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ヒアルロン酸を顎に注入する効果|Eライン・デメリットについても解説

ヒアルロン酸 顎

ヒアルロン酸とは、もともと私たちの体内に存在する成分であり、高い保水力から肌のハリ・弾力を保ち、乾燥を防ぐ役割をしています。

ヒアルロン酸注射は、ヒアルロン酸を顔の気になる部位に注入することでる、しわ・たるみの改善から輪郭形成まで幅広く使われている美容整形です。

輪郭形成では、鼻・額・顎などにヒアルロン酸を注入して美しいEラインを作ることができます。

特に平面的な顔立ちにお悩みをもつ方は、顎にヒアルロン酸を注入することで顔にメリハリを出すことができ、お悩みの解消が可能です。

さらに、ヒアルロン酸注射は、もともと体内にある成分を注入するため、アレルギー反応などのリスクが低く、安全性が高い特徴があります。

まれに誤注入により失明などの合併症を起こす危険性が報告されていますが、多くは鼻・眉間・額への注入による症例の報告です。

顎・唇への注入での合併症を起こしたとの報告は少ないため、顎へのヒアルロン酸注入の危険性はさらに低いことがわかります。

顎へのヒアルロン酸注入を検討している方は、その効果やEラインについて正しく理解してみてはいかがでしょうか。 理想的なEラインをつくるためにぜひ参考にしてみてください。

ヒアルロン酸を顎に注入する効果やEラインについて

美容イメージ

ヒアルロン酸を顎に注入する効果について教えてください。
ヒアルロン酸を顎に注入する効果は次のとおりです。
  • 輪郭がシャープになる
  • 小顔に見える
  • フェイスラインにメリハリが出る
  • 立体的な顔立ちになる

顎が小さいと丸顔が目立つことがあり、口元が出ているように見えることがあります。顎にヒアルロン酸を注入して高さを出すことでこれらのお悩みの改善が可能です。
また、顎をシャープに尖らせることができるため、フェイスラインにメリハリがつき平面顔から立体感のある顔立ちに変えることができます。

顔のEラインとはどこのことを指すのですか?
Eラインとは、鼻先と下顎の先端部分(オトガイ)をつないだ線のことをいいます。そして、ここを結んだ線上の内側に上唇と下唇が位置していることが理想的なEラインで美しい横顔です。
正式にはエステティックラインという名前で、歯科医師のロバート・リケッツ氏が美しい横顔の定義として提唱しました。指を鼻先と下顎の先端部分に当ててみたときに、唇が少し触れる程度、または触れない場合は、理想的なEラインといえます。
もし、唇に指が触れて顎より口元が出ていると感じる場合は、顎の高さを出すことで理想のEラインを作ることが可能です。
顎へのヒアルロン酸注射はどのような人におすすめですか?
顎へのヒアルロン酸注射は、次のような方におすすめの美容整形です。
  • 顎の骨格が小さい方
  • 顎より口元が出ている方
  • 顎先が丸い方
  • ケツ顎や割れ顎の方
  • シャープな顎を作りたい方
  • 痛み・ダウンタイムを抑えて顎形成をしたい方
  • 短時間で治療したい方

もともと顎の骨格が小さく口元が顎より出ている方は、顎へのヒアルロン酸注射で高さを出すことがおすすめです。また、丸い顎・ケツ顎・割れ顎といった顎の形もヒアルロン酸注射でシャープな顎先に整えることができます。
さらに、ヒアルロン酸注射はメスを使わない美容整形のため、痛みが少なくダウンタイムも短いことが特徴です。顎の高さが欲しくてもメスを入れることに抵抗がある方や短い時間で治療したい方もヒアルロン酸注射を検討してみましょう。
しかし、出っ歯・上下顎前突などの歯並びに問題がありEラインが整っていない場合は、歯列矯正が必要です。顎のボリュームが足りないのか歯並びに問題があるのか一度確認してみるとよいでしょう。

ヒアルロン酸注射の効果はどのくらい持続しますか?
ヒアルロン酸注射の効果は、数ヶ月〜2年程度です。ほかの美容整形に比べると短いですが、繰り返し受けることで効果の持続期間が長くなります。
ヒアルロン酸は、時間が経つと自然に体へ吸収されその吸収スピードは人それぞれです。ヒアルロン酸注射をした部分のボリュームが減り効果が薄れてきたと感じた時期にヒアルロン酸注射を行ってください。

ヒアルロン酸注射の注入方法やダウンタイム

医師と注射器

ヒアルロン注射の顎への注入はどのように行うのですか?
顎へのヒアルロン酸注入は、細い注射針を使い血管や神経に傷をつけないように慎重に行います。顎の付近にはオトガイ動脈・オトガイ静脈が通っているので注意が必要です。注入するときは顎の形を整えながら注入していきます。
また、ヒアルロン酸の注入箇所は、骨の上にある骨膜という薄い膜の上です。この骨膜の上にヒアルロン酸を注入することで、骨がヒアルロン酸の支えになり顎の形成ができます。実際の施術の流れは次のとおりです。
  • 問診票の記入・医師のカウンセリング
  • デザイン・マーキング
  • 麻酔クリーム塗布・拭き取り
  • 消毒
  • ヒアルロン酸の注入
  • 注入箇所の冷却

