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二重まぶたの整形|二重まぶたの種類・治療法・注意点などを解説

二重 整形

「目を大きく見せるために一重まぶたを二重まぶたにしたい」「くっきりとした二重まぶたにしたい」というお悩みで、手術を希望、また実際に施術する方は日本人に例の多い美容整形術です。

欧米人と比較して日本人には一重まぶたが多いため、古くから美容整形術として行われており、施行後の変化も満足を得やすい手技です。そのため手術方法やその適応もきちんと確立されています。

二重まぶたの手術法には、まぶたに糸を埋め込みくぼみを作る埋没法とまぶたを切ってたるんだまぶたの原因となる眼輪筋の一部も切って縫い合わせる切開法の2つが主流となっています。

それぞれの治療法や注意点についてよく知り、ご自身に合った方法なのかといったお悩みの際の判断材料の参考になれば幸いです。

二重まぶたの整形について

目元

日本人には一重まぶたと二重まぶたの人が半々の割合でいるといわれており、まぶたにヒダのないタイプの一重まぶたは日本人の顔の特徴の一つであり、表情が乏しく思われがちです。

一重まぶたはまぶたが厚く、二重まぶたを作るための筋肉である上眼瞼挙筋(じょうがんけんきょきん)と呼ばれる目を開ける時に働く筋肉の発達が乏しいことが原因といわれています。そのため白人と比べてはっきりとした二重になりにくいという特徴があります。

二重まぶたの整形はまぶたに折れ目のようなヒダを作る手術となり、大きく分けて埋没法と切開法の2つの方法があり、それぞれにメリット・デメリットがあるため注意が必要です。

二重まぶたの整形を検討されている方は、手術のメリット・デメリットや注意点についてよく考慮されて選択されることをお勧めいたします。

二重まぶたの種類

目が大きい女性

二重まぶたには大きく分けて末広型・平行型・奥二重の3種類の形があり、先の二つ、末広型と平行型は手術の際の患者さんの手術の選択肢になり得ます。

奥二重は選択肢の一つではなく、ナチュラルなまぶたの状態で手術での改善を希望される方の中に持ち合わせている方がいらっしゃるタイプです。ではこの3種類の二重まぶたとその特徴・どのような方に適切なのかについて解説しましょう。

末広型

末広型二重とは、目尻にかけて二重の幅が広くなっているタイプのことで、日本人を含む黄色人種の顔によく似合うタイプの二重です。黄色人種の特徴である上のまぶたの内側から目頭にかけて覆いかぶさるようにある蒙古襞(もうこひだ)の中に目頭側の二重のシワが入り込んで見えないような状態のことをいいます。

末広型の二重は丸みのある目を作れ、自然な日本人の顔のパーツにフィットします。また寄り目が気になる人には、末広型の二重になることで目が少し離れるような印象になるため適している手技といえるでしょう。

手術法も埋没法と呼ばれる傷跡も残りにくく、手術の侵襲も術後の腫れも少ないタイプのもので行えることが多いため、まぶた・身体ともに負担が少なく行えることが末広型二重選択の利点です。

平行型

平行型は目頭部分にまでくっきりとした二重、もしくは蒙古襞が小さくその上にも二重のラインがあるもののことをいいます。蒙古襞がないため目頭部分の白目が多く露出します。

整形手術で平行型の二重を作るには、蒙古襞があるかないかで施術方法が異なり、蒙古襞がないもしくは小さい場合には埋没法と呼ばれる負担が少ない方法でも可能です。

しかし、蒙古襞が目頭を大きく覆っている場合には、切開法で幅の広い平行型の二重を作る必要があります。元に戻ってしまったり、二重の幅が狭すぎたりなどの問題を生じてしまうことがあります。

奥二重

奥二重は二重のヒダと目の縁との幅が狭い状態で、まぶたの脂肪が厚い日本人には起こりやすくなります。例を挙げますと以下の3つのような状態です。

  • 目を見開くと二重のヒダが隠れてしまう
  • 二重だけれど、二重の日だと目の縁との幅が狭い
  • 二重のヒダ部分の半分近くにまぶたが覆ってしまい、ヒダが見えない

まぶたの皮膚や脂肪によって二重のヒダの部分が隠れてしまうので、アイシャドウやアイラインなどのアイメイクが隠れて目立たなくなってしまいます。また、まつ毛をビューラーでカールさせてもまつ毛にまぶたが乗ってしまったり、メイクアップに支障をきたしたりすることもあるでしょう。

