軽減するために行われます。また、臭いが気になる・かゆみがある・かぶれるなどのデリケートな悩みも解消できる可能性があります。

美容整形手術後のダウンタイムは、手術の種類によってさまざまです。手術を受ける前にダウンタイムを含めた治療スケジュールを確認することは、美容整形外科手術を成功させるために重要です。

ここでは、小陰唇縮小手術のダウンタイム・症状・術後の経過・術後の注意点・費用について詳しく解説しています。小陰唇縮小手術を受けようと検討している人は、こちらの情報をぜひ参考にしてください。

小陰唇縮小手術のダウンタイムはどのくらい?

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ダウンタイムとは、美容整形手術を受けてから通常の日常生活に復帰するまでにかかる期間のことです。

美容整形手術後には、痛み・腫れ・出血などの症状が生じる可能性があります。これらの症状が消失して手術部位が自然な状態になるまでの期間は、治療法により異なりますが、個人差もあります。

小陰唇縮小手術のダウンタイムは約1週間~1か月です。

症状は手術直後が強く、1週間経過するうちに徐々に落ち着いてきます。1週間ずっと強い症状が続くわけではありません。症状は落ち着きますが、創部が自然な状態になるまでには、約1か月かかります。

そのため、小陰唇縮小手術を受ける場合は、事前にダウンタイムの期間を確認しておく必要があります。

痛みや出血などの症状が強く感じられる術後2~3日は、仕事や日常生活に影響を与える可能性もあるため、これを考慮して術後のスケジュールを組むのが良いでしょう。

ただし、症状には個人差があるため、その時の体調に合わせてその都度調整するようにしてください。

ダウンタイムの期間中に注意すべき点はありますが、症状が落ち着けば、仕事など元の日常生活に戻れるでしょう。

ダウンタイムに出やすい症状

ダウンタイムに出やすい症状

美容整形手術において切開を伴う手術は、術後にさまざまな症状が現れます。特にダウンタイムに現れやすい症状は、腫れ・痛み・出血などです。

これらの症状は手術直後をピークとし、時間が経過するとともに徐々に落ち着き、1週間ほどで消失します。ここでは、それぞれの症状について詳しく解説をします。

痛み

手術後の痛みは主に、切開による身体の組織の損傷や施術部位の炎症が原因となるため、切開を伴う手術では痛みが生じやすくなります。

小陰唇縮小手術は十分な麻酔をして行われるため、手術中に痛みを感じることはありません。しかし、麻酔が切れると個人差はありますが、痛みを感じることがあります

手術に使用する局所麻酔は、術後3〜4時間程で効果はなくなります。麻酔が切れた後は、痛みを和らげるために鎮痛剤を内服するのが一般的です。

しかし、近年でエクスパレル麻酔を利用する医療機関が増え、術後の痛みのピークである72時間まで痛みを効果的に抑えてくれます。

エクスパレル麻酔はデリケートゾーンである小陰唇縮小手術でも利用されているため、術後の痛みが心配な方や仕事の休みがとれない方には、おすすめです。

ただし、全ての医療機関でエクスパレル麻酔が利用できるわけではありません。また、追加費用が発生する可能性もあるため、利用を希望する際には医療機関への確認が必要です。

腫れ

手術後の腫れは、切開による身体の組織の損傷や施術部位の炎症が原因となり、引き起こされます。そのため、切開を伴う手術では個人差はありますが、腫れる可能性があることを認識しておきましょう。

小陰唇縮小手術後の腫れは、手術当日と翌日がピークです。その後約1週間かけて徐々に収まっていきます。その後腫れが引いて、施術部位が自然な状態にまで戻るのは、約1か月後です。

また、触れると硬さを感じることがあるかもしれませんが、これも時間の経過とともに徐々に元の柔らかさに戻ります。

むくみ

手術後のむくみは切開により身体の組織が損傷し、それに伴う炎症反応によって、血管透過性が亢進することで生じます。そのため、切開を伴う手術では個人差はありますが、むくみが生じると認識しておきましょう。

むくみは腫れと同様に、手術当日と翌日がピークで、その後約1週間かけて徐々に収まっていきます。むくみが解消して施術部位が自然な状態に戻るまでには、約1か月かかります。

出血

小陰唇は血流が豊富な部位であるため、小陰唇縮小手術後は出血するのが一般的です

しかしながら、出血があったとしても、ほとんどの場合は創部からにじむ程度の少量にとどまります。通常は術後1週間ほどで、出血はほとんどなくなる傾向にあります。

かゆみ

かゆみは、切開により身体の組織が損傷し、その修復過程で生じることがあります。一般的に、組織の炎症反応が落ち着いた術後3日頃から、軽いかゆみが現れます。

かゆみが生じた際に我慢できずに掻いてしまうと、創部がきれいに治らなかったり、かゆみがさらに強くなる可能性があるので注意が必要です。かゆみは一時的なものであり、徐々に軽快していく傾向にあります。

