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婦人科形成とは|改善できる悩み・治療の種類について解説


婦人科形成と聞いてどのようなものか想像できますか。想像できる方やできない方もいると思います。


また、婦人科形成で悩んでいる方や治療について詳しく知りたい方もいるでしょう。婦人科形成の治療は複数の種類があるので自分に合った方法を選択することが大切です。


この記事では婦人科形成で改善できる悩みや治療の種類について解説します。女性器の治療を考えている方はこの記事を読むことで、婦人科形成の知識を深め、改善方法に活かしていただければ幸いです。


婦人科形成とは?


婦人科形成とは


婦人科形成とは女性器の診療科目のことで他の呼び方として「女性器整形」「陰部整形」が挙げられます。


主に自分の女性器に痛みを感じていたり、色や形に悩みがあるという方にはおすすめの治療方法といえるでしょう。


また、治療方法も豊富ですので自分の状況に合ったものを選べますが、治療部位がデリケートゾーンですのでほかの人に相談するのは恥ずかしいと感じることもあるでしょう。


しかしそのまま悩みを放置すると日常生活に支障をきたす可能性もあります。そのため、まずは相談するという治療への第一歩を踏みだすことが大切です。


婦人科形成で改善できる悩み


改善できる悩み


自分のデリケートゾーンに悩みを持っている方もいると思います。また、他人とは比較しにくい部分ですので悩みも人それぞれでしょう。


それぞれの悩みに対して改善方法を示しているので自分の悩みにあった方法を選択してみてください。


女性器の形の悩み


パートナーや友達から女性器の形について指摘された経験がある方や形について悩んでいる方は婦人科形成で改善が期待できるでしょう。


形といっても大きさや左右の差など抱えている悩みは人それぞれですが、具体的な治療方法として小陰唇縮小術があります。

 

いきなり手術となるとハードルが高いと思うので、形で悩んでいる方は無料で受けられるカウンセリングからスタートすることをおすすめします。

 

また、形に正解はありません。生活していて痛みや気になる点が出てきたら治療をスタートしましょう。


女性器の大きさの悩み


女性器の大きさの悩み


女性器が下着に擦れて痛かったり、違和感を覚えたりしたことはありませんか。それはもしかすると小陰唇肥大の可能性があります。


小陰唇肥大を放っておくといろいろなトラブルの原因になるので気になったらまずは専門の医師に相談しましょう。トラブルとは以下のものが挙げられます。



  • 歩いたり自転車に乗ったりした時にデリケートゾーンが擦れ、痛みや不快感がある。

  • 擦れて黒ずみが発生している

  • 日頃の痛みが精神的なストレスになっている

  • 大陰唇の間に垢が溜まりにおいが発生している。
    ※雑菌が繁殖する温床になってしまい、悪化すると膣の炎症を引き起こしたり、カンジダ症に感染したりする恐れがあります。悪化する前に治療を開始しましょう。