治療法はまぶたの厚さや個人の希望などさまざまな理由がありますが、埋没法・切開法の両方が選択肢として挙げられます。

二重まぶたの整形で行われる手術

冷やす

二重の整形術は、一重まぶたにはない目を閉じたときに二重まぶたの人には存在する二重の線を作る手術になります。

一重まぶたの方は二重まぶたの方とは異なり、二重の線あるいはまぶたの折れ目からまぶたを開く筋肉である上眼瞼挙筋の動きを伝える薄い膜上の組織が欠損している状態です。

手術では二重まぶたの動きができるように、手術を行います。二重まぶたの整形手術には埋没法・切開法の大きく2種類があります。 それぞれの特徴や手技について詳しくご紹介しましょう。

埋没法

埋没法は二重の整形手術の中でも皮膚を切開せずに糸を通すだけで二重を作れるため、負担が少ないのが特徴です。

具体的にはまぶたに糸を通し、二重の凹みを人工的に作成します。そのため手術時間も術後の回復期間(ダウンタイム)も短く抑えられるのです。

しかし、固定力が少々弱いため、元に戻ってしまうことも起こり得ます。まぶたの脂肪が多い、皮膚が厚い方には不向きなことがありますので、担当医とよく相談してください。

切開法

切開法は埋没法と並んで行われる二重の整形手術法です。まぶたを切開して中の筋肉を引き上げて軟骨様の組織に縫い付ける方法で、くっきりとした二重を作ることが可能です。

手術時間やダウンタイムは埋没法と比べると長くなりますが、一重に戻ってしまう可能性はかなり低く、はっきりとした二重のラインを作ります。

切開法の場合、まぶたの脂肪や皮膚のたるみも同時に切り取って切除できたり、目頭切開も加えて目を大きく見せたり、若返りやその他の悩みも同時に解決できることが可能となります。

二重まぶたの整形のメリット

メリット

二重の整形術には多くのメリットがあります。そのメリットを得るために、手術方法を検討している方もいらっしゃるでしょう。

二重の整形術によって得られる効果はさまざまですが、そのメリットと後述するデメリットについて知っておくことで、術後に満足のいく結果を得られます。

まずは二重整形術のメリットについて詳しく解説しましょう。

メイク時間の短縮

アイシャドウ

一重まぶたや奥二重が気になる方は、シールや糊を使って二重を作っている方もいらっしゃるでしょう。外科手術により二重を獲得すればメイク時間も大幅に短縮されます。

アイシャドウやアイラインなど目を大きく見せるアイメイクも、外科手術により二重を獲得することで目の印象も大きく変わり派手に感じることも多いため、アイメイクにかかる時間も短縮される可能性が高くなります。

より華やかな見た目を得られる

微笑む女性

先ほどもお話ししたように、外科手術により二重を獲得することにより瞳の印象が大きく変わり、派手に見えて心配される方もいるぐらいです。術後は急激な変化のため派手さを感じることもありますが、ご自分の顔に慣れるにつれて徐々に落ち着いていきます。

つまり一重のまぶたが二重に変わると目の印象が大きく変わるため、より華やかな見た目を得られます。

手術方法が確立されているため安心できる

二重の整形術は日本において歴史も古く、手術例の多いものであるため多くの方がより良い結果となるように研究されています。

また多くの患者さんがその結果に満足していることからも、二重の整形術は手術方法がきちんと確立されたものです。また患者さんのまぶたの形状、希望に沿った手術方法の選択を促している医師が多いことからも安心できる手術方法といえます。

コンプレックスの解消

まぶたが二重になることで、外見に自信を持てたり、自分の容姿への不満が解消できたりといったコンプレックスの解消につながる方もいます。

そもそも美容整形を考えている人は美意識が高い人が多く、ファッションに対する興味も積極的なため、他人からの美に対する評価に敏感です。そのため、コンプレックスの解消は大きなメリットにつながるでしょう。

二重まぶたの整形のデメリット

充血

美容外科手術にはメリットもあればデメリットもあります。

デメリットについて聞くと消極的になってしまうこともありますが、起こりうるデメリットについてよく知っておくことは、術後のパニックを予防や過度に心配しないためにも非常に重要です。

もちろん手術で皮膚や組織に侵襲が加わりますので、それに付随する好ましくない事項も発生します。

しかし、予測可能なことが起こるのと予測不可能なことが起こるのとではその対応も大きく異なりますので、デメリットについてもよく読んで対策されると良いでしょう。

術後に腫れ・内出血が起こることがある

埋没法、切開法ともに術後に腫れや内出血が起こる可能性はあります。名医であっても手術では組織に侵襲は加わるため腫れや内出血は避けられないものです。

例えば埋没法は切開をしなくて済むことが大きな利点ではありますが、手術中に血管を傷つける可能性がゼロではありません。血管の太さもばらばらで、小さな血管は避けられないほど身体中に張り巡らされています。

切開法の場合には皮膚や筋肉を切ったり、切り取ったりという手術ですからまぶたは腫れますし、内出血を起こして何日か経過するとその治癒過程で赤紫色に変色します。

抜糸は大体1週間後ぐらいに行われることが多く、その頃には腫れは引いて来ますがもちろん完全ではありません。さらに内出血後の皮膚の変色はさらにもう少し吸収されるのに時間を要します。