施術時間は10〜30分程度と短時間で顎へのヒアルロン酸注射ができます。

失敗した場合の修正治療について教えてください。
ヒアルロン酸注射で失敗した場合は、ヒアルロン酸を溶かす製剤を使用して修正が可能です。修正したい箇所に製剤を注入して、数時間程度でヒアルロン酸が分解され効果が出ます。
ヒアルロン酸は2年程度で体へ吸収されますが、一般的に修正治療は1年前や2年前のヒアルロン酸でも溶かして修正することが可能です。
ただこの製剤にアレルギー反応を起こす方が一部にいますので、使用の際には担当医と相談し、アレルギーのテストなどを行ったうえでの使用を検討しましょう。
ヒアルロン酸注射のダウンタイムはどのくらいですか?
ヒアルロン酸注射のダウンタイムはほとんどありません。腫れ・痛みが出る場合がありますが、数時間〜数日程度で落ち着きます。
また、1〜2週間程度内出血が出る場合がありますが、メイクでカバーできる程度です。メイクは施術当日から可能なので、ダウンタイムはほぼないと考えてよいでしょう。
顎へのヒアルロン酸注射の費用相場を教えてください。
顎へのヒアルロン酸注射の費用相場は、17,600〜165,000円(税込)程度です。自由診療のためクリニックによって差があり、使用する製剤の種類によっても異なります。
さらに、別途診察料・麻酔料などがかかる場合があるため、事前にクリニックに確認することがおすすめです。

ヒアルロン酸注射を顎に行うデメリットや注意点

施術中

ヒアルロン酸注射を顎に行う場合のデメリットについて教えてください。
ヒアルロン酸注射のデメリットは、次のとおりです。
  • 内出血・腫れの可能性がゼロではない
  • 永久的な効果ではない
  • 多量注入による骨溶解

ヒアルロン酸注射は、メスを使わない施術のため体への負担は少ないですが、注射針を刺すため内出血・腫れなどが起こる可能性はゼロではありません。副作用・リスクがまったくないわけではないことを理解しておきましょう。
また、ヒアルロン酸は時間が経つと体内に吸収されるため効果は永久的ではありません。効果を持続させたい場合には、定期的に施術を受ける必要があります。
ヒアルロン酸はあまりに多くの量をいれてしまうと、その下の骨を圧迫して骨を溶かしてしまうこともあります。ときに歯根にまで影響してしまい歯のぐらつきの原因にもなるので、適正な量を注入するようにしましょう。

ヒアルロン酸注射の注意点について教えてください。
ヒアルロン酸注射を受けるときは、次のことに注意してください。
  • 質の悪いヒアルロン酸が使われていないか
  • 医師の技術が信頼できるか
  • 妊娠中・授乳中ではないか

ヒアルロン酸注射は、知識・技術のある医師が行えばリスクの低い美容整形です。しかし、経験の浅い医師が施術を行った際に細菌感染・アレルギー反応による遅発性結節が発症する場合があります。
また、不純物の多いもの・未認可のヒアルロン酸もアレルギー反応を起こす可能性が高まるため、施術を受ける前に確認しましょう。
さらに、妊娠中・授乳中はヒアルロン酸注射が受けられないため、注意してください。また、ヒアルロン酸注射を行った後の注意点もあります。

  • 注入した箇所を強くマッサージしない
  • アルコールは控える
  • 激しい運動は控える
  • 入浴・サウナを控える

ヒアルロン酸を注入した箇所をマッサージすると吸収が早まることがあるため、1週間程度は控えることがおすすめです。
また、アルコール・激しい運動・入浴などの血行を促進する行動もむくみやすくなるため施術後24時間は控えましょう。

編集部まとめ

横顔

ヒアルロン酸注射は、もともと体内にあるヒアルロン酸を注入することで、気になる部位のボリュームを出す美容整形です。

顎へヒアルロン酸を注入することで、メリハリのある横顔になり理想のEラインに近づきます。

顎の高さがなく口元が出ているように見えてしまう場合や、丸い顎・ケツ顎・割れ顎といった顎の形の悩みも解消することが可能です。

ダウンタイムもほとんどなく、副作用・リスクも少ないヒアルロン酸注射ですが、効果が永久的ではないことがデメリットとして挙げられます。

数ヶ月〜2年程度で体内に吸収されるため、ヒアルロン酸注射の効果を持続させたい場合は定期的に施術を受けましょう。

また、安全性の高い施術ですが、内出血・腫れなどの副作用が出ることがあるため事前に理解してください。

参考文献

この記事の監修歯科医師
坂本 好昭医師(慶應義塾大学医学部 講師)

坂本 好昭医師(慶應義塾大学医学部 講師)

慶應義塾大学医学部 卒業、同形成外科 入局。 フランス ネッカー小児病院留学を経て2016年より慶應義塾大学医学部 形成外科 講師

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慶應義塾大学医学部 卒業、同形成外科 入局。 フランス ネッカー小児病院留学を経て2016年より慶應義塾大学医学部 形成外科 講師

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