上記のトラブルがあった場合でも婦人科形成で改善が期待できるでしょう。大きさで悩んでいる方には小陰唇縮小術がおすすめです。


大きくなっている部分を切除するため痛みやにおいの改善につながるでしょう。


トラブルを放置していると悪化する恐れもあるため、気になった場合はすぐに受診しましょう。近くに美容外科がある方は相談にいくのも一つの方法です。


黒ずみの悩み


デリケートゾーンの黒ずみで悩んでいる方も婦人科形成で改善が期待できるでしょう。黒ずむ原因は性行為の頻度が関係していると思われていますがそれは関係ありません。


複数の要因によって女性器は黒ずんでいきます。主な要因は以下の通りです。



  • ホルモンバランスの変化:妊娠や産後は日頃のホルモンバランスが崩れ、黒ずみの要因となるホルモンを多く分泌します。

  • 摩擦:下着と擦れることによって黒ずみの原因であるメラニン色素が多く生成されます。下着以外にトイレットペーパーで擦り過ぎた時も同様に黒ずみの原因です。

  • 小陰唇の肥大:こちらは摩擦とほぼ同じ要因です。排泄後にも擦れる可能性があります。


上記以外にもアンダーヘアの自己処理による埋もれ毛角質の蓄積などが黒ずみの原因として挙げられます。


摩擦や小陰唇の肥大が原因の場合は小陰唇縮小術やレーザー治療で改善される可能性があるので、黒ずみで悩んでいる方は一度相談してみましょう。


においの悩み


においの悩み


女性器のにおいで悩んでいる方も少なくないでしょう。パートナーから指摘された方もいるのではないでしょうか。


デリケートゾーン特有のにおいはすそわきがとも呼ばれています。この悩みも婦人科形成で治療可能です。


具体的な治療方法はボトックス注射やクリトリス包茎手術が挙げられます。手術が苦手な方はボトックス注射がおすすめです。


女性器のにおいの原因はすそわきが以外にもあります。それはクリトリス包茎です。皮を被っているとその中に分泌されたものや垢が溜まってしまいにおいの原因になります。


クリトリス包茎は手術をすることで改善できるので手術がおすすめの治療方法です。


婦人科形成の治療の主な種類


婦人科形成の治療の主な種類


デリケートゾーンの悩みを改善したいなら適切な治療方法の選択が大切です。そのためにもまずは治療方法の種類を把握しておきましょう。


費用や治療の内容を説明するのでぜひ参考にしてください。


小陰唇縮小


小陰唇縮小術はデリケートゾーンの形や大きさ、そして黒ずみといった幅広い悩みに対応できる治療方法です。


小陰唇が大きいと擦れて痛かったり歩いたときに辛かったりします。足を閉じた状態で小陰唇が少し見える程度が一般的な大きさとされているので、痛みや辛さを伴う場合は小陰唇が大きいかもしれません。


そのような方は小陰唇縮小術を検討しましょう。また、痛みや辛さ以外にも形を整えたかったり、気になる症状があったりする場合もこの治療方法がおすすめです。


治療の内容は大きくなっている小陰唇の部分を切開して小さくします。術後には腫れや痛みが数日間続きますが、一週間も待てば自然に回復するので安心してください。


ただ個人差があり、場合によっては一ヶ月ほど痛みが残る場合があります。仕事への影響が少ない点がメリットですが、傷口を悪化させないためにも激しい運動や自転車・バイクは避けるようにしましょう。


費用の相場は61,400円〜257,800円(税込)ほどだそうです。自由診療である小陰唇縮小術にかかる費用は決して安くないため、自分には手術が必要なのか確認するためにもまずは無料カウンセリングで専門の医師に相談するところから始めましょう。


思うような仕上がりにならない、小陰唇部分に左右差がでて形がいびつになった、手術後に出血が止まらなくなるなどのデメリットもあります。


仕上がりに関しては医師とのコミュニケーション不足が原因ですが、医師の経験不足も考えられるでしょう。出血後の出血は1週間程は続くものですが、医師の経験不足や患者さんが服用している薬の影響でも出血が止まらなくなることがあります。


治療を受けるときは、これらのデメリットがあることも忘れないようにしましょう。


副皮切除術


副皮とは、小陰唇と大陰唇の間にあるヒダ状の皮膚のことを指します。個人差が大きい部分ですので、手術が必要ない場合も多いです。垢が溜まりやすい部分ということもありにおいの原因となる可能性もあるので、デリケートゾーンのにおいに悩んでいる方は副皮切除術がおすすめです。


また、小陰唇縮小術と同時に行い形を整える場合もあります。


治療の流れは小陰唇縮小術と似ていて、希望の大きさになるように切除します。傷跡が残りにくい点が特徴で、手術後の見た目が心配な方も安心できるでしょう。


ただし、手術後3日程度は腫れが生じます。2週間ほどでおさまりますが、ごくまれに感染・化膿が起きることもあるため注意してください。


完全な左右対称の仕上がりにすることは難しいため、左右差が生じます。また、思ったよりも小さく切りすぎたとしても、副皮は元に戻せません。


これらは副皮切開術のデメリットといえるでしょう。カウンセリングの際に入念にすり合わせを行うことで、これらのデメリットは軽減できます。


副皮切除術は自由診療であり、費用の相場は220,000円〜298,000円(税込)ほどだそうです。


クリトリス包茎の手術


クリトリスに皮が被っている状態だと汚れや垢が溜まり、においの原因になったり衛生上の問題が出てきたりします。そのためクリトリス包茎の方はなるべく早めに手術をした方が良いといえるでしょう。