手術中痛みが生じることがある

手術中の痛みを心配する方もいらっしゃいますが、心配ありません。麻酔の効き具合や手術方法によっては痛みが生じる可能性はゼロとはいえませんが、局所麻酔では痛みを感じることはほとんどありません。

局所麻酔がかかった状態で触るといつもと違う感覚を感じ、それを痛みと錯覚することもありますが、痛みの有無を確認しながら手術が行われるため心配はいりません。ときに局所麻酔の注射が痛いと感じる人はいらっしゃいますが、その後麻酔が効いてしまえば痛みを感じることはないでしょう。

治療法によってはダウンタイムが長いものがある

ダウンタイムは術後のリカバリー期間のことをいい、手術の侵襲が大きいほどリカバリーには原則として時間がかかります。

そのため、皮膚切開をしない埋没法は、切開法よりもダウンタイムが短いといわれていますが、手術侵襲はゼロではないためダウンタイムもゼロにはなりません。

また手術方法にかかわらず、術後に無理をしない・手術後2〜3日は安静にして冷やすといったケアをすることでダウンタイムを短くすることが可能です。しかし、治療方法によってはダウンタイムが長くなってしまうことも念頭に置いておくことが大切です。

二重まぶたの整形における注意点

目薬を指す女性

二重の整形術のメリット・デメリットの他にも避けた方が良いことや経済的な側面で知っておくべき注意点があります。ほかにも手術後の結果が必ずしも満足のいく結果にあるとは限らないこともあります。

手術を検討している方は、これから説明する術後の注意点、手術費用についてもよく知っておくことが大切です。

術後すぐにはメイクができない

埋没法でも切開法でも手術の傷の大きさは違っても、まぶたの皮膚にダメージを与えることは確かです。埋没法であれば腫れがひく2、3日〜1週間、切開法なら抜糸の翌日からなら大体可能となります。

つまり、術後の腫れなどがあるダウンタイムの間はアイメイクなど術後のデリケートな肌への化粧品の使用は避けた方が良いでしょう。

しかし整形手術をしたことが周りにバレたくない人には、メイクアップができない期間は外出が難しくなるため、余裕を持って準備されることをオススメします。

自由診療になる

財布

二重の整形手術の場合には美容医療であり、若返りや審美を追求したものに対する手術を含む治療行為は自由診療となり、健康保険の適応とはなりません

例えば手術後に腫れが長引き、投薬を余儀なくされたといった場合の治療に関しても保険は効かないため全額が自費となります。

ときに大きな問題となるのは、自分の期待する結果が得られなかった際の再手術の場合です。その場合も同様に自由診療のために再手術も全額自費負担になるため、あらかじめ治療法や金額については納得のいく話し合いが必要となるので注意しましょう。

手術費用はクリニックごとに異なり、また手術は埋没法か切開法か、埋没法の場合には何箇所固定するのかによっても異なります。クリニックによっては会員制度を設けているところもあり、会員かどうかによって価格が異なることもあるでしょう。

値段はクリニックごとに違いがある

二重の整形術は自由診療となるため、各医院やクリニックによって価格が異なります。つまり価格設定も自由で、価格帯もまちまちです。

ほかにも施設の器材・手術方法・麻酔方法・個人の顔の形状や希望などによる手術の複雑さなどの条件により、かかる費用は一律にはなりません。そのため手術法ごとに同一の価格に設定することが難しく、個人またはその施術方法によって価格が異なります。

また、クリニックの立地、執刀医によっても価格設定に差が出ることもあります。価格について疑問がある場合には、担当医やクリニックの職員に確認されると良いでしょう。

まとめ

鏡を見る女性

二重まぶたの整形術には大きく2種類の方法があり、各個人のまぶたの形状や希望の二重の形によってその適応が異なります。

切らない手術である埋没法だけが優れていると思われがちですが、再手術が必要になるケースもないわけではありません。ご自身が希望する二重を得るには切開法できちんとケアをすることが身体への負担も少なくて済むことがあります。

こういった自分に合った適応は手術の内容やまぶたの形状などをよく知ることによって、正しい選択が可能できるため十分な心構えができます。

今回の記事が、二重まぶたの整形術を検討されている方の一助となれば幸いです。

参考文献

この記事の監修歯科医師
坂本 好昭医師(慶應義塾大学医学部 講師)

坂本 好昭医師(慶應義塾大学医学部 講師)

慶應義塾大学医学部 卒業、同形成外科 入局。 フランス ネッカー小児病院留学を経て2016年より慶應義塾大学医学部 形成外科 講師

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慶應義塾大学医学部 卒業、同形成外科 入局。 フランス ネッカー小児病院留学を経て2016年より慶應義塾大学医学部 形成外科 講師

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