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ほうれい線のヒアルロン酸注射の効果とは?ヒアルロン酸注射の施術の流れや注意点も合わせて解説!

ほうれい線 ヒアルロン酸

年齢を重ねると、ほうれい線が気になるという方は多いのではないでしょうか。 ほうれい線を改善する方法の一つとして「ヒアルロン酸注射」がありますが、そもそもヒアルロン酸とは何なのでしょうか。効果はあるのでしょうか。 本記事では、ほうれい線とヒアルロン酸について以下の点を中心にご紹介します。

  • ほうれい線とヒアルロン酸について
  • ヒアルロン酸注射の効果
  • ヒアルロン酸注射の注意点

ほうれい線とヒアルロン酸について理解するためにも、ご参考いただけますと幸いです。 ぜひ最後までお読みください。

ほうれい線の原因とは

ほうれい線の原因とは

ほうれい線は、加齢や生活習慣によって生じる顔のシワで、特に鼻と口の間に目立つようになります。医学的には鼻唇溝(びしんこう)と呼ばれています。 若い頃はコラーゲンやエラスチンが豊富である為、肌のハリが保たれますが、年齢を重ねるとこれらの成分が減少し、肌の弾力が失われてシワが深くなります。 また、表情筋の衰えや骨密度の低下も、ほうれい線を深くする要因です。 さらに、紫外線の影響や不適切なスキンケア、かみ癖や姿勢の悪さもほうれい線を引き起こす可能性があります。 最近では、マスク生活による無表情時間の増加がほうれい線を目立たせる新たな原因として注目されています。 ほうれい線ができる原因を知り、予防や改善に役立てましょう。

そもそもヒアルロン酸とは?

そもそもヒアルロン酸とは?

ヒアルロン酸とは、私たちの体に元々存在する成分で、「糖」の一種です。特に肌の奥にある「真皮」に多く含まれており、水分を保持する力があります。 ヒアルロン酸は肌に潤いやハリを与えるだけでなく、目や関節などにも重要な役割を果たしています。 しかし、加齢に伴ってヒアルロン酸は減少していき、肌の乾燥やたるみ、ほうれい線などの老化現象が起こります。そこで、ほうれい線を改善する方法の一つとして、ヒアルロン酸を注入する治療方法があります。 ここでは、ヒアルロン酸とはどんな物質なのか、ほうれい線のヒアルロン酸治療とはどのようなものなのかについて詳しく解説します。

ヒアルロン酸とはどんな物質なのか

ヒアルロン酸は、1934年、コロンビア大学のカール・マイヤー博士によって、牛の目から発見された成分です。その後の研究で、ヒアルロン酸は人間の体内にも存在し、さまざまな機能を果たしていることが明らかになりました。 ヒアルロン酸は、N-アセチルグルコサミンとグルクロン酸という二種類の糖が交互に結合してできた長い鎖状の分子で、水分を保持する働きがあります。実際に、ヒアルロン酸1gは約6リットルの水分を保持できるといわれています。この水分保持力が、肌の潤いや弾力につながります。 ヒアルロン酸は、体内に約15g程度存在しており、その半分以上が皮膚に集中しています。 ヒアルロン酸は皮膚の真皮層にあるコラーゲンやエラスチンというタンパク質の間を埋めており、肌構造を支えています。 また、目や関節などにも存在し、目の乾燥を防いだり、関節の動きを滑らかにしたりする働きもあります。 しかし、加齢に伴い、ヒアルロン酸は減少していきます。 体内のヒアルロン酸量は、20歳頃をピークに減少が始まり、40代からは、急激に減少していきます。60代以降では20代の頃の約25%まで減少するといわれています。 ヒアルロン酸が減少した肌は、十分な水分を保持できません。表皮を支えられなくなり、シワやたるみが発生するようになります。

ヒアルロン酸注射とは

ほうれい線は、加齢や紫外線などの影響で肌の弾力が失われることで、口元から頬にかけてできるシワです。ほうれい線が目立つと、老けて見えたり、悲しそうな表情になったりすることから、気になる方も多いのではないでしょうか。 ほうれい線を改善する方法の一つとして、ヒアルロン酸注射があります。 ヒアルロン酸注射は、ほうれい線の部分にヒアルロン酸を注入することで、内側から表皮を持ち上げ、シワを目立ちにくくさせる美容医療です。 ヒアルロン酸は体内に元々存在する成分であるため、体に馴染みやすく、自然な仕上がりが期待できます。 ヒアルロン酸注射は、ほうれい線の深さや程度によって、適切な硬さや量の製剤を選択します。ほうれい線の場合は中硬度の製剤が用いられます。 また、ヒアルロン酸注射は顔にメスを入れる必要がありません。 手術は怖いけれど、ほうれい線が気になり始めた方や、顔が老けたように感じ始めた方等におすすめです。

ヒアルロン酸注射の効果

ヒアルロン酸注射の効果

ヒアルロン酸注射は、肌の内側からシワを持ち上げる美容医療です。 この記事では、ヒアルロン酸注射で期待できる効果について詳しく解説します。

ほうれい線への効果

ヒアルロン酸は、元々人体の中に存在するもので、保湿性を持ち、肌のハリや弾力を保つ役割を担っています。化粧品等にも使用されています。 ヒアルロン酸注射では、透明なジェル状の薬剤を使用します。薬剤が注入されると、患者さん自身のヒアルロン酸と融合し、皮膚に膨らみが生まれます。こうして皮膚を内部から持ち上げることで、ほうれい線が目立ちにくくなり、若々しい印象が期待できるようになります。

ヒアルロン酸注射のメリット

ヒアルロン酸注入によるメリットは、効果をすぐに実感しやすいとされている点です。 注入されたヒアルロン酸は、ほうれい線の溝を内側から押し上げ、肌を支える支柱の役割を果たします。そのため、施術直後からほうれい線が薄くなったことを感じられるという仕組みです。 また、施術時間やダウンタイムが短いこともメリットです。 施術時間はクリニックによって違いがありますが、5分〜10分程度が目安です。 ダウンタイムも使用するヒアルロン酸や個人の体質差によりますが、数日~2週間程度が目安となります。 施術後、腫れや内出血が出るケースはありますが、ほぼ症状が出ない方もいるようです。 また、腫れが出たとしても、翌日までには治まるといわれています。 ヒアルロン酸注射は、施術を受けるために長期の休みを取る必要がないので、仕事帰りやお昼休憩などの隙間時間に施術を受けられます。 さらに、跡が残りにくいこともメリットです。 ヒアルロン酸注入は皮膚を切らないため、跡が残りにくい施術です。 メスを入れる施術は、傷跡が残りダウンタイムが長くなる傾向がありますが、ヒアルロン酸注入は、極細の注射器を使用して施術するため、顔にメスを入れることに抵抗がある方におすすめです。 最後に、手軽に施術を受けられることもメリットです。 ヒアルロン酸注射の施術時間は約5〜10分ほどと短く、通院の必要もないため、手軽に治療を受けられる点が特徴です。 施術後は洗顔やメイクなども可能とされ、日常生活への支障は少ないといわれています。 短時間で治療が終了するため、仕事や家事で忙しい方にもおすすめです。

ヒアルロン酸注射の効果の持続期間

ヒアルロン酸は施術後、次第に体内へ吸収されていきます。 ヒアルロン酸注射は、施術後およそ2週間程でヒアルロン酸が安定し、その後半年~1年程効果が持続するとされています。 ヒアルロン酸注入の効果の持続期間は、使用するヒアルロン酸にもよりますが、4〜36カ月程度といわれています。 持続期間には個人差がありますので、ヒアルロン酸を注入する頻度や回数は医師と相談して決めていきましょう。 ほうれい線改善のためにヒアルロン酸注射を受ける場合は、クリニックや医師の選び方も重要です。 信頼できる医師に相談の上、自身に合った施術を受けましょう。

ヒアルロン酸注射の施術・術後の経過

ヒアルロン酸注射の施術・術後の経過

ここでは、ヒアルロン酸注射の施術・術後の経過について解説していきます。

ヒアルロン酸注射の施術の流れ

ヒアルロン酸注射の施術の流れは、クリニックにもよりますが、以下のように行われます。

  • まず、クリニックでカウンセリングを受けます。 医師と相談して、ほうれい線の状態や改善度合い、使用するヒアルロン酸の種類や量などを決めます。
  • 次に、施術前に顔を清潔にします。メイクや汚れを落とし、消毒液で拭きます。
  • その後、注射器でヒアルロン酸をほうれい線の部分に注入します。 注入する深さや角度は、医師の判断によります。 痛みが気になる場合は、事前に麻酔クリームを塗ってくれたり、氷で冷やしてくれるクリニックもあるようですので、医師に相談してみてください。
  • 最後に、施術後の注意事項やアフターケアについて説明を受けます。 施術時間の目安は約5分〜10分程度です。

ヒアルロン酸注射の手術後のダウンタイムとアフターケア

ヒアルロン酸注射は、ダウンタイムが短く、日常生活への影響が少ない施術といわれています。 しかし、施術後は以下のような注意点があります。

  • 施術直後から数日間は、患部が腫れたり内出血したりすることがあります。 これは自然に治まるとされていますが、気になる場合は冷やすことで軽減できます。
  • 施術後24時間以内は、患部を触ったりマッサージしたりしないでください。 また、激しい運動や入浴なども避けてください。
  • 施術後1週間以内は、高温多湿な場所を避け、紫外線に当たらないようにしてください。また、飲酒や喫煙も控えてください。
  • 施術後2週間以内は、美容整形やエステなど他の施術を受けないでください。

ヒアルロン酸注射の効果は個人差がありますが、半年~1年程度持続するとされています。 効果を長く保つためには、上記の注意事項に加え、日頃から保湿や紫外線対策を行うことが大切です。 また、効果が薄れてきたら、追加注入もできます。 追加注入のタイミングや回数は、医師と相談して決めましょう。

ヒアルロン酸注射の注意点

ヒアルロン酸注射の注意点

ほうれい線の改善に役立つヒアルロン酸注射ですが、ヒアルロン酸注射には、注意点もあります。

仕上がりが不自然になる場合がある

ヒアルロン酸注射は、使用するヒアルロン酸の種類や量、注入する深さや位置などによって、仕上がりが不自然になる場合があります。例えば、以下のような問題が起こる可能性があります。

  • ヒアルロン酸が過剰に注入されると、ほうれい線の部分が膨らみすぎて、不自然な表情になることがあります。
  • ヒアルロン酸が均一に分布しないと、ほうれい線の部分に凹凸や硬い塊ができることがあります。
  • ヒアルロン酸が左右非対称に注入されると、ほうれい線の深さや形が左右で違って見えることがあります。

これらの問題は、医師の技術や経験によって大きく影響されます。 事前によく調べ、自身が信頼できるクリニックや医師を選ぶことが重要です。 また、施術前にカウンセリングを受けて、自身の希望や不安をしっかり伝えましょう。 もし仕上がりに不満があった場合は、すぐにクリニックへ相談しましょう。

効果が永久に続くわけではない

ヒアルロン酸注射は、一度施術すればほうれい線が消えるわけではありません。ヒアルロン酸は人体の中で徐々に分解されて吸収されてしまいます。そのため、効果は半年~1年程度で薄れてしまいます。 ヒアルロン酸注射の効果を持続させるためには、定期的に追加注入をする必要があります。 また、ヒアルロン酸注射の持続期間は個人差があります。使用するヒアルロン酸の種類や量、体質や生活習慣などによって変わってきます。 ヒアルロン酸の追加注入のタイミングや回数は、医師と相談して決めましょう。 また、効果を少しでも長持ちさせるためには、日頃の保湿や紫外線対策が重要です。

副作用が生じる可能性がある

どのような施術でも、必ず安全とは言い切れません。 ヒアルロン酸注射にも、副作用が生じる可能性があります。 副作用の種類や程度は個人差がありますが、以下のようなものがあります。

  • 注入部位の腫れや内出血、痛みや熱感などの炎症反応:これらは数日~2週間程度で自然に治まるとされています。
  • 注入部位の感染や化膿、アレルギー反応などの重篤な合併症:これらは稀といわれていますが、発生した場合は速やかに医師へ相談してください。
  • ヒアルロン酸が注入された部位以外に影響を及ぼす全身性の副作用:こちらも稀といわれています、発生した場合は速やかに医師へ相談してください。

副作用を予防するためには、医師の指示に従ってください。 また、施術後は患部を清潔に保ち、過度な刺激や摩擦を避けてください。 もし副作用が気になる場合は、速やかに医師に相談してください。 ヒアルロン酸注射の施術を受ける前には、クリニックや医師についてよく調べ、施術の内容やリスク等を十分に理解しておきましょう。 また、施術後は適切なアフターケアを行いましょう。

まとめ

まとめ

ここまで、ほうれい線とヒアルロン酸についてお伝えしてきました。 ほうれい線とヒアルロン酸の要点をまとめると以下の通りです。

  • ほうれい線は、皮膚のたるみや乾燥などが原因で口元にできるシワのこと
  • ヒアルロン酸は、人体の中にも存在する保湿成分で、肌のハリや弾力を保つ役割を担っている
  • ヒアルロン酸注射は、ほうれい線の部分にヒアルロン酸を注入することで、シワを内側からふっくらさせる施術。その結果、ほうれい線が目立ちにくくなり、自然な仕上がりが期待できる
  • ヒアルロン酸注射の効果は永久に続くわけではない。また、副作用や施術が失敗した場合について事前によく調べ、理解しておくことが重要

これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。 最後までお読みいただき、ありがとうございました。

この記事の監修歯科医師
山下 真理子医師(くみこクリニック京都駅前院)

山下 真理子医師(くみこクリニック京都駅前院)

京都府立医科大学医学部医学科 卒業 / のべ10年以上の美容皮膚科勤務を経て、現在はくみこクリニック北山院に勤務している。コロナ以前は、大阪医専にて、医療従事者の教育にも関わった経験がある。

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京都府立医科大学医学部医学科 卒業 / のべ10年以上の美容皮膚科勤務を経て、現在はくみこクリニック北山院に勤務している。コロナ以前は、大阪医専にて、医療従事者の教育にも関わった経験がある。

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