手術内容はクリトリスの皮を半分ほど切除します。手術の流れはまずどのくらいクリトリスを露出させてから決めて、麻酔をして手術に進みます。麻酔をしているので痛みを感じる心配はありません。


しかし、手術後2~3日は腫れ・痛みが続きます。個人差はありますが、1週間ほどで落ち着くでしょう。皮膚の状態によっては傷がまた開くなど、副作用が起こる可能性がある点はデメリットといえます。


術後は上記で紹介した手術と同じように激しい運動や自転車・バイクに乗るのは避けてください。傷口を守るために必要です。費用の相場は110,130円〜132,000円(税込)ほどで、こちらも自由診療です。参考にしてみてください。


膣ヒアルロン酸注入


膣ヒアルロン酸注入


膣ヒアルロン酸注入は出産や加齢によってゆるんできた膣の締まりを良くする施術です。ヒアルロン酸を注入することで乾燥による痛みや尿漏れを防ぐことができます。


また、これまで紹介した手術とは違い切らないものになるため、切る手術が苦手な方におすすめです。しかも注射だけですので施術時間もおよそ30分と短くダウンタイムも少ないので時間をあまり取られません。


そのため仕事で忙しい方や時間が作りにくい方にもおすすめの治療方法です。自由診療のため費用の相場は99,000円〜110,000円(税込)ほどだそうです。参考にしてみてください。


効果は一年から一年半ほどで定期的なメンテナンスが必要なため、その点はデメリットといえるでしょう。


処女膜切開・再生


処女膜が破れてしまったり、固かったりする場合は再生手術や切開を行います。処女膜が破れる原因としては激しい運動や強い刺激が挙げられます。


破れてしまうと出血を伴いますが自然と止血するので心配ありません。パートナーと初体験の感覚を味わいたい方は処女膜の再生手術をおすすめします。


処女膜切開の場合はもともと処女膜が固い方におすすめです。処女膜が固いとパートナーとの性交の妨げになる可能性があります。そうなってしまうと出産を諦めざるを得なくなりますので、処女膜が固いと指摘された方は切開手術を検討してみてください。


こちらも自由診療で費用の相場は157,150円〜220,000円(税込)ほどだそうです。参考にしてみてください。


デメリットは、リスクを伴う可能性があることです。時間の経過とともに落ち着いていきますが、腫れ・出血が起きることがあります。


レーザーによる黒ずみ除去


レーザーによる黒ずみ除去


デリケートゾーンの黒ずみが気になる方はレーザー治療もおすすめです。この治療方法は黒ずみに特化したものですので、小陰唇縮小術と比べると安価な値段で治療が可能です。黒ずみだけが気になっている方におすすめの治療方法です。


また、ヒアルロン酸注射と同様に切らない施術ですのでデリケートゾーンを切りたくない方にもおすすめの内容となっています。しかも切らないため痛みの心配もありません。 レーザー治療のメリットは短時間での施術が可能な点です。ほかの施術は30分から1時間ほどかかりますが、レーザーはおよそ10分です。忙しく時間の確保が難しい方には嬉しい内容でしょう。


ただし、確かな効果を実感するためには個人差がありますが、3~5回の施術が必要です。すぐに効果を実感したい方にとってはデメリットといえるでしょう。


費用の相場は73,100円〜81,270円(税込)ほどだそうです。参考にしてみてください。


ボトックス注射によるすそわきが治療


ボトックス注射はデリケートゾーンのにおいを改善する治療方法です。内容はヒアルロン酸注入と同様に注射による施術を行います。施術時間も5分から20分ほどと短い点がメリットです。