小陰唇縮小手術の費用相場

小陰唇縮小手術の費用相場

小陰唇縮小手術の費用は、クリニックや施術方法によって異なります。両側ではなく片側のみ手術をすることも可能です。

費用の相場としては両側で20~30万円(税込)程度が一般的です。ここに麻酔の費用が加わったり、小陰唇と同時に切除することができる副皮切除術の費用も加わったりすると、合計で40万円(税込)前後になることがあります。

小陰唇縮小術をはじめとする美容整形手術は自費診療(10割負担)となり、保険適用にはならないため、注意が必要です。

クリニックや施術によって費用は大きく変わるため、クリニックを選ぶ際に悩むこともあるでしょう。

具体的な料金については、検討中のクリニックに相談するか、いくつかのクリニックでカウンセリングを受けて比較検討することをおすすめします。

無料でカウンセリングを行っているクリニックも多くありますので、一度相談してみるのも良いでしょう。料金だけでなく具体的な施術の相談をすることができます。

小陰縮小手術後の過ごし方は?

術後の過ごし方は?

小陰唇縮小手術は通常、入院を必要とせずに日帰りで行われます。手術自体にかかる時間は約30~60分程度であり、体調に問題がなければすぐに帰宅できます。

美容整形手術後の経過において、仕上がりに満足するためには、施術だけでなく術後のアフターケアも重要です。ここでは、小陰唇縮小手術の術後の過ごし方を解説します。

術後はナプキン等を使用しなるべく安静に過ごす

術後はナプキン等を使用しなるべく安静に過ごす

術後には出血する可能性があります。出血が生じたとしても、少量であるケースがほとんどです。もし術後に出血した場合の対処法は、生理用のナプキンを使用して安静に過ごすことです。

また、術後の血種形成を防ぐためにも、出血が止まるまでの術後1週間はなるべく安静に過ごすようにしましょう。血腫が形成されると、血種による痛みが生じたり、場合によっては再手術が必要になったりする可能性もあります。

可能であれば仕事は数日休む

可能であれば仕事は数日休む

手術後の痛みや腫れなどの症状がピークの2〜3日は、できるだけ仕事を休むことが望ましいでしょう。

特に痛みや腫れを強く感じる時期であり、十分な休息が大切です。デスクワークであれば、翌日から仕事を再開することは可能ですが、余裕をもったスケジュールを予め組むことが望ましいです。

術後の回復には個人差があるため、自分の体調や症状に合わせて、無理なく復帰することも重要です。無理に体を動かしたり、ストレスが心身にかかったりするのは、術後の回復を妨げる可能性があります。

痛みが出た場合は痛み止めを飲む

痛みが出た場合は痛み止めを飲む

手術後の痛みに対して、痛み止めを処方する医療機関もありますので、担当の医師に相談してみましょう。痛みのピークは術後2~3日であるため、その期間は我慢せずに痛み止めを内服しましょう。

ただし、痛みは徐々に落ち着いていきますので、痛みが収まった後に痛み止めを長期間飲み続けることは避けるべきです。痛みの状況に合わせて、適宜内服を中止してください。

温水洗浄便座などを使用して清潔に保つ

温水洗浄便座などを使用して清潔に保つ

小陰唇は汚れやすい部位であるため、トイレの後は温水洗浄便座を使用して清潔に保つことが重要です。ただし、不特定多数の人が使用するトイレでは感染のリスクが高まる可能性があるため、注意が必要です。

拭き取る際には、ペーパーで優しく押さえるようにしてください。可能であれば、ウェットタイプトイレットペーパーを使用すると、患部への刺激をできるだけ避けることができます。

小陰縮小手術後に行わないほうが良いことは?

術後に行わないほうがよいことは?

小陰唇縮小手術のダウンタイムは術後1週間~1か月程度です。この期間には合併症が発生するリスクや感染症になるリスクが存在します。

ここではこれらのリスクを避け、創部をきれいに治すために、日常生活上で気をつけるポイントを解説します。

飲酒・喫煙

飲酒は小陰唇縮小手術に限らず、一般的な外科手術後には避けるべきです。

なぜなら、お酒を飲むことで血行が良くなり、創部の腫れや出血をさらに強く引き起こしてしまうためです。そのため、術後7~10日はお酒を飲まないようにしましょう

一方で、喫煙も創部の治癒過程に悪影響を及ぼすことが知られています。傷の治りやすさは組織のコラーゲン量に依存していますが、ニコチンによる血管収縮や酸素不足が影響して、コラーゲンの産生が不足します。

これにより、傷の治りが悪くなり、傷も開きやすくなるのです。本来は禁煙が望ましいのですが、最低でも術後7〜10日は喫煙を控えてください

激しい運動

小陰唇縮小手術後1か月は、激しい運動を控えるようにしましょう。特に手術後1週間は、再出血や血腫のリスクが高いです。そのため、患部に負担のかかる運動は避けてください。

痛みが生じず、患部が腫れて擦れるようなことがなければ、軽い運動から徐々に再開していくのが良いでしょう。不安な方は担当の医師に相談してください。

入浴・サウナ

シャワー浴は小陰唇縮小手術後、手術の当日から可能です。創部を感染から守るためにも、シャワーを使って優しく洗い、清潔を保つようにしてください。

ただし、湯船に浸かる入浴は創部から浴槽内の雑菌が入って感染リスクが高まるため、手術後1週間は避けましょう。

また、不特定多数の大人数が入る温泉やプールは、創部から細菌が侵入することで感染する可能性があるため、術後1か月は避けたほうが良いです。

体が温まって血行が良くなると、出血しやすくなったり、腫れが引きにくくなったりする可能性があります。そのため、手術後1週間はサウナも避けましょう。

自転車に乗る

創部に負担がかかるため、小陰唇縮小手術後の1か月は自転車に乗るのはおすすめできません。手術当日は、他の交通手段を利用して来院するようにしましょう。創部への負担を最小限に抑えることが、創部の回復に重要です。

性交渉

小陰唇縮小手術後の1か月は性交渉を控えるようにしましょう。創部が十分に回復するまでは、創部に負担がかかることは避けてください。

小陰縮小手術の注意点

小陰縮小手術の注意点は?

小陰唇縮小手術後で注意が必要なのは、術後の過ごし方やアフターケアです。小陰唇縮小手術はダウンタイムの期間中には、痛み・腫れ・出血などの症状が生じる可能性があります。また、感染症などの合併症のリスクもあります。

せっかく施術を受けたのであれば、手術部位がきれいになるように患者本人が注意を払わなければなりません。既に術後の過ごし方や禁止事項について述べましたが、以下に小陰唇縮小術後のポイントをまとめました。

  • 痛みのピークは手術後2~3日です。
  • 手術後はわずかですが出血します。
  • 手術後はできるだけ安静に過ごしましょう。
  • 手術後は創部からの感染症のリスクがあります。
  • 手術後は創部に負担をかけないようにしましょう。
  • 手術後にかゆみが生じることがあります。
  • 手術後は禁酒・禁煙しましょう

一つ目は、術後の痛みについてです。術後の経過に個人差はありますが、痛みは生じます。痛み止めを内服して無理をせず過ごしてください。手術後はこの痛みの時期を考慮して、無理のないスケジュールを組みましょう。

二つ目は、術後の出血についてです。血流が良くなるとより出血しやすくなるため、血行が良くなる入浴・サウナ・飲酒は術後1週間は避けるようにしましょう。

三つ目は、術後の安静についてです。創部が開かないように、なるべく安静に過ごすように心がけましょう。できればお仕事は休むのが望ましいです。

四つ目は、感染予防についてです。術後の感染リスクを抑えるために湯船に入るのは、1週間後が良いでしょう。不特定多数の人が入る温泉・プールなどは術後1か月は避けてください。

五つ目は、創部への負担についてです。激しい運動や性交渉は、手術の傷口を広げてしまう可能性があるため、手術後1か月は控えるようにしましょう。

六つ目は、創部のかゆみについてです。創部が治癒する過程でかゆみが生じる場合がありますが、数日で軽快するため、掻かないように気をつけてください。

七つ目は、飲酒と喫煙についてです。飲酒と喫煙は術後の経過に悪影響を与えるため、7日~10日は禁煙をしてください。

これらの注意点に気をつけて過ごすことで、スムーズに小陰唇縮小手術後の経過は進み、満足のいく仕上がりになるでしょう。ぜひ参考にしてみてください。

まとめ

まとめ

小陰唇はデリケートな部分でもあり、悩みを抱えている人も多いでしょう。小陰唇縮小手術を受けることで、小陰唇の左右差・黒ずみ・大きさ・形といった見た目の悩みだけでなく、臭い・かゆみ・かぶれなどの悩みも解決できます。

ただし、小陰唇縮小手術をはじめとする美容整形外科の手術には、ダウンタイムが存在します。施術を受ける前に、ダウンタイム・症状・術後の注意点などを理解することは大切です。

事前に術後の過ごし方やアフターケアを理解し、注意点を守ることで創部もきれいに治ります。この情報が、小陰唇縮小手術を検討している人の参考になれば幸いです。

参考文献

この記事の監修歯科医師
山下 真理子医師(くみこクリニック京都駅前院)

山下 真理子医師(くみこクリニック京都駅前院)

京都府立医科大学医学部医学科 卒業 / のべ10年以上の美容皮膚科勤務を経て、現在はくみこクリニック北山院に勤務している。コロナ以前は、大阪医専にて、医療従事者の教育にも関わった経験がある。

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京都府立医科大学医学部医学科 卒業 / のべ10年以上の美容皮膚科勤務を経て、現在はくみこクリニック北山院に勤務している。コロナ以前は、大阪医専にて、医療従事者の教育にも関わった経験がある。

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