注射を打ってから1週間から2週間ほどで効果が表れます。ただ一度で終わる治療ではありません。複数回治療を行うことでにおいの原因となる汗腺の働きを抑えられます。初回の効果は6ヶ月ほどですが継続的に治療を行っていくと持続時間も長くなります。


この治療は女性器のにおいが気になる人におすすめですので、デリケートゾーンのにおいを改善したい方はボトックス注射を検討してみてください。


デメリットとして、リスク・副作用がある点が挙げられます。ごくまれにですが、感染を起こしたりボトックスによるアレルギーが起ったりすることがあります。


費用の相場は69,300円〜132,000円(税込)ほどだそうです。参考にしてみてください。


婦人科形成がおすすめな人は?


婦人科形成がおすすめな人


婦人科形成がおすすめな人は、女性器やデリケートゾーンに痛みにおい・大きさ・違和感といった悩みを抱えている人です。その悩みは痛みから違和感まで大小は問いません。


なぜならそれぞれに合った治療方法がありカウンセリングも受けられるからです。ちょっとした気になることでもカウンセリングを受けることで治療が必要になる場合があります。特に痛みを伴っている場合は治療をするべきでしょう。


またデリケートゾーンの悩みなので相談しにくい方も多いと思います。婦人科形成の治療は女性が行うため、同性ならではの悩みも相談しやすいのではないでしょうか。


治療には時間がかからないものも存在します。ですのでデリケートゾーンに悩みを抱えているけど時間が取れない方や日頃から忙しくて時間の確保ができない方にも婦人科治療はおすすめです。まずは気軽に行える相談から始めてみてはいかがでしょうか。


婦人科形成の治療の費用は?


婦人科形成の治療の費用


婦人科形成の治療の全体的な費用の相場は60,000円〜300,000円(税込)だそうです。参考にしてみてください。ヒアルロン酸注射やボトックス注射は全体的に安い治療です。


小陰唇縮小術や副皮切除術といった手術を伴う場合の費用の相場は61,400円〜298,000円(税込)ほどだそうです。基本的に手術を行う治療は費用が多くかかる傾向にあります。それは麻酔の費用や注射と比べて使用する道具の量が多いからです。


ですが手術の場合は一回で終わるものが多く通院の心配がほぼありません。ヒアルロン酸注射やボトックス注射は手術に比べて、安価に受けられる治療です。しかし、複数回必要だったり、メンテナンスが必要だったりと人によっては複数回通院することになります。どちらの治療も一長一短といえるでしょう。


そのため婦人科形成の治療を選択するときは費用ではなく自分に合った治療方法が大事になります。カウンセリングを受けることで自分に合った治療が見つかるかもしれませんので、まずは相談してみましょう。


また、婦人科形成の治療は基本的に自由診療ですので公的医療保険の対象になりません。したがって治療費は全額自己負担となります。


まとめ


婦人科形成 まとめ


この記事では婦人科形成の内容・改善できる悩み・治療の種類などについて解説しました。婦人科形成は人によって抱えている悩みがまったく違う点が特徴です。


女性器が擦れると痛い、形に不満を持っているといった悩みを持っている方は婦人科形成を視野に入れてみてください。


治療方法も多くあります。手術をするものや注射だけで済むものなど自分の悩みにマッチした治療方法を選択することが悩み解決の近道です。


また、切る手術が苦手な方もいると思います。そのような方でも切らない治療方法を選択できるのでまずは近くの美容外科に連絡してみましょう。


婦人科形成はデリケートゾーンの悩みですので相談しにくいと思いますが、まずは一歩踏みだすことが大切です。


この記事が婦人科形成の理解を深める手助けとなれば幸いです。



参考文献





この記事の監修歯科医師


坂本 好昭医師(慶應義塾大学医学部 講師)


坂本 好昭医師(慶應義塾大学医学部 講師)


慶應義塾大学医学部 卒業、同形成外科 入局。 フランス ネッカー小児病院留学を経て2016年より慶應義塾大学医学部 形成外科 講